
By: Eva Luedin
ロサンゼルスには毎年ビジネスや観光で日本からもたくさんの人が訪れます。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオもありますし、ロデオドライブでのショッピング、ラスベガス行きのフライトに乗り継いでカジノを楽しむ方もいるでしょう。
こんな「まるで夢の国への入り口」のようなロサンゼルスには、現在6つのエアラインが成田と羽田からの直行便を運航しています。
出張の人以外でも、ご夫婦で旅行をされる方やラスベガスに向う方は、ビジネスクラスの利用を検討しているかもしれませんね。
そこで今回は、成田・羽田ーロサンゼルス直行便ビジネスクラスのシート・サービスをチェックしてみたのでご紹介します。
成田・羽田-ロサンゼルス直行便は6社が運行中
成田-ロサンゼルス路線の時刻表
成田ーロサンゼルス路線には現在エアライン5社が直行便を運航しています。
運航しているエアラインは、日本航空、全日空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、シンガポール航空です。
なお、ANAが2017年10月29日から増便をして、1日2往復を運航しています。
成田⇒ロサンゼルス
NH006便 16:25発⇒09:05着(B777-300ER)
NH006便 17:00発⇒09:45着(B777-300ER)
JL062便 17:05発⇒10:00着(B777-300ER)
UA033便 17:30発⇒10:20着(B787-9)
AA170便 18:45発⇒12:05着(B777-200ER/B787-9)
SQ012便 18:50発⇒11:50着(B777-300ER)
ロサンゼルス⇒成田
SQ011便 09:00発⇒13:45着(B777-300ER)
UA032便 10:45発⇒15:40着(B787-9)
NH175便 10:45発⇒15:45着(B777-300ER)
NH005便 11:25発⇒16:25着(B777-300ER)
AA169便 11:30発⇒16:50着(B777-200ER/B787-9)
JL061便 12:00発⇒16:45着(B777-300ER)
※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
UA-ユナイテッド航空
AA-アメリカン航空
SQ-シンガポール航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
羽田-ロサンゼルス路線の時刻表
羽田ーロサンゼルス路線には現在エアライン3社が直行便を運航しています。
運航しているエアラインは、全日空、デルタ航空、アメリカン航空です。
羽田⇒ロサンゼルス
DL006便 16:25発⇒09:45着(A330-300)
AA026便 19:20発⇒12:25着(B777-200/B787-9)
NH106便 22:55発⇒15:50着(B777-300ER)
ロサンゼルス⇒羽田
NH105便 00:05発⇒05:25着(B777-300ER)
DL007便 09:35発⇒14:55着(A330-300)
AA027便 10:05発⇒15:25着(B777-200/B787-9)
※便名の頭の記号
NH-全日空
DL-デルタ航空
AA-アメリカン航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
日本航空 成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
日本航空の機材はB777-300ER型機
(JALホームページより)
日本航空が成田ーロサンゼルス路線で使用している機材はB777-300ER型機です。
日本航空のB777-300ER型機は4クラスで運航されており、ビジネスクラスのシートは49席が装着されています。
ビジネスクラスのシートは「JAL SKY SUITE」
(JALウェブサイトより)
日本航空が国際線で使用しているB777-300ER型機のビジネスクラスには、「JAL SKY SUITE」という最新のフルフラットシートが装着されています。
「JAL SKY SUITE」は全席から通路にアクセスができる「スタッガードタイプ」のフルフラットシートです。
シートの周りは高いパーティションで囲まれていて、プライベート性が高い「個室」のようなシートです。
クラス最大級の大型23インチモニターが設置されている他、USBポート、映像入力端子およびPC電源が完備しています。
シートを180度リクライニングするとベッドとしても利用できます。
JALのフルフラットシートに関しては、こちらの記事をご覧下さい。
成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用可能
日本航空の成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、成田空港が「サクララウンジ」、ロサンゼルス国際空港が「ワンワールドラウンジ」になります。
「サクララウンジ」は日本航空・ワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「JALマイレージバンク」の上級会員と「JALグローバルクラブ」の会員、ワンワールドエリートステータスがエメラルド・サファイアの会員しか利用できない特別なラウンジです。
ロサンゼルス国際空港の「ワンワールドラウンジ」は、ロサンゼルス国際空港を発着するワンワールド加盟航空会社の共用ラウンジです。
JAL国際線ラウンジサービスの案内はこちら⇒国際線ラウンジサービス
全日空 成田・羽田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
全日空の機材はB777-300ER型機

全日空が成田・羽田ーロサンゼルス路線で使用している機材はB777-300ER型機です。
全日空国際線のB777-300ER型機は4クラスで運航されていて、ビジネスクラスのシートは52席から68席が装着されています。
ビジネスクラスのシートは「ANA BUSINESS STAGGERED」
(ANAウェブサイトより)
全日空が国際線で使用しているB777-300ER型機のビジネスクラスには、「ANA BUSINESS STAGGERED」という最新のフルフラットシートが装着されています。
「ANA BUSINESS STAGGERED」は全席から通路にアクセスができる「スタッガードタイプ」のフルフラットシートです。
