アウディA4は1994年に発表され、日本では初代モデルが1995年に発売されました。
その後4回のフルモデルチェンジが行われ、現行モデルは2016年2月に発売開始された5代目にあたります。
直近では、2020年10月にビッグマイナーチェンジが行われ、エクステリアやパワートレインがリニューアルされました。
アウディA4にはアウディの先進安全装備が搭載されているのですが、自動車メーカーにより機能のネーミングが異なることもありわかり難いことも事実です。
そこで今回の記事では、新型アウディA4に搭載されている先進安全装備をご紹介します。
アウディA4セダンの先進安全装備まとめ
まず最初に、アウディA4に搭載されている先進安全装備のまとめをご紹介します。
ベースグレードである「35 TFSI」を除いて、主要な先進安全装備が標準装備されています。
先進安全装備 | 35 TFSI | advanced | S line | quattro advanced |
quattro S line |
アダプティブクルーズコントロール | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アウディアクティブレーンアシスト | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アウディサイドアシスト | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アウディパーキングシステム | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リヤビューカメラ | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パークアシスト | ― | △ | △ | △ | △ |
サラウンドビューカメラ | ― | △ | △ | △ | △ |
アウディプレセンスシティ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アウディプレセンスリヤ | ― | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※〇=標準装備、△=オプション装備、―=設定なし
アウディA4に搭載されている運転支援機能
アダプティブクルーズコントロール
アダプティブクルーズコントロールとは、アクセルペダルを操作しなくても設定した速度(30~250km/h) を維持するクルーズコントロールに、自動的に先行車との車間距離を保つ機能を追加した機能です。
渋滞では先行車にあわせて減速や制動を行い、先行車が停止したときは、車両を停車します。
アウディアクティブレーンアシスト
走行中にドライバーの不注意によってクルマがレーンをはみ出しそうになると、ステアリングホイールを振動させてドライバーに警告するとともに、クルマをレーンに戻す方向にステアリングをアシストします。
ドライバーはMMI からステアリングの介入タイミングを「早い」と「遅い」のどちらかを選ぶことができます。
「早い」を選ぶと、システムは車両をレーンの中央に維持しようと常時ステアリングをアシストします。
一方、「遅い」を選ぶと、車両がレーンから逸脱しようとしたときに、車両を戻すようにステアリングをアシストします。
アウディサイドアシスト
アウディサイドアシストとは、ドライバーの死角を並走する車両を検出して、事故を未然に防ぐシステムで、10km/h以上での走行時に作動します。
走行中にレーダーセンサーが後方の並走車を検出すると、該当する側のドアミラー内側のLED を点灯してドライバーに注意を促します。
さらに、LED 点灯中にその向きのターンシグナルを出すと、LED が点滅して事故の危険を知らせます。
アウディパーキングシステム
アウディパーキングシステムとは、前後バンパーに設置されたセンサーが車両の前方または後方の障害物を検出し、カラーディスプレイの表示や警告音で知らせる機能です。
また、リヤビューカメラが装着された車両では、MMI ディスプレイで後方を確認することも可能です。
リヤビューカメラの映像には、駐車をアシストするガイドラインも表示されます。
リヤビューカメラ
MMIタッチディスプレイに車両後方の映像を映し出し、舵角に基づいて計算された経路を画面に示して駐車操作をサポートします。
起動はリバースギヤが選択された場合や、センターコンソールのボタンから行えます。
パークアシスト
決められた手順どおりにクルマを停めれば、あとは自動的にステアリングが動き、ドライバーはアクセルとブレーキを操作するだけでクルマを駐車スペースに移動することができます。
車庫入れと縦列駐車に対応します。
また、縦列駐車した狭いスペースから車両を移動する際にも、ステアリング操作を自動で行います。
サラウンドビューカメラ
車両の4つのカメラから得た映像を合成して、あたかも上空から眺めているような映像をMMI モニターに表示し、車両周辺にある障害物や歩行者などの発見をサポートする機能です。
アウディA4に搭載される予防安全性能
アウディプレセンスシティ
約10km/h~85km/hで走行中、システムが車載カメラからの情報をもとに先行車や歩行者に衝突する恐れがあると判断すると警告や衝突被害軽減ブレーキを作動します。
40km/h未満で走行中の場合は、フルブレーキにより衝撃を軽減するよう働きます。
アウディA4に搭載される衝突安全性能
アウディプレセンスリヤ
リヤバンパーに埋め込まれたレーダーセンサーが事故の危険を察知すると、前席のシートベルトを電動モーターで巻き上げたり、ハザードランプを点灯させることで、万一の事故に備えます。
また、サイドウインドーやスライディングルーフウインドウを閉じ、乗員の車外放出や、飛散物の車内への侵入を防ぎます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
アウディA4の先進安全機能をご紹介しました。
アウディA4も、グレードによっては車両本体価格が500万円を超えてきます。
その価格帯のモデルであれば、もう少し先進安全装備が充実していてもいいかなと思います。
例えば、リヤクロストラフィックアシストなどは出庫時の衝突防止に有効かと思います。
上位車種にはオプションでの設定があるので、アウディA4にも装備されると嬉しいですね。
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。
アウディA4については、次の記事で詳しくご紹介しています。