(フィリピン航空ホームページより)
東京からフィリピンのマニラまでビジネスクラスの利用を考えている人は多いと思います。
特にご夫婦での旅行や仕事で東京・マニラを往復する場合には、ビジネスクラスであれば機内でも快適に過ごすことができます。
2018年11月現在、東京からマニラまでの直行便は、成田発が毎日9往復、羽田発が毎日3往復運航されています。
成田発を運航しているエアラインは、フルサービスキャリアでは日本航空・全日空・デルタ航空・フィリピン航空の4社、LCC(ローコストキャリア)ではセブパシフィック航空・ジェットスタージャパンの2社。
この中でビジネスクラスを設定しているのは、フルサービスキャリアである日本航空・全日空・デルタ航空・フィリピン航空の4社です。
そこで今回の記事では、日本航空・全日空・デルタ航空・フィリピン航空の4社が、東京・マニラ路線で使用している機材のビジネスクラスについてご紹介したいと思います。
成田-マニラ路線の時刻表
成田ーマニラ路線には、現在フルサービスキャリア4社とLCC(ローコストキャリ)2社が直行便を運航しています。
運航しているエアラインは、フルサービスキャリアの日本航空・全日空・デルタ航空・フィリピン航空、LCCのセブパシフィック航空・ジェットスタージャパン。
この中でビジネスクラスの設定があるのは、フルサービスキャリアの日本航空・全日空・デルタ航空・フィリピン航空です。
成田-マニラ路線の時刻表
成田⇒マニラ
JL741便 09:20発⇒13:25着(B787-9:SS9Ⅱ)
PR431便 09:30発⇒13:30着(A330-300)
5J5055便 13:05発⇒17:20着(A330-300)
PR427便 13:15発⇒17:30着(A321-200)
DL181便 17:15発⇒21:25着(B767-300ER)
NH819便 17:30発⇒21:30着(B787-8)
JL745便 18:10発⇒22:15着(B767-300ER:SS6)
GK041便 19:35発⇒23:50着(A320-200)
5J5057便 20:30発⇒01:00着(A320-200)
マニラ⇒成田
GK040便 00:50発⇒06:10着(A320-200)
SJ5054便 06:15発⇒11:35着(A330-300)
PR428便 07:00発⇒12:15着(A321-200)
DL180便 08:10発⇒13:50着(B767-300ER)
NH820便 09:45発⇒15:00着(B787-8)
JL746便 09:50発⇒15:00着(B767-300ER:SS6)
SJ5056便 14:10発⇒19:30着(A320-200)
JL742便 14:25発⇒19:45着(B787-9:SS9Ⅱ)
PR432便 14:50発⇒20:10着(A330-300)
※便名の頭の記号
JL-日本航空
NH-全日空
PR-フィリピン航空
DL-デルタ航空
SJ-セブパシフィック航空
GK-ジェットスター・ジャパン
※時刻表は2018年10月28日以降分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
羽田-マニラ路線の時刻表
羽田ーマニラ路線には現在エアライン2社が直行便を運航しています。
運航しているエアラインは、フルサービスキャリアの全日空とフィリピン航空です。
全日空とフィリピン航空にはビジネスクラスの設定があります。
羽田-マニラ路線の時刻表
羽田⇒マニラ
PR423便 02:10発⇒06:10着(A321-200)
NH869便 09:35発⇒13:35着(B787-9)
PR421便 15:20発⇒19:40着(A330-300)
マニラ⇒羽田
PR422便 08:55発⇒14:00着(A330-300)
NH870便 14:50発⇒20:00着(B787-9)
PR424便 18:40発⇒23:50着(A321-200)
※便名の頭の記号
NH-全日空
PR-フィリピン航空
※時刻表は2018年10月28日以降分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
日本航空 成田-マニラ路線のビジネスクラス
日本航空が成田-マニラ路線で使用している機材は、B767-300ER(SS6)型機とB787-9(SS9Ⅱ)型機です。
日本航空 B767-300ER(SS6)型機
(JALウェブサイトより)
B767-300ER(SS6)型機は、日本航空がアジア・オセアニア・ホノルル路線などの短・中距離路線で使用している中型機です。
日本航空B767-300ER(SS6)型機は次の2クラスで運航されていて、座席数の合計は199席です。
- ビジネスクラス:24席(1-2-1)
- エコノミークラス:175席(2-3-2)
ビジネスクラスはスタッガード式のフルフラットシート
「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには、「JAL SKY SUITE Ⅱ」というフルフラットシートが装着されています。
座席の幅は約52cm。ベッドにした時には約2mの長さがあるので、身体を十分に伸ばせます。
(JALウェブサイトより)
この「JAL SKY SUITE Ⅱ」のビジネスクラスシートの大きな特徴は、シートが「1-2-1」の配列で装着されているので全ての座席から直接通路に出られること。
フルフラットシートが窓側に2列並んでいる場合には、窓側の人が通路に出る時に通路側のベッドをまたがなければなりません。
しかし「JAL SKY SUITE Ⅱ」では窓際にはシートが1列しかないので、他の人のベッドをまたぐことはありません。
また中央列の座席は隣りの人との距離が近いので、2人で旅行する時にこの席に座るとコミュニケーションが取りやすくなっています。
