メルセデスベンツのSUVは、モデル名の頭に「GL」が付きます。
そして「GL」の後には、サイズが小さい順に「A」「B」「C」・・・と続きます。
したがって、「GLA」はメルセデスのSUVの中で最も小さいサイズのSUVです。
小さいとは言っても、その車体は堂々としたものです。
全長は4,415mm、全幅1,835mm、全高は1,620mmあります。
その「メルセデスベンツGLA」クラスに、2021年4月5日付でガソリンエンジンモデルが追加されました。
今回の記事では、「メルセデスベンツGLA」クラスに追加されたガソリンエンジンモデルについてご紹介します。
※この記事は2021年4月時点の情報をもとに書いています。
メルセデスベンツGLAとはどんな車か
メルセデスベンツが作るコンパクトSUVの中で、最も小さいサイズのSUVが「メルセデスベンツGLA」クラスです。
初代の「メルセデスベンツGLA」クラスは、「メルセデスベンツAクラス」をベースとしたクロスオーバーSUVとして2014年5月に日本市場に投入され、そのクーペスタイルは日本でも人気を博しました。
現行の「メルセデスベンツGLA」クラスは、2020年6月にフルモデルチェンジされた二代目です。
二代目の「メルセデスベンツGLA」クラスのボディは、初代の「メルセデスベンツGLA」クラスと比較すると、全幅が+30mm、全高が+115mmとなり、SUVとしての存在感が生まれています。
フルモデルチェンジ後の「メルセデスベンツGLA」のパワートレインは、2リットル直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジンのみでした。
このディーゼルターボエンジンは、最高出力150ps、最大トルク320Nmを発揮します。
ミッションは8速DCTで、駆動方式は4WDになります。
グレードも、このディーゼルターボエンジンを積んだ「GLA 200 d 4MATIC」のみでスタートしました。
今回追加された新グレード
今回追加された新グレードは、ガソリンエンジンを積んだ「GLA 180」です。
搭載されたパワーユニットは、1.4リットル直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンで、最大出力136ps、最大トルク200Nmを発揮します。
トランスミッションは7速DTCで、駆動方式はFFのみになります。
燃費はWLTCモードで15.5km/Lです。
今回新たなグレードが追加されたことによって、日本での「メルセデスベンツGLA」クラスは、「GLA 180」と「GLA 200 d 4MATIC」の2グレードで展開されることになりました。
エンジン | グレード | ミッション | 駆動方式 | 車両本体価格 |
1.4直4DOHCターボエンジン | GLA 180 | 7速DCT | FF | 495万円 |
2L直4DOHCディーゼルターボエンジン | GLA 200 d 4MATIC | 8速DCT | 4WD | 503万円 |
さて「GLA 180」の価格ですが、495万円に設定されました。
標準装備はほぼ「GLA 200 d 4MATIC」と同等で、「ナビゲーションパッケージ」(19.1万円)と「AMGライン」(28.3万円)のパッケージオプションが設定されています。
この2つのパッケージオプションを選択すると、車両本体価格は542.4万円となりますが、ほとんどの人はこの2つのオプションを選択すると思うので、この価格が実質的な車両本体価格なのだと思います。
先代の「GLA 180」は1.5リットル直4DOHCターボエンジンを積んでいて価格は422万円でしたので、今回の価格設定はかなり強気なのかなと感じました。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
新型1.4リットル直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載した「GLA 180」が日本でも発売されました。
私は「メルセデスベンツのGLA」のデザインが好きなのですが、残念ながら現状では手を出すには至っていません。
それにしても価格設定は強気ですね。「GLA 180」は廉価版になるのかと思っていたのですが、これもメルセデスベンツの自信の表れなのかもしれません。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
※「メルセデスベンツのGLA」と「GLB」の比較は次の記事にまとめています。