成田・羽田-香港線 ビジネスクラスはどのエアラインを選ぶか?

CX_777-300er_business

<キャセイパシフィック航空webサイトより>

東京から香港までは約5時間半。

グルメやショッピングが楽しめる香港は、今も昔も人気の海外旅行スポットです。

もしもご夫婦で香港旅行を計画しているのでしたら、往復の飛行機でビジネスクラスの利用を検討されてはいかがでしょうか?

ビジネスクラスというと海外出張での利用が多いように思われがちですが、個人旅行で利用する人も増えています。

シートは広々としていてゆったりと寛げますし、機内食もエコノミークラスとは全く違います。

2018年1月現在、東京・香港間の直行便は、フルサービスキャリア5社とLCC(ローコストキャリア)3社が運航していますが、ビジネスクラスの設定があるのはフルサービスキャリアの5社だけです。

そのフルサービスキャリア5社の中でも、ビジネスクラスの利用をおすすめできるのは、世界水準のサービスを提供している日本航空・全日空・キャセイパシフィック航空の3社になります。

今回の記事では、これから香港旅行でビジネスクラスの利用を検討する人の参考となるように、日本航空・全日空・キャセイパシフィック航空が成田・羽田ー香港路線で使用している運航機材とビジネスクラスのシートについてご紹介します。

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日本航空・全日空・キャセイパシフィック航空の成田・羽田-香港路線時刻表

成田-香港路線の時刻表

成田⇒香港

CX509便 09:00発⇒13:25着(A330-300/B777-300)
NH809便 09:50発⇒14:05着(B767-300ER)
CX501便 10:35発⇒15:00着(B777-300)
CX521便 16:25発⇒20:55着(B777-300ER)
CX505便 18:05発⇒22:30着(B777-300)
JL735便 18:10発⇒22:30着(B787-9)
NH811便 18:25発⇒22:40着(B767-300ER)

香港⇒成田

CX524便 01:05発⇒06:15着(B777-300)
CX504便 09:05発⇒14:05着(B777-300)
NH812便 10:00発⇒15:10着(B767-300ER)
CX520便 10:15発⇒15:15着(B777-300ER)
JL736便 10:25発⇒15:25着(B787-9)
NH810便 15:20発⇒20:15着(B767-300ER)
CX500便 15:20発⇒20:20着(A330-300/B777-300)

※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
CX-キャセイパシフィック航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

羽田-香港路線の時刻表

羽田⇒香港

NH821便 00:55発⇒05:00着(B767-300ER)
NH859便 08:55発⇒12:55着(B787-9)
JL029便 10:05発⇒14:15着(B777-200ER)
CX543便 10:45発⇒15:00着(B777-300/B777-300ER)
CX549便 16:10発⇒20:30着(B777-300ER)

香港⇒羽田

NH822便 00:40発⇒05:30着(B767-300ER)
CX548便 08:55発⇒13:45着(B777-300ER)
NH860便 14:25発⇒19:15着(B787-9)
JL026便 15:35発⇒20:25着(B777-200ER)
CX542便 16:20発⇒21:05着(B777-300/B777-300ER)

※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
CX-キャセイパシフィック航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

日本航空「成田・羽田-香港路線」のビジネスクラス

日本航空が東京-香港路線で使用している機材は、成田発着便がB787-9(SS9)型機、羽田発着便がB777-200ER(SS2)型機です。

日本航空 B787-9(SS9)型機

JAL-787-9型機

日本航空が成田・香港線のJL735便・JL736便で使用している機材はB787-9(SS9)型機です。

B787-9(SS9)型機はB787-8型機の派生型機種で、B787-8型機よりも胴体が約6m長くなっています。

日本航空のB787-9(SS9)型機は次の3クラスで運航されていて、座席数は合計で195席です。

  • ビジネスクラス:44席
  • プレミアムエコノミークラス:35席
  • エコノミークラス116席

日本航空 B787-9型機のシートマップ

JAL_B787-9型機シートマップ

ビジネスクラスのシートは「JAL SKY SUITE」

<日本航空webサイトより>

日本航空B787-9型機(SSビジネスクラスには「JAL SKY SUITE」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。

JAL SKY SUITE

このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。

シートには23インチの大型個人用モニターが装着されていて、オンデマンドで映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。

工夫を凝らした贅沢な機内食と高級ワインも楽しむことができます。

日本航空 B777-200ER型機

JAL-777-200

<日本航空webサイトより>

B777-200ER型機は、日本航空が中・長距離路線で使用している大型機です。

東京・香港間では「羽田・香港線」のJL026・JL029便で使用されています。

羽田・香港線のB777-200ER型機は「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミークラス」「エコノミークラス」の3クラスで運航されています。

【JAL B777-200のシートマップ】はこちら

JAL_B777-200ERシートマップ

<日本航空webサイトより>

ビジネスクラスのシートは「JAL SKY SUITE Ⅲ」

JAL_B777-200_01

(JALウェブサイトより)

