私の愛車は「2008年式アウディA3スポーツバック1.8TFSIリミテッド2」です。
新車で購入して今年で15年目を迎えたのですが、快調に走っているので先日車を購入したディーラーで車検を通しました。
私は過去に愛車のバッテリーが何の前触れもなく交換から2年10か月で突然死をした経験があるので、これまでは車検の度にディーラーで純正のバッテリーに交換をしてきました。
ところが13年目の車検の時に、純正のバッテリーが43,120円に値上がりをして、交換工賃7,150円と合わせると、バッテリー交換だけで50,270円もかかってしまいました。
そこで、今回の15年目の車検では純正のバッテリーに交換せずに、私の愛車に適合したバッテリーを通販で安く購入して、自動車整備工場に持ち込みバッテリーの交換をしてもらいました。
今回の記事では、通販でのバッテリーの購入と自動車整備工場での交換の様子についてご紹介をします。
交換前のバッテリーの状態
私、は2023年2月に愛車のバッテリーの状態を把握するために、通販でバッテリーチェッカーを購入しました。
その時の測定値は概ね次のとおりでした。
- バッテリーの健全度(SOH):93%
- 抵抗測定値(IR):4.8mΩ
- 充電率(SOC):38%
- 電圧:12.1V
- コールドクランキングアンペア(CCA):600A
この測定値の中で最も気になったのが電圧です。
自動車のバッテリーの場合には電圧が12.5Vを下回った場合には交換のサインと言われているのですが、私の愛車の場合には12.1Vしかありませんでした。
その後、5月の車検時にはバッテリーの充電をしてもらったので、測定結果は次のとおり改善をしました。
- バッテリーの健全度(SOH):100%
- 抵抗測定値(IR):4.1mΩ
- 充電率(SOC):67%
- 電圧:12.4V
- コールドクランキングアンペア(CCA):722A
診断結果は概ね良好だったのですが、やはりバッテリーの電圧だけは12.4Vまでしか改善をしませんでした。
この時点でのバッテリーの電圧が12.5Vを超えていればバッテリーの交換時期を遅らせてもいいかなと思っていたのですが、測定結果が12.4Vだったので今のタイミング(2023年6月)でバッテリーを交換することにしました。
交換するバッテリーの選択
私が今回の交換のために選んだバッテリーは、私の2008年式アウディA3スポーツバック1.8TFSIに適合する「VALTA」社の「シルバーダイナミック E44」(品番は577400078)で、19,572円で購入しました。
13年目の車検時には純正バッテリーが43,120円もしたので、約2万3千円も安くバッテリーを手に入れたことになります。
適合するバッテリーの選び方ですが、私の場合には次のように行いました。
まず、交換するバッテリーのメーカーですが、いろいろと調べたところドイツ車の場合には「VALTA」「BOSCH」「MOLL」等の欧州メーカーが純正品と互換性のあるバッテリーを多数提供していることがわかりました。
この3社のなかでは、「VALTA」「BOSCH」の2社のバッテリーの価格が魅力的だったので、どちらにするのか迷いました。
しかし、私のアウディA3の純正バッテリーも「VALTA」社製で、どうやら「BOSCH」社製のバッテリーは「VALTA」社が作ったOEM商品らしいので、今回は「VALTA」社製のバッテリーを選ぶことにしました。
自分の車に適合するバッテリーの品番等を探す時には、この販売店からバッテリーを購入するかどうかは別として、次の販売店のサイトが役に立ちました。
「BOSCH」社製のバッテリーは「BOSCH」社の車種別適合品サーチで検索できます。
ここで重要なのは、適合バッテリーは車種別に異なるのではなく、車の型式によって異なるということです。
同じ車種でも型式によって適合するバッテリーは異なるのです。
また、アイドリングストップ搭載車とアイドリングストップ非搭載車でも適合するバッテリーは異なります。
車の型式は、車検証で確認できます。(私のアウディA3の場合には「ABA-8PBZB」)