シートには15.4インチの大型個人用モニターの他、USBポート・映像入力端・PC用電源が設置されています。
日本航空 B787-9(SS9Ⅱ)型機
(JALウェブサイトより)
B787-9型機はB787-8型機の派生型機種で、B787-8型機よりも胴体が約6m長くなっています。
日本航空のB787-9(SS9Ⅱ)型機は次の3クラスで運航されていて、座席数は合計で239席です。
- ビジネスクラス:28席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:21席(2-3-2)
- エコノミークラス:190席(2-4-2)
ビジネスクラスシートはリバースヘリンボーン型のフルフラットシート
「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには、最新のフルフラットシート「JAL SKY SUITE Ⅲ」が装着されています。
(JALウェブサイトより)
このシートは、窓際の座席がやや外側を向いた斜めに、中央の座席はやや内側を向いた斜めに配置された「リバースヘリンボーン」タイプのフルフラットシートです。
「JAL SKY SUITE Ⅲ」は全ての座席から直接通路に出ることができて、どの座席も通路に背を向けて座るので、プライベート感が増しています。
シートには17インチの大型個人用モニターの他、USBポート・映像入力端・PC用電源が設置されています。
成田・マニラともに「サクララウンジ」が利用可能
日本航空の成田ーマニラ路線のビジネスクラスの乗客は、成田空港とマニラのニノイ・アキノ国際空港で次のラウンジが利用できます。
- 成田空港:サクララウンジ
- ニノイアキノ国際空港:サクララウンジ
サクララウンジは、日本航空・ワンワールド加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客、「JALマイレージバンク」の上級会員と「JALグローバルクラブ」の会員が利用できます。
私は2017年12月に、ニノイ・アキノ国際空港のサクララウンジを利用しました。
その時の様子は次の記事でご紹介しています。
JAL国際線航空券予約はこちら⇒JAL国際線公式サイト
全日空 成田・羽田-マニラ路線のビジネスクラス
全日空が成田・羽田-マニラ路線で使用している機材は、B787-8型機(240席仕様機)とB787-9型機(246席仕様機)です。
全日空 B787-8型機(240席仕様機)
(ANAウェブサイトより)
B787-8型機は、全日空が北米・欧州・アジア等の中・長距離路線で使用する中型機です。
全日空のB787-8型機(240席仕様機)は次の3クラスで運航されていています。
- ビジネスクラス:42席
- エコノミークラス198席
ビジネスクラスはシェル型のリクライニングシート
(ANAウェブサイトより)
ビジネスクラスには「ANA BUSINESS CRADLE」というシェル型のリクライニングシートが装着されています。
このシートはシェル型なので、前の座席の背もたれが倒れてくることはありません。
ゆりかごのような感覚で体を包み込むようなシートです。
全日空 B787-9型機(246席仕様機)
(ANAウェブサイトより)
B787-9型機(246席仕様機)は、ANAが国際線中・長距離路線で使用する最新鋭中型機です。
- ビジネスクラス:40席
- プレミアムエコノミークラス:14席
- エコノミークラス:192席
【B787-9型機「246席仕様機」のシートマップ】はこちら
ビジネスクラスのシートはフルフラットシート
(ANAウェブサイトより)
「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。
このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。
成田空港・羽田空港では「ANAラウンジ」が利用可能
全日空の成田・羽田ーマニラ線のビジネスクラスの乗客は、成田空港、羽田空港、ニノイ・アキノ国際空港で次のラウンジが利用できます。
成田空港:ANAラウンジ
羽田空港:ANAラウンジ
ニノイ・アキノ国際空港:スカイビューラウンジ
ANAラウンジは、全日空・スターアライアンス加盟会社国際線の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客の他、「ANAマイレージクラブ」の上級会員、スターアライアンスゴールドメンバーが利用できます。
ニノイ・アキノ国際空港のスカイビューラウンジは、複数のエアラインの乗客が利用する共同ラウンジです。全日空の「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の乗客やANAマイレージクラブの上級会員が利用できます。
フィリピン航空 成田・羽田-マニラ路線のビジネスクラス
フィリピン航空が成田・羽田-マニラ路線で使用している機材は、A330-300型機・A321-200型機です。
フィリピン航空 A330-300型機(309席タイプ)
(フィリピン航空ホームページより)
A330-300型機は、キャビンに通路が2本あるエアバス社製ワイドボディ機です。
フィリピン航空のA330-300型機(309席タイプ)は次の3クラスで運航されていて、座席の合計数は309席です。
- ビジネスクラス:18席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:24席(2-3-2)
- エコノミークラス:267席(2-4-2)
【フィリピン航空 A330-300型機(309席)のシートマップ】
ビジネスクラスはフルフラットシート