「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには、最新のフルフラットシート「JAL SKY SUITE Ⅲ」が装着されています。

JAL SKY SUITE Ⅲ

このシートは、窓際の座席がやや外側を向いた斜めに、中央の座席はやや内側を向いた斜めに配置された「リバースヘリンボーン」タイプのフルフラットシートです。

シートには17インチの大型個人用モニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。

工夫を凝らした贅沢な機内食と高級ワインも楽しむことができます。

成田空港・羽田空港の「サクララウンジ」が利用可能

日本航空の成田・羽田ー香港線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・香港国際空港で次のラウンジが利用できます。

  • 成田空港:サクララウンジ
  • 羽田空港:サクララウンジ
  • 香港国際空港:The Qantas Hong Kong Lounge

「サクララウンジ」は日本航空・ワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「JALマイレージバンク」の上級会員と「JALグローバルクラブ」の会員が利用できます。

香港国際空港の「The Qantas Hong Kong Lounge」は、オーストラリアのカンタス航空のラウンジです。カンタス航空の他日本航空などのワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客や上級会員が利用できます。

JAL国際線航空券予約はこちら⇒JAL国際線公式サイト

全日空「成田・羽田-香港線」のビジネスクラス

全日空が成田・羽田-香港路線で使用している機材は、B787-9型機(246席仕様機)、B767-300ER型機(202席仕様機)、B767-300ER型機(214席仕様機)です。

B787-9型機(246席仕様機)は羽田・香港間のNH859便・NH860便で使用されています。

その他の香港便は、日によってB767-300ER型機(202席仕様機)またはB767-300ER型機(214席仕様機)が使用されています。

全日空 B787-9型機(246席仕様機)

ANA-787-9

(ANAホームページより)

B787-9型機(246席仕様機)は、ANAが国際線長距離路線で使用する最新鋭中型機です。

これまでは主にヨーロッパ路線で使用されていましたが、2016年8月からは羽田・香港線でも使用されています。

B787-9型機(246席仕様機)は次の3クラスで運航されていて、合計の座席数は246席です。

  • ビジネスクラス:40席
  • プレミアムエコノミークラス:14席
  • エコノミークラス:192席

【B787-9型機「246席仕様機」のシートマップ】はこちら

<全日空webサイトより>

ビジネスクラスのシートはフルフラットシート

「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。

このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。

シートには18インチの大型個人用モニターの他にパソコン用の電源などが設置されています。

全日空 B767-300ER型機(202席仕様機)

ANA-767-300ER

<全日空webサイトより>

B767-300ER型機(202席仕様機)は全日空が主に中距離路線で使用している中型機です。

全日空のB767-300ER型機(202席仕様機)は、次の2クラスで運用されていて、座席数の合計は202席です。

  • ビジネスクラス:35席
  • エコノミークラス:167席

【B767-300ER型機(202席仕様機)のシートマップ】

ANA_767-300_202席仕様機のシートマップ

<全日空webサイトより>

ビジネスクラスはシェル型リクライニングシート

ana_767-300er_202

「2-1-2」に配列されたビジネスクラスにはシェル型のリクライニングシートが装着されています。

シェル型なのでシートが前にスライドしながらリクライニングします。

リクライニング時に前席の背もたれが倒れてこないので、広々とした空間が保たれます。

シートには12.1インチの個人用モニターの他、パソコン用の電源とUSBポートが設置されています。

全日空 B767-300ER型機(214席仕様機)

ANA-767-300ER

<全日空webサイトより>

B767-300ER型機(214席仕様機)は全日空が主に中距離路線で使用している中型機です。

全日空のB767-300ER型機(214席仕様機)は、次の2クラスで運用されていて、座席数の合計は214席です。

  • ビジネスクラス:35席
  • エコノミークラス:179席

【B767-300ER型機(214席仕様機)のシートマップ】

全日空767-300型機シートマップ

<全日空webサイトより>

ビジネスクラスは従来型のシート

ana_767-300er_214

「2-1-2」に配列されたビジネスクラスには、長年CLUB ANA Asiaとして親しまれた従来型のシートが装着されています。

従来型のシートではありますが、約4時間半のフライトなので、スペック的にはこれで十分なのでしょう。

成田空港・羽田空港では「ANAラウンジ」が利用可能

全日空の成田・羽田ー香港線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・香港国際空港で次のラウンジが利用できます。

成田空港:ANAラウンジ
羽田空港:ANAラウンジ
香港国際空港:ユナイテッドクラブ

「ANAラウンジ」は全日空・スターアライアンス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客の他、「ANAマイレージクラブ」の上級会員、スターアライアンスゴールドメンバーが利用できます。

香港国際空港の「ユナイテッドクラブ」はユナイテッド航空のラウンジです。ユナイテッド航空の他、全日空などのスターアライアンス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客や上級会員が利用できます。