シートの周りは高いパーティションで囲まれていて、プライベート性が高い「個室」のようなシートです。
17インチタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーンが設置されており、USB接続端子・パソコン用電源も完備しています。
シートを180度リクライニングするとベッドとしても利用できます。
ANAのフルフラットシートに関しては、こちらの記事をご覧下さい。
成田空港・羽田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用可能
全日空の東京ーロサンゼルス路線ビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、成田空港・羽田空港が「ANAラウンジ」、ロサンゼルス国際空港が「スターアライアンスラウンジ」になります。
「ANAラウンジ」は全日空・スターアライランス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「ANAマイレージクラブ」の上級会員とスターアライアンスゴールドメンバーしか利用できない特別なラウンジです。
ロサンゼルス国際空港の「スターアライアンスラウンジ」は、ロサンゼルス国際空港を発着するスターアライアンス加盟航空会社の共用ラウンジです。
デルタ航空 羽田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
デルタ航空の機材はB777-200LR型機

By: lkarasawa
デルタ航空が羽田・ロサンゼルス路線のDL006便・DL007便で使用している機材はA330-300型機です。
デルタ航空のA330-300型機は3クラスで運航されていて、「デルタ・ワン」には37席のシートが装着されています。
ビジネスクラス「デルタ・ワン」のシートはフルフラット仕様
デルタ航空が国際線で使用しているA330-300型機のビジネスクラス「デルタ・ワン」にはヘリンボーンタイプのフルフラットシートが装着されています。
シートはやや斜め向きに配置されていて、プライベート性が高いことが特徴です。
大型のスクリーンが設置されている他、パソコン用電源・USBポートも完備しています。
シートを180度リクライニングするとベッドとしても利用できます。
デルタ航空のフルフラットシートに関しては、こちらの記事をご覧下さい。
羽田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用可能
デルタ航空の羽田ーロサンゼルス路線のビジネスクラスの乗客は、羽田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、羽田空港が「TIAT LOUNGE」、ロサンゼルス国際空港が「デルタスカイクラブ」です。
「TIAT LOUNGE」は羽田空港を発着する航空会社の共用ラウンジです。
「デルタスカイクラブ」はデルタ航空・スカイチーム加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「デルタスカイマイル」のダイヤモンド・プラチナ・ゴールドメダリオン会員と「スカイチームエリートプラス」の会員しか利用できない特別なラウンジです。
ユナイテッド航空 成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
ユナイテッド航空の機材はB787-9型機

ユナイテッド航空が成田ーロサンゼルス路線で使用している機材はB787-9型機です。
ユナイテッド航空のB787-9型機は3クラスで運航されていて、ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス」には48席が装着されています。
ビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス」のシートはフルフラット仕様
ユナイテッド航空が国際線で使用しているB787-9型機のビジネスクラス「ユナイテッド・ポラリス・ビジネスクラス」には、「2-2-2」の配列で「やや斜め向き」のフルフラットシートが装着されています。
このシートは隣席との間に低いパーティションがあるので、ユナイテッド航空の他のタイプのフルフラットシートよりはプライベート性が高くなっています。
ユナイテッド航空のフルフラットシートについては、こちらの記事をご覧下さい。
成田空港・ロサンゼルス国際空港で「ユナイテッドクラブ」が利用可能
ユナイテッド航空の成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、成田空港・ロサンゼルス国際空港ともに「ユナイテッドクラブ」です。
「ユナイテッドクラブ」はユナイテッド航空・スターアライアンス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「マイレージプラス」の上級会員と「スターアライアンスゴールド」会員、「ユナイテッドクラブ」会員しか利用できない特別なラウンジです。
アメリカン航空 成田・羽田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
現在アメリカン航空が成田ーロサンゼルス線と羽田ーロサンゼルス線で使用している機材は、B777-200ER型機です。
なお、成田ーロサンゼルス線は2018/2/8から、羽田ーロサンゼルス線は2018/1/9からB787-8型機に変更される予定です。
アメリカン航空 B777-200ER型機
現在アメリカン航空が成田ーロサンゼルス路線と羽田ーロサンゼルス線で使用している機材はB777-200ER型機です。
アメリカン航空のB777-200ER型機は3クラスで運航されていて、合計の座席数は289席です。
アメリカン航空B777-200ER型機のシートマップはこちら
B777-200ER型機のビジネスクラスは最新のフルフラットシート
(アメリカン航空ウェブサイトより)
このビジネスクラスのシートは、一見すると「リバースヘリンボーン」型と呼ばれるタイプのシートに見えますが、実はそうではありません。
窓際の1列・中央の2列ともに、やや斜めを向いた前向きのシートとやや斜めを向いた後ろ向きのシートが交互に配置されているのです。
ユナイテッド航空に前向きと後ろ向きのシートが交互に配置されるフルフラットシートがありますが、アメリカン航空の場合にはさらに進化して、前向きと後ろ向きのシートが交互に配置された「リバースヘリンボーン」型になります。
このビジネスクラスのシートは、それぞれのシートは背の高いパーティションで仕切られていて、個室性が高いことが特徴です。