(フィリピン航空ホームページより)
フィリピン航空A330-300型機(309席タイプ)のビジネスクラスには、「1-2-1」の配列で18席のシートが装着されています。
このシートは、180度リクライニングさせるとベッドとしても利用できるフルフラットシートです。
スタッガードタイプの配置がなされていて、全ての座席が通路に面しています。
座席として利用する時のシートピッチは44インチ(約112cm)、幅は23~24インチ(約58cm~61cm)あります。
ベッドとして利用する時の長さは78インチ(約198cm)あり、大柄な男性でもゆったりと横になれる大きさがあります。
シートには18.5インチの個人用モニターとPC用電源・USBポートが設置されています。
フィリピン航空 A321-200型機
(フィリピン航空ホームページより)
A321-200型機は、キャビンに通路が1本しかないエアバス社製ナローボディ機です。
フィリピン航空のA321-200型機は次の3クラスで運航されていて、座席の合計数は199席です。
- ビジネスクラス:12席(2-2)
- プレミアムエコノミークラス:18席(3-3)
- エコノミークラス:169席(3-3)
ビジネスクラスはリクライニングシート
フィリピン航空A321-200型機のビジネスクラスには、「2-2」の配列で12席のシートが装着されています。
このシートは最大で120度背もたれが倒れるリクライニングシートで、シートピッチは37インチ(約94cm)あります。
なお、このビジネスクラスシートには個人用モニターやイヤホンジャックは付いていません。
機内で映画などを楽しむためには、機内で貸与される「iPad mini」を、機内wifiエンターテインメントシステムに接続する事になります。
成田空港、羽田空港、ニノイ・アキノ国際空港ではラウンジが利用可能
フィリピン航空の成田・羽田ーマニラ線のビジネスクラスの乗客は、成田空港、羽田空港、ニノイ・アキノ国際空港で次のラウンジが利用できます。
成田空港:アドミナルズ・クラブ
羽田空港:ANAラウンジ
ニノイ・アキノ国際空港:マブハイ・ラウンジ
アドミナルズ・クラブは、アメリカン航空が運営するラウンジです。フィリピン航空のビジネスクラスに搭乗する乗客は、成田空港でアドミナルズ・クラブを利用することができます。
ANAラウンジは、全日空が運営するラウンジです。フィリピン航空のビジネスクラスに搭乗する乗客は、羽田空港でANAラウンジを利用することができます。
ニノイ・アキノ国際空港のマブハイラウンジは、フィリピン航空が運営するラウンジです。フィリピン航空のビジネスクラスに搭乗する乗客は、ニノイ・アキノ国際空港でマブハイラウンジを利用することができます。
デルタ航空 成田-マニラ路線のビジネスクラス
デルタ航空「成田-マニラ路線」は、B767-300ER型機で運行されています。
デルタ航空 B767-300ER型機
B767-300ER型機はデルタ航空が長距離路線で使用している中型機です。
デルタ航空のB767-300ER型機は次の3クラスで運航されていて、合計の座席数は226席です。
- デルタワン(ビジネスクラス):26席(1-2-1)
- デルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス):29席(2-3-2)
- メインキャビン(エコノミークラス):171席(2-3-2)
デルタワン(ビジネスクラス)はフルフラットシート
1-2-1に配列されたデルタワン(ビジネスクラス)には、スタッガードタイプのフルフラットシートが26席装着されています。
成田とマニラでラウンジが利用可能
デルタ航空の成田ーマニラ線のビジネスクラスの乗客は、成田空港、ニノイ・アキノル国際空港で次のラウンジが利用できます。
- 成田空港:デルタ・スカイ・クラブ
- ニノイ・アキノ国際空港:パシフィック・クラブ・ラウンジ
デルタ・スカイ・クラブは、デルタ航空が運営するラウンジです。デルタ航空のビジネスクラスに搭乗する乗客は、デルタ・スカイ・クラブを利用することができます。
ニノイ・アキノ国際空港のパシフィック・クラブ・ラウンジは、複数のエアラインの乗客が利用する共同ラウンジです。デルタ航空のビジネスクラスに搭乗する乗客は、パシフィック・クラブ・ラウンジを利用することができます。
4社のサービス水準に関する評価
日本航空・全日空・フィリピン航空・デルタ航空のサービス水準に関する評価は次のとおりです。
サービス水準に関する評価
日本航空・全日空のサービスは世界的に高い評価を得ています。
2社ともに、英国スカイトラックス社の格付けにおいて、世界で11社しかない5つ星の認定を受けています。
デルタ航空は3つ星、フィリピン航空は4つ星の評価となっています。
2018エアラインランキング | 2018エイビーロード調査 | スカイトラックス社格付け | |
日本航空 | 13位 | 2位 | ★★★★★ |
全日空 | 3位 | 1位 | ★★★★★ |
デルタ航空 | 37位 | 18位 | ★★★☆☆ |
フィリピン航空 | 49位 | 20位以下 | ★★★★☆ |
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
現在東京ーマニラ線は、フルサービスキャリア4社とLCC2社が運航しています。
フルサービスキャリア4社は全てビジネスクラスの設定がありますが、シートやサービス内容はエアラインにより異なります。
ご夫婦で旅行される場合や仕事の場合には、サービスに関する評価が高い日本航空・全日空が安心して利用できると思います。
この記事がみなさんのお役にたてばうれしいです。
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