
By: Michael Rehfeldt
グルメや買い物を楽しめる台湾旅行が人気です。
日本との時差も1時間しかなく、成田や羽田から約3時間半で到着できるのもうれしいですよね。
2019年4月現在、成田から台北(桃園)へ直行便を運行しているフルサービスキャリア(LCC以外の航空会社)は、日本航空・全日空・チャイナエアライン・エバー航空・キャセイパシフィック航空の5社。
実はこの5社、かなり個性的なエアラインばかりなのです。
キャセイパシフィック航空・エバー航空は、安全性に関して世界的に評判が高い会社。
チャイナエアラインは格安運賃の航空会社として有名ですが、口コミなどを見てみるとサービス水準も高そうです。
そこで今回は、台湾への旅行を計画している方の参考となるように、成田から台北(桃園)までの直行便を運航しているフルサービスキャリア5社の機材とサービスをチェックしてみます。
羽田・台北(松山)路線についてはこちらの記事をご覧ください。
成田発の便が到着するのは「桃園国際空港」

By: bizmac
台湾の首都台北には「桃園国際空港」と「松山空港」の2つの国際空港がありますが、成田からの便が到着するのは「桃園国際空港」です。
桃園国際空港までは市街地からバスやタクシーで1時間
「桃園(タオユェン)国際空港」は1979年に開港した空港で、台北を代表する国際空港としての機能を果たしています。
成田から台北に向かう便は、LCCも含めて全て桃園国際空港に到着します。
ただし、台北市内から約40kmの場所にあり、市街地からバスやタクシーで1時間ほどかかってしまうのが難点です。
成田-台北(桃園)路線の時刻表

By: lkarasawa
成田から台北(桃園)へ向かう直行便は、1日に10便が運航されています。
成田から台北(桃園)へ向かう直行便の特徴は、午後から夕方にかけて出発する便が多いことです。
日本から台湾に向かう旅行者よりも、台湾から日本に来る台湾人の旅行者にとって便利なスケジュールかもしれませんね。
また、日本航空のB737-800型機、エバー航空のA321-200型機など、小型機での運航されるフライトもあります。
成田⇒台北(桃園)
CI107便 09:25発⇒12:10着(A330-300)
JL805便 11:10発⇒14:05着(B737-800)
BR197便 14:15発⇒16:50着(B787-9)
CI101便 14:30発⇒17:15着(B747-400、B777-300ER、A350-900)
CX451便 15:40発⇒18:25着(B777-300、B777-200)
NH823便 17:30発⇒20:15着(B767-300ER、B787-8)
JL809便 18:00発⇒20:55着(B787-8)
CI105便 18:20発⇒21:10着(A330-300、B747-400、A350-900)
CI109便 20:05発⇒22:45着(A330-300、B747-400)
BR195便 20:40発⇒23:20着(B787-9)
台北(桃園)⇒成田
NH824便 08:40発⇒13:00着(B767-300ER、B787-8)
CI100便 08:50発⇒13:15着(B747-400、B777-300ER、A350-900)
BR198便 08:50発⇒13:15着(B787-9)
DL168便 09:30発⇒14:05着(B767-300)
JL802便 10:00発⇒14:25着(B787-8)
CI104便 12:40発⇒16:55着(A330-300、B747-400、A350-900)
JL804便 12:50発⇒17:15着(B737-800)
CX450便 13:00発⇒17:20着(B777-300)
CI108便 14:30発⇒18:55着(A330-300、B747-400)
BR196便 15:20発⇒19:40着(B787-9)
CI106便 16:20発⇒20:35着(A330-300)
※便名の頭の記号
CI-チャイナエアライン
JL-日本航空
NH-全日空
BR-エバー航空
CX-キャセイパシフィック
※時刻表は2019年4月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
日本航空「成田-台北(桃園)路線」の運航機材
日本航空「成田-台北(桃園)路線」の運航機材はB787-8型機とB737-800型機です。
日本航空B787-8型機
B787-8型機は日本航空が中・長距離路線で使用する中型機です。
台湾路線では「成田-台北(桃園)」路線のJL809便・JL802便で使用されています。
日本航空のB787-8型機は、次の2クラスで運用されていて、座席数の合計は186席です。
- ビジネスクラス:42席
- エコノミークラス:144席
