初代のアウディA3が日本で発売されたのは1997年。
その後、2代目は2003年7月、3代目は2013年9月に発売されています。
そして2021年4月21日に3回目のフルモデルチェンジが発表され、2021年5月18日に4代目となるアウディA3が発売されることになりました。
今回フルモデルチェンジとなる新型アウディA3にも、アウディの先進安全装備が搭載される予定です。
しかし、先進安全装備は自動車メーカーにより機能のネーミングが異なることもありわかり難いことも事実です。
そこで今回の記事では、新型アウディA3に搭載される先進安全装備をご紹介します。
※この記事は2021年5月時点の情報をもとに書いています。
アウディA3の先進安全装備まとめ
まず最初に、アウディA3に搭載される先進安全装備のまとめをご紹介します。
アウディプレセンスフロントのみが全グレード標準装備で、その他の先進安全装備はオプションパッケージである「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」に含まれています。
先進安全装備 | 30 TFSI | advanced | S line |
アダプティブクルーズコントロール | △ | △ | △ |
アウディサイドアシスト | △ | △ | △ |
アウディパーキングシステム(リヤ) | ― | ― | 〇 |
アウディパークアシスト | △ | △ | △ |
リヤビューカメラ | △ | △ | △ |
アウディホールドアシスト | △ | △ | △ |
LEDヘッドライト | △ | 〇 | 〇 |
マトリクスLEDヘッドライト ダイナミックターンインディケーター(受注生産オプション) | ― | ― | ▲ |
アウディプレセンスフロント | 〇 | 〇 | 〇 |
※〇=標準装備、△=オプション装備、―=設定なし
※△は「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」(42万円~47万円)のオプションを選択することにより付帯される装備です。
アウディA3に搭載される運転支援機能
アダプティブクルーズコントロール
アダプティブクルーズコントロールとは、アクセルペダルを操作しなくても設定した速度(30~250km/h) を維持するクルーズコントロールに、自動的に先行車との車間距離を保つ機能を追加した機能です。
渋滞では先行車にあわせて減速や制動を行い、先行車が停止したときは、車両を停車します。
アウディサイドアシスト
アウディサイドアシストとは、ドライバーの死角を並走する車両を検出して、事故を未然に防ぐシステムで、10km/h以上での走行時に作動します。
走行中にレーダーセンサーが後方の並走車を検出すると、該当する側のドアミラー内側のLED を点灯してドライバーに注意を促します。
さらに、LED 点灯中にその向きのターンシグナルを出すと、LED が点滅して事故の危険を知らせます。
アウディパーキングシステム
アウディパーキングシステムとは、前後バンパーに設置されたセンサーが車両の前方または後方の障害物を検出し、カラーディスプレイの表示や警告音で知らせる機能です。
また、リヤビューカメラが装着された車両では、MMI ディスプレイで後方を確認することも可能です。
リヤビューカメラの映像には、駐車をアシストするガイドラインも表示されます。
リヤビューカメラ
MMIタッチディスプレイに車両後方の映像を映し出し、舵角に基づいて計算された経路を画面に示して駐車操作をサポートします。
起動はリバースギヤが選択された場合や、センターコンソールのボタンから行えます。
アウディパークアシスト
決められた手順どおりにクルマを停めれば、あとは自動的にステアリングが動き、ドライバーはアクセルとブレーキを操作するだけでクルマを駐車スペースに移動することができます。
車庫入れと縦列駐車に対応します。
また、縦列駐車した狭いスペースから車両を移動する際にも、ステアリング操作を自動で行います。
アウディホールドアシスト
ブレーキを踏み停止後、その状態で継続的に車両を維持します。
一般的な勾配の上り坂や下り坂の途中でも車両を維持できます。
LEDヘッドライト
LED ヘッドライトは、太陽光に近い色温度を持つビームによりクリアな視界を確保すると同時に、キセノンヘッドライトよりもさらに少ない消費電力を実現。
寿命も長く、基本的にはメインテナンスフリーです。
マトリクスLEDヘッドライト ダイナミックターンインディケーター
マトリクスLED ヘッドライトは、ロービーム用のLED ライトと、ひとつのユニットに多数のLED が組み込まれたハイビーム用ヘッドライトが組み合わされた革新のヘッドライトです。
高速道路などでは、対向車や先行車を検知すると、その部分だけハイビームのLED を消灯または減光させることで、周囲に迷惑をかけることなく常時ハイビームを利用することが可能です。
アウディA3に搭載される予防安全性能
アウディプレセンスフロント
車載カメラとフロントのレーダーセンサー、そして、レーザースキャナーの情報をもとに、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動します。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
アウディA3の先進安全機能をご紹介しました。
アウディA3も、グレードによっては車両本体価格が400万円を超えてきます。
その価格帯のモデルであれば、もう少し先進安全装備が充実していてもいいかなと思います。
例えば、リヤクロストラフィックアシストなどは出庫時の衝突防止に有効ですし、サラウンドビューモニターは車庫入れ時に有効かと思います。
上位車種にはオプションでの設定があるので、アウディA3にも装備されると嬉しいですね。
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。