成田・羽田-シンガポール線 ビジネスクラスはどのエアラインを選ぶか

(シンガポール航空ホームページより)

成田・羽田からシンガポールまでは約7時間。

人気の羽田発着便でシンガポールを往復する場合でも、半数のフライトは夜行便になります。

そんなこともあり、シンガポールへ向かう機内では、ビジネスクラスのフルフラットシートでゆっくりと寛ぎたいと考えている人が多いのではないでしょうか。

成田・羽田とシンガポールを結ぶフルサービスキャリアの全てのビジネスクラスにはフルフラットシートが装着されているのですが、エアラインや機材によって少しずつ違いがあります。

そこで今回の記事では、成田・羽田とシンガポールを結ぶフルサービスキャリアのビジネスクラスについてご紹介したいと思います。

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成田-シンガポール路線のビジネスクラス

6便中全便がフルフラットシートで運航中

2018年1月現在、成田ーシンガポール路線を運航しているフルサービスキャリアは4社で、この4社が毎日6往復を運航しています。

運航しているエアラインは、日本航空、全日空、シンガポール航空、デルタ航空です。

2017年に入り、この4社が毎日運航している全ての便のビジネスクラスシートがフルフラットシートになりました。

成田-シンガポール路線の時刻表

成田⇒シンガポール

SQ637便 11:05発⇒17:45着(B777-300ER:フフラットシート)
SQ011便 14:55発⇒21:40着(B777-300ER:フフラットシート)
NH845便 16:55発⇒23:30着(B787-8:フフラットシート)
DL167便 17:15発⇒00:30着(B767-300ER:フフラットシート)
JL711便 17:55発⇒00:45着(B777-200ER:フフラットシート)
NH801便 18:05発⇒00:40着(B787-9:フフラットシート)

シンガポール⇒成田

NH804便 00:40発⇒08:30着(B787-8:フフラットシート)
NH802便 06:35発⇒14:25着(B787-9:フフラットシート)
DL166便 06:45発⇒14:45着(B767-300ER:フフラットシート)
JL712便 08:20発⇒16:05着(B777-200ER:フフラットシート)
SQ012便 09:20発⇒17:05着(B777-300ER:フフラットシート)
SQ638便 23:55発⇒07:30着(B777-300ER:フフラットシート)

※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
SQ-シンガポール航空
DL-デルタ航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

羽田-シンガポール路線は3社が運航中

羽田ーシンガポール路線には現在エアライン3社が直行便を運航しています。

運航しているエアラインは、日本航空、全日空、シンガポール航空です。

羽田ーシンガポール路線も、ビジネスクラスは全ての便がフルフラットシートを採用しています。

羽田-シンガポール路線の時刻表

羽田⇒シンガポール

JL035便 00:05発⇒06:45着(B777-200ER:フフラットシート)
NH843便 00:30発⇒06:55着(B787-9:フフラットシート)
SQ631便 08:50発⇒15:25着(B777-300ER:フフラットシート)
NH841便 10:45発⇒17:30着(B787-9:フフラットシート)
JL037便 10:50発⇒17:30着(B777-200ER:フフラットシート)
SQ633便 16:40発⇒23:20着(A350-900:フフラットシート)
SQ635便 22:50発⇒05:25着(B777-300ER:フフラットシート)

シンガポール⇒羽田

JL038便 02:15発⇒09:45着(B777-200ER:フフラットシート)
SQ632便 08:05発⇒15:35着(A350-900:フフラットシート)
NH842便 10:50発⇒18:25着(B787-9:フフラットシート)
SQ634便 14:05発⇒21:40着(B777-300ER:フフラットシート)
JL036便 22:25発⇒05:55着(B777-200ER:フフラットシート)
NH844便 22:25発⇒06:00着(B787-9:フフラットシート)
SQ636便 22:45発⇒06:20着(B777-300ER:フフラットシート)

※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
SQ-シンガポール航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

日本航空シンガポール線のビジネスクラス

日本航空が成田・羽田―シンガポール路線で使用している機材はB777-200ER型機です。

日本航空の機材はB777-200ER型機

JAL-777-200

(日本航空ホームページより)

B777-200ER型機は、日本航空がアジア・オセアニアなどの中・長距離路線で使用している大型機です。

日本航空ではB777-200ER型機のリニューアルを行っており、シンガポール路線にも最新型シートを装着したリニューアル後の機材が投入されています。

B777-200ER(SS2)型機は次の3クラスで運行されていて合計の座席数は236席です。

  • ビジネスクラス:42席(1-2-1)
  • プレミアムエコノミークラス:40席(2-4-2)
  • エコノミークラス:154席(3-4-2)