ビジネスクラスのシートは「JAL SHELL FLAT NEO」
「2-2-2」に配列されたビジネスクラスには、JAL SHELL FLAT NEOというシートが装着されています。
このシートはフラットにはなるのですが、リクライニング角度が180度にはならないライフラットシートです。
エコノミークラスのシートピッチは79cm
「2-4-2」に配列されたエコノミークラスには、個人用モニター「MAGiC」が付いたシートが装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは31インチ(約79cm)と標準的な広さです。
このB787-8型機のエコノミークラスでも「2-4-2」で横に8席しか配置していません。座席の幅にゆとりを持たせた配置になっています。
日本航空 B737-800型機
B737-800型機は、日本航空が短距離の東南アジア路線で使用している小型機です。
台湾路線では「成田-台北(桃園)」路線のJL804便・JL805便で使用されています。
B737-800型機は国内線で利用されているイメージが強いですよね。
ところが、日本航空が国際線で使用している737-800型機は、国内線用とは違う全くの国際線仕様の機材です。
日本航空B737-800型機は次の2クラスで運航されていて、合計の座席数は154席です。
- ビジネスクラス12席
- エコノミークラス132席
ビジネスクラスシートは「JAL スカイラックスシート」
「2-2」に配列されたビジネスクラスには、「JAL スカイラックスシート」が装着されています。
エコノミークラスシートは個人用モニター付き
「3-3」に配列されたエコノミークラスには「MAGIC」の個人用モニターが付いたシートが装着されています。
全日空「成田-台北(桃園)路線」の運航機材
全日空「成田-台北(桃園)路線」の運航機材はB767-300ER型機(214席仕様機)です。
全日空 767-300ER型機(214席仕様機)
B767-300ER型機(214席仕様機)は全日空が東南アジア路線で使用する中型機です。
台湾路線では、成田-台北(桃園)路線で使用されています。
全日空B767-300ER型機(214席仕様機)は次の2クラスで運航されていて、合計の座席数は214席です。
- ビジネスクラス35席
- エコノミークラス179席
ビジネスクラスシートは従来型シート
「2-1-2」に配列されたビジネスクラスには、長年CLUB ANA Asiaとして親しまれた従来型のシートが装着されています。
私も成田-上海路線で利用したことがあるのですが、短距離路線であれば十分に寛げるシートです。
エコノミークラスシートは個人用モニター付き
「2-3-2」に配列されたエコノミークラスには、個人用モニターが付いたシートが装着されています。
チャイナエアライン「成田-台北(桃園)路線」の運航機材
チャイナエアラインは台湾の航空会社です。日本では格安運賃の会社として有名です。
チャイナエアライン「成田ー台北(桃園)」路線の機材は、B747-400型機とA330-300型機です。
チャイナエアライン B747-400型機
B747-400型機は、チャイナアエアラインが中長距離路線で使用している大型機です。
東京-台湾間では「成田-台北(桃園)」路線で使用されています。
「2-3-2」「2-2」に配列されたビジネスクラスには160度まで倒れるリクライニングシートが装着されています。
「3-4-3」に配列されたエコノミークラスには個人用のモニターが付いたシートが装着されています。
【チャイナエアライン:B747-400型機】
ビジネスクラス70席(配列は2-3-2と2-2)
エコノミークラス319席(配列は2-4-2)
【チャイナエアライン B747-400型機のシートマップ】はこちらをご覧下さい。
チャイナエアライン A330-300型機
A330-300型機は、チャイナアエアラインが中長距離路線で使用している大型機です。
東京-台北間では、成田-台北(桃園)路線、羽田-台北(松山)路線の両方で使用されています。
「2-2-2」に配列されたビジネスクラスにはシェル型シートが装着されています。
「2-4-2」に配列されたエコノミークラスには個人用のモニターが付いたシートが装着されています。
【チャイナエアライン:A330-300型機】
ビジネスクラス36席(配列は2-2-2)
エコノミークラス277席(配列は2-4-2)
【チャイナエアライン A330-300型機のシートマップ】はこちらをご覧下さい。
エバー航空「成田-台北(桃園)路線」の運航機材
エバー航空は台湾の航空会社です。
1989年の設立以来、死者が出るような事故は1度も起こしておらず、安全性が高い航空会社として世界的に評価されています。