ベッドにした時の長さも195cmあるので、横になって十分に寝返りを打つことができます。
アメリカン航空 B787-9型機
アメリカン航空のB787-9型機は4クラスで運航されていて、合計の座席数は247席です。
B787-9型機のビジネスクラスは最新のフルフラットシート
B787-9型機のビジネスクラスにも「1-2-1」の配列でフルフラットになる最新のシートが装着されています。
このビジネスクラスのシートも「リバースヘリンボーン」型と呼ばれるタイプのシートで、B787-9型機の場合にはシートが全て前方を向いて装着されています。
このビジネスクラスのシートは、それぞれのシートは背の高いパーティションで仕切られていて、個室性が高いことが特徴です。
アメリカン航空のビジネスクラスシートについては、こちらの記事をご覧下さい。
成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用可能
アメリカン航空の成田・羽田ーロサンゼルス路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・羽田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、羽田空港が「サクララウンジ」、成田空港・ロサンゼルス国際空港ともに「アドミラルズクラブ」です。
「アドミラルズクラブ」はアメリカン航空・ワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「アドバンテージ」の上級会員と「ワンワールド」のエメラルド・サファイヤ・ルビー会員しか利用できない特別なラウンジです。
「サクララウンジ」はJALやワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、、「JALマイレージバンク」の上級会員と「ワンワールド」のエメラルド・サファイヤ・ルビー会員しか利用できない特別なラウンジです。
シンガポール航空 成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラス
シンガポール航空の機材はB777-300ER型機
(シンガポール航空のホームページより)
シンガポール航空が成田ーロサンゼルス路線で使用している機材はB777-300ER型機です。
シンガポール航空のB777-300ER型機は次の4クラスで運航されていて、座席数の合計は264席です。
シンガポール航空B777-300ER型機のシートマップはこちら。
ビジネスクラスのシートは横幅世界最大クラスのフルフラットシート
(シンガポール航空ウェブサイトより)
シンガポール航空が使用しているB777-300ER型機のビジネスクラスには、横幅が86cmと世界最大クラスの最新フルフラットシートが装着されています。
個人用のモニターは「15.4インチ液晶スクリーン」で、もちろん「ノイズキャンセリング・ヘッドホン」も装備されています。
シートの周りは高いパーティションで囲まれていて、プライバシーの確保も十分にされています。
シンガポール航空のビジネスクラスシートについては、こちらの記事をご覧下さい。
成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用可能
シンガポール航空の成田ーロサンゼルス路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港・ロサンゼルス国際空港でラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは、成田空港が「ANAラウンジ」、ロサンゼルス国際空港が「スターアライアンスラウンジ」になります。
「ANAラウンジ」は全日空・スターアライランス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「ANAマイレージクラブ」の上級会員とスターアライアンスゴールドメンバーしか利用できない特別なラウンジです。
ロサンゼルス国際空港の「スターアライアンスラウンジ」は、ロサンゼルス国際空港を発着するスターアライアンス加盟航空会社の共用ラウンジです。
6社のサービス水準に関する評価
日本航空、全日空、シンガポール航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空のサービス水準に関する評価は次のとおりです。
サービス水準に関する評価
成田・羽田ーロサンゼルス線を運航している6社の中で、サービス水準の評価が高いのは、日本航空・全日空・シンガポール航空の3社です。
特に全日空・シンガポール航空は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて、世界で10社しかない5つ星の認定を受けています。
一方で米系の3社は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて3つ星に留まっています。
米系の3社はエアラインランキングやエイビーロードの調査でもあまり評価は高くないので、アジア系の3社とはサービス水準に差があるのだと思います。
きめ細かい機内サービスを期待している人は、日本航空・全日空・シンガポール航空から選ぶのが良いでしょう。
2017エアラインランキング | 2017エイビーロード調査 | スカイトラックス社格付け | |
日本航空 | 16位 | 1位 | ★★★★☆ |
全日空 | 3位 | 2位 | ★★★★★ |
シンガポール航空 | 2位 | 4位 | ★★★★★ |
デルタ航空 | 32位 | 20位 | ★★★☆☆ |
ユナイテッド航空 | 78位 | 21位以下 | ★★★☆☆ |
アメリカン航空 | 74位 | 21位以下 | ★★★☆☆ |
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ロサンゼルス直行便のビジネスクラスでは、6社全てがフルフラットシートを採用しています。
やはり長時間のフライトですから、フルフラットシートで横になって眠れるのは魅力です。
サービス面ではアジアの航空会社の評価が高いですね。
私のおすすめはJALです。シート・サービスともに日本人には安心して利用できると思います。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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