【JAL B777-200ER(SS2)のシートマップ】

JAL_B777-200ERシートマップ

ビジネスクラスシートは「JAL SKY SUITE Ⅲ」

JAL_B777-200_01

(日本航空ホームページより)

「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには「JAL SKY SUITE Ⅲ」という180度リクライニングさせるとベッドとしても利用できるシートが装着されています。

JAL SKY SUITE Ⅲ

このシートは「リバースヘリンボーン」(herring bone:ニシンの骨)型と呼ばれるフルフラットシートで、窓際の席はやや外側を向いた斜めに配置され、中央の2席はやや中央を向いた斜めに配置されています。

「JAL SKY SUITE Ⅲ」は全ての座席から直接通路に出ることができて、どの座席も通路に背を向けて座るので、プライベート感が増しています。

JAL国際線航空券予約はこちら⇒JAL国際線公式サイト

成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用可能

日本航空の成田・羽田ーシンガポール路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用できます。

利用できるのは、次のラウンジとなります。

  • 成田空港:サクララウンジ
  • 羽田空港:サクララウンジ
  • チャンギ国際空港:dnataラウンジ

JAL国際線航空券予約はこちら⇒JAL国際線公式サイト

全日空シンガポール線のビジネスクラス

全日空が成田・羽田ーシンガポール線で使用している機材は、B787-8型機(169席仕様機)とB787-9型機です。

全日空 B787-8型機(169席仕様機)

ANA-787-8

(ANAホームページより)

B787-8型機(169席仕様機)は、ANAが国際線の長距離路線で使用する中型機です。

全日空のB787-8型機(169席仕様機)は次の3クラスで運航されていています。

  • ビジネスクラス:46席
  • プレミアムエコノミークラス:21席
  • エコノミークラス102席

全日空 B787-8型機(169席仕様機)のシートマップ

ANA_787-8_169席仕様機

ビジネスクラスシートは「ANA BUSINESS STAGGERED」

ANAビジネスクラス01

(ANAホームページより)

ビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。

このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。

座席には18インチの大型個人用モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。

有名シェフによるオリジナルメニューの機内食と高級ワインも楽しむことができます。

ANAのビジネスクラスシートに関しては、こちらの記事もご覧下さい。

全日空 B787-9型機

B787-9型機は、ANAが国際線長距離路線で使用する最新鋭中型機です。

全日空のB787-9型機は次の3クラスで運航されていて、座席数は合計で215席です。

  • ビジネスクラス:48席
  • プレミアムエコノミークラス:21席
  • エコノミークラス146席

全日空 B787-9型機のシートマップ

ANA_787-9 シートマップ

ビジネスクラスシートは「ANA BUSINESS STAGGERED」

ANAビジネスクラス01

(ANAホームページより)

ビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。

このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。

座席には18インチの大型個人用モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。

有名シェフによるオリジナルメニューの機内食と高級ワインも楽しむことができます。

ANAのビジネスクラスシートに関しては、こちらの記事もご覧下さい。

成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用可能

全日空の成田・羽田ーシンガポール路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用できます。

利用できるのは、次のラウンジとなります。

  • 成田空港:ANAラウンジ
  • 羽田空港:ANAラウンジ
  • チャンギ国際空港:シルバークリスラウンジ

シンガポール航空のビジネスクラスシート

シンガポール航空が成田・羽田ーシンガポール線で使用している機材はA350-900型機とB777-300ER型機です。

シンガポール航空 A350-900型機

(シンガポール航空のホームページより)

A350-900型機はエアバス社が製造している最新鋭中型ワイドボディ機です。

シンガポール航空では2016年12月から、羽田・シンガポール線のSQ632・SQ633便に投入しました。

成田-シンガポール路線のA350-900型機は「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミークラス」「エコノミークラス」の3クラス構成で運航されています。

  • ビジネスクラス:42席(1-2-1)
  • プレミアムエコノミークラス:24席(2-4-2)
  • エコノミークラス187席(3-3-3)

【A350-900型機のシートマップ】はこちら

ビジネスクラスは幅86cmのフルフラットシート

SQビジネスクラス01

(シンガポール航空ホームページより)

ビジネスクラスにはシート幅が86cmと世界最大級の広さがあり、180度リクライニングをさせればベッドとしても利用できるフルフラットシートが装着されています。

ビジネスクラスは「1-2-1」の配列で、ゆとりを持たせた座席配置がなされています。

シンガポール航空のビジネスクラスシートに関しては、次の記事で詳しくご紹介しています。

シンガポール航空ビジネスクラスのシートをご紹介

シンガポール航空 B777-300ER型機

(シンガポール航空のホームページより)

シンガポール航空のB777-300ER型機は、成田・シンガポール線、羽田・シンガポール線で使用されています。

成田・羽田-シンガポール路線のB777-300ER型機には「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミークラス」「エコノミークラス」の4クラス構成の機材と、「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」の3クラス構成の機材の2種類があります。