キャセイパシフィック航空「成田・羽田-香港路線」のビジネスクラス

キャセイパシフィック航空が成田・羽田-香港路線で使用している機材は、B777-300ER型機、B777-300型機、A330-300型機の3機種です。

このうちB777-300ER型機は長距離路線用の機材、B777-300型機とA330-300型機は、中・近距離路線用の機材になります。

キャセイパシフィック航空 B777-300ER型機

CX_777-300

B777-300ER型機は、キャセイパシフィック航空が主に長距離路線で使用している大型機です。

東京路線では、羽田・香港線のCX548便・CX549便、成田・香港線のCX520便・CX521便で使用されています。

キャセイパシフィック航空のB777-300ER型機は次の4クラスで運航されていて、座席数の合計は275席です。

  • ファーストクラス:6席
  • ビジネスクラス:53席
  • プレミアムエコノミークラス:34席
  • エコノミークラス:182席

【キャセイパシフィック航空B777-300ER型機シートマップ】

CX_777-300ERシートマップ

<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスはフルフラットシート

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<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスには「1-2-1」の配列で53席が装着されています。

ビジネスクラスのシートは、窓際の席はやや外向きで中央の席はやや内向きの「リバースヘリンボーン型」と呼ばれるフルフラットシートになります。

このフルフラットシートは独立性が保たれていて、すべての席から通路に出ることができます。

キャセイパシフィック航空 B777-300型機

CX_777-300

B777-300型機は、キャセイパシフィック航空が中・近距離路線で使用している大型機です。

東京路線では、成田線・羽田線で使用されています。

キャセイパシフィック航空のB777-300型機は次の2クラスで運航されていて、座席数の合計は398席です。

  • ビジネスクラス:42席
  • エコノミークラス:356席

【キャセイパシフィック航空B777-300型機のシートマップ】

CX_777-300シートマップ

<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスはシェル型リクライニングシート

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<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスには「2-4-2」の配列で中・近距離用のビジネスクラスシートが42席装着されています。

この中近距離用ビジネスクラスシートは2013年に導入されたシェル型のリクライニングシートです。

ビジネスクラスのシートピッチは47インチ(約119cm)、シート幅は21インチ(約53cm)で、シートには12.1インチの個人用モニターが設置されています。

キャセイパシフィック航空 A330-300型機

CX_330-300

A330-300型機は、キャセイパシフィック航空が中・近距離路線で使用している大型機です。

東京路線では、成田線で使用されています。

キャセイパシフィック航空のA330-300型機は次の2クラスで運航されていて、座席数の合計は307席です。

  • ビジネスクラス:42席
  • エコノミークラス:265席

【キャセイパシフィック航空A330-300型機のシートマップ】

CX_330-300シートマップ

<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスはシェル型リクライニングシート

CX_777-300_biz_02

<キャセイパシフィック航空webサイトより>

ビジネスクラスには「2-2-2」の配列で中・近距離用のビジネスクラスシートが42席装着されています。

この中近距離用ビジネスクラスシートは2013年に導入されたシェル型のリクライニングシートです。

ビジネスクラスのシートピッチは47インチ(約119cm)、シート幅は21インチ(約53cm)で、シートには12.1インチの個人用モニターが設置されています。

成田空港・羽田空港では「キャセイパシフィックラウンジ」が利用可能

キャセイパシフィック航空の成田・羽田ー香港線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・香港国際空港で次のラウンジが利用できます。

  • 成田空港:キャセイパシフィック・ファースト&ビジネスクラスラウンジ
  • 羽田空港:キャセイパシフィックラウンジ
  • 香港国際空港:「ザ・ウイング」ビジネスクラスラウンジなど

【関連記事】

キャセイパシフィック航空ビジネスクラスのシートをご紹介!

3社のサービス水準に関する評価

日本航空、全日空、キャセイパシフィック航空のサービス水準に関する評価は次のとおりです。

サービス水準に関する評価

日本航空・全日空・キャセイパシフィック航空のサービスは世界的に高い評価を得ています。

特に全日空・キャセイパシフィック航空は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて、世界で10社しかない5つ星の認定を受けています。

2017エアラインランキング 2017エイビーロード調査 スカイトラックス社格付け
日本航空 16位 1位 ★★★★☆
全日空 3位 2位 ★★★★★
キャセイパシフィック航空 5位 11位 ★★★★★

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回の記事ではJAL、ANA、キャセイパシフィック航空のビジネスクラスシートをご紹介しました。

ただし、東京・香港間は行きが約5時間半、帰りは約4時間と国際線の中では距離が短いので、フルフラットシートは必要がないかもしれませんね。

機内サービスに関してはこの3社であれば特に問題はないかと思うのですが、日本語で映画や音楽を楽しみたい場合にはJALかANAが良いと思います。

みなさんはどのエアラインのビジネスクラスを利用しますか?

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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