さらに同じ型式でも異なるバッテリーが搭載されている場合もあるので、バッテリーを購入する販売店が決まったら、その販売店で購入しようとしているバッテリーが自分の車に適合するのかどうかを事前に確認することが多くの販売店で推奨されています。
私が購入する際には、次の項目を販売店にメールで伝えて適合するかどうかを確認しました。
- 車検証に記載の型式
- 車検証に記載の17桁の車台番号
- 現在装着されているバッテリー本体のサイズ(縦×横×高さ)
- 現在装着されているバッテリーの品番・容量が記載されているラベルを撮影した画像
- 購入しようとしているバッテリーの品番
ちなみに私は比較的価格が安く、納品前に満充電を行い、不要バッテリーを引き取ってくれる楽天の販売店でバッテリーを購入しました。
通販の場合にはどの販売店から購入すれば良いのか迷いますが、楽天やアマゾンで販売店を探すのも一つの方法だと思います。
購入したバッテリーの状態
さて、私の車への適合を確認したバッテリーですが、金曜日に販売店に注文をしたところ、2日後の日曜日の午後に自宅に届きました。
どんな状態で自宅に届くのか楽しみにしていたところ、新品とのことですが販売店の外箱にそのままバッテリーが入って届きました。並行輸入品なのかもしれませんね。
購入したバッテリーについても、バッテリーチェッカーで測定をしてみました。
- バッテリーの健全度(SOH):100%
- 抵抗測定値(IR):3.7mΩ
- 充電率(SOC):82%
- 電圧:12.6V
- コールドクランキングアンペア(CCA):815A
やはり新品だけあって、全ての項目で交換前のバッテリーよりも良好な数値となっていました。
電圧もしっかりと12.6Vと表示されました。
これであとはバッテリーを載せ替えるだけです。
バッテリーの交換はプロにお願いしました
上の写真は、バッテリー交換後のエンジンルームの様子です。
さて、バッテリーの載せ替えですが、自分で行うのではなくてプロにお願いをしました。
自分で載せ替えることも考えてみたのですが、多くの輸入車ではバッテリー交換後に車載コンピュータのアダプテーション(コーディングやリセットとも言うようです)を行う必要があるらしく、それを自分では行えないことがネックとなりました。
例えば、私の車の場合には、純正のバッテリーの容量は72Ahですが、今回購入したバッテリーの容量は77Ahです。
このことを車載コンピュータに認識させなければならないそうです。
そして、この作業はアウディのテスターや専用のソフトウェアで行う必要があるとのことでした。
この作業を行ってくれる自動車整備工場を探したところ、自宅からそれほど遠くない場所で見つかったので、その整備工場でバッテリーの載せ替えとアダプテーションをお願いしました。
なお、このショップではバッテリーの搭載位置によってバッテリー交換の工賃が違ってきます。
私の場合にはバッテリーがエンジンルームにあったので交換工賃が7,700円でしたが、バッテリーがシートの下やラゲッジルームの下に搭載されているような場合にはもっと高額になるようです。
さらにパーツの持ち込み交換はそこそこニーズがあるようで、予約できるのは平日でも1~2週間先、土曜日はもっと先になってしまいます。
交換当日の流れはとてもスムーズで、私の車の場合には受付後30分程度でバッテリーの交換が終了しました。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のバッテリー交換でかかった費用は次のとおりです。
- バッテリー代:19,572円
- バッテリー交換工賃:7,700円
- バッテリー交換後情報書き換え(リセット)費用:3,300円
- 合計:30,572円
一方、13年目の車検でのバッテリー交換費用は次のとおりでした。
- バッテリー代:43,120円
- バッテリー交換工賃:7,150円
- 合計:50,270円
時期が2年間ほど乖離していますが、今回通販でバッテリーを購入して持ち込み交換をお願いしたところ、ディーラーで純正のバッテリーに交換する場合よりも約2万円安くできました。
あとは、時々バッテリーの状態をチェックしながら、引き続き愛車でのカーライフを楽しみたいと考えています。
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。