また日本のサンリオと提携して、ハローキティの塗装やアメニティを利用した「ハローキティジェット」を導入していることでも有名です。
現在7機の「ハローキティジェット」が世界中を飛び回っています。
エバー航空が成田ー台北(桃園)路線で使用している機材は、B777-300ER型機とA321-200型機です。
エバー航空 B777-300ER型機
B777-300ER型機はエバー航空が主に長距離路線で使用している大型機です。
東京-台湾間では「成田-台北(桃園)」路線で使用されています。
「1-2-1」に配列されたビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス)にはスタッガード型のフルフラットシートが装着されています。
「2-4-2」に配列されたプレミアムエコノミークラスのシートピッチは38インチ(約97cm)です。
「3-3-3」に配列されたエコノミークラスには個人用モニターが付いたシートが装着されています。
【エバー航空 B777-300ER型機】
ビジネスクラス(プレミアムローレルクラス):39席(配列は1-2-1)
プレミアムエコノミークラス:56席(配列は2-4-2)
エコノミークラス:238席(配列は3-3-3)
【エバー航空B777-300ER型機のシートマップ】はこちらをご覧下さい。
エバー航空 A321-200型機
A321-200型機はエバー航空が近距離路線で使用している小型機です。
東京-台湾間では「成田-台北(桃園)」路線で使用しています。
「2-2」に配列されたビジネスクラスにはシートピッチ45インチのリクライニングシートが装着されています。
「3-3」に配列されたエコノミークラスのシートには個人用モニターは付いていません。
【エバー航空 A321-200型機】
ビジネスクラス:8席(配列は2-2)
エコノミークラス:176席(配列は3-3)
【エバー航空A321-200型機のシートマップ】はこちらをご覧下さい。
キャセイパシフィック「成田-台北(桃園)路線」の運航機材
キャセイパシフィック航空は香港の航空会社です。
優れた安全性と高いサービス水準が世界的に評価されています。
キャセイパシフィック「成田-台北(桃園)路線」の運航機材はB777-300型機です。
キャセイパシフィック B777-300型機
B777-300型機はキャセイパシフィックが中・近距離路線で使用している大型機です。
「2-3-2」に配列されたビジネスクラスには、個人用モニターが付いたゆとりあるシートが装着されています。
「3-3-3」に配列されたエコノミークラスには個人用モニターが付いたシートが装着されています。
【キャセイパシフィック B777-300型機】
ビジネスクラス:32席(配列は2-3-2)
エコノミークラス:296席(配列は3-4-3)
【キャセイパシフィックB777-300のシートマップ】はこちらをご覧下さい。
5社のサービス水準に関する評価
日本航空・全日空・チャイナエアライン・エバー航空・キャセイパシフィックのサービス水準と安全性に関する評価は次のとおりです。
サービス水準に関する評価
成田・台北(桃園)路線を運航している会社は、サービス水準において世界的に評価が高いエアラインが多いことが特徴です。
全日空・日本航空・エバー航空・キャセイパシフィックは、英国スカイトラックス社の格付けにおいて、世界で10社しかない5つ星の認定を受けています。
2018エアラインランキング | 2018エイビーロード調査 | スカイトラックス社格付け | |
キャセイパシフィック | 6位 | 20位以下 | ★★★★★ |
全日空 | 3位 | 1位 | ★★★★★ |
エバー航空 | 5位 | 6位 | ★★★★★ |
日本航空 | 13位 | 2位 | ★★★★★ |
チャイナエアライン | 35位 | 20位以下 | ★★★★☆ |
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
東京から台北までは約3時間半という短いフライトですが、LCCとは異なりJALのB737-800型機以外はワイドボディ機が採用されています。
エコノミークラスのシートに関しても各社ともに特に広いシートは採用していないのですが、全ての座席に個人用モニターが装着されています。
サービス内容に関しては特にレベルの高いエアラインが集中している路線なので、どのエアラインを利用しても快適なフライトになりそうです。
料金に関してはサプライスで簡単に検索できます。チャイナエアラインとエバー航空が安いようです。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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