【B777-300ER型機 4クラス仕様機】

  • ファーストクラス:4席(1-2-1)
  • ビジネスクラス:48席(1-2-1)
  • プレミアムエコノミークラス:28席(2-4-2)
  • エコノミークラス184席(3-3-3)

【B777-300ER型機(4クラス)のシートマップ】はこちら

【B777-300ER型機 3クラス仕様機】

  • ファーストクラス:8席(1-2-1)
  • ビジネスクラス:42席(1-2-1)
  • エコノミークラス228席(3-3-3)

【B777-300ER型機(3クラス)のシートマップ】はこちら

ビジネスクラスは幅86cmのフルフラットシート

SQビジネスクラス01

(シンガポール航空ホームページより)

ビジネスクラスにはシート幅が86cmと世界最大級の広さがあり、180度リクライニングをさせればベッドとしても利用できるフルフラットシートが装着されています。

ビジネスクラスは「1-2-1」の配列で、ゆとりを持たせた座席配置がなされています。

成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用可能

シンガポール航空の成田・羽田ーシンガポール路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用できます。

利用できるのは、次のラウンジとなります。

  • 成田空港:ANAラウンジ
  • 羽田空港:ANAラウンジ
  • チャンギ国際空港:シルバークリスラウンジ

デルタ航空のビジネスクラスシート

デルタ航空が成田-シンガポール路線で使用している機材はB767-300ER型機です。

デルタ航空 B767-300ER型機

デルタ航空のB767-300ER型機は成田-シンガポール路線のDL166・DL167便で使用されています。

デルタ航空のB767-300ER型機は次の3クラスで運航されていて、合計の座席数は226席です。

  • デルタワン(ビジネスクラス):26席(1-2-1)
  • デルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス):29席(2-3-2)
  • メインキャビン(エコノミークラス):171席(2-3-2)

【B767-300ER型機のシートマップ】はこちら

デルタワン(ビジネスクラス)はフルフラットシート

delta_b767-300_business

デルタ・ワンには180度リクライニングしてベッドとしても使えるスタッガードタイプのフルフラットシートが装着されています。

フルフラットシートのシート幅は21インチ(約53cm)シートピッチは77インチ~81インチ(約196cm~206cm)です。

デルタ航空のビジネスクラス「デルタワン」のシートに関しては次の記事で詳しくご紹介しています。

デルタ航空ビジネスクラス「デルタ・ワン」のフルフラットシートをご紹介!

成田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用可能

デルタ航空の成田ーシンガポール路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・チャンギ国際空港でラウンジが利用できます。

利用できるのは、次のラウンジとなります。

  • 成田空港:スカイクラブラウンジ
  • チャンギ国際空港:スカイビューラウンジ

4社のサービス水準と安全性に関する評価

日本航空、全日空、シンガポール航空、デルタ航空のサービス水準と安全性に関する評価は次のとおりです。

サービス水準に関する評価

成田・羽田ーシンガポール線を運航している4社の中で、サービス水準の評価が高いのは、日本航空・全日空・シンガポール航空の3社です。

特に全日空・シンガポール航空は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて、世界で10社しかない5つ星の認定を受けています。

一方で米系のデルタ航空は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて3つ星に留まっています。

米系のエアラインはエアラインランキングやエイビーロードの調査でもあまり評価は高くないので、アジア系の3社とはサービス水準に差があるのだと思います。

きめ細かい機内サービスを期待している人は、日本航空・全日空・シンガポール航空から選ぶのが良いでしょう。

2017エアラインランキング 2017エイビーロード調査 スカイトラックス社格付け
日本航空 16位 1位 ★★★★☆
全日空 3位 2位 ★★★★★
シンガポール航空 2位 4位 ★★★★★
デルタ航空 32位 20位 ★★★☆☆

安全性に関する評価

成田・羽田ーシンガポール路線を運航している4社は、安全性に関して豪エアラインレイティングス社がら最高ランクの格付けを受けています。

エアラインレイティングス社格付け  「JACDEC」による安全性ランキング
日本航空 ★★★★★★★ 9位
全日空 ★★★★★★★ 15位
シンガポール航空 ★★★★★★★ 30位
デルタ航空 ★★★★★★★ 17位

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

成田・羽田からシンガポールに向かう便ではビジネス客の争奪戦が激しいようです。

両路線ともに当初この記事を書いた2016年4月1日以降に急速にフルフラット化が進み、2017年8月時点では全ての便のビジネスクラスシートがフルフラットシートになりました。

JAL、ANA、シンガポール航空は機内サービスにも優れたエアラインなので、この3社のビジネスクラスを選べば快適に旅行ができると思います。

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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