シンガポール航空は機内サービスの評判がとても良いエアラインです。
2022年の英国スカイトラックス社の顧客満足度ランキングでも、2年連続で第2位にランキングされています。
人気の秘密は、最新機材の導入・充実した機内食・CAの対応など、全てにおいて最高水準にあることでしょう。
もちろんビジネスクラスのシートに関しても例外ではありません。
今回は、このシンガポール航空ビジネスクラスのシートについてご紹介します。
規格外に広い長距離路線ビジネスクラスシート
(シンガポール航空のホームページより)
シンガポール航空の長距離用機材A380-800型機、A350-900型機、B777-300ER型機、リニューアルされたB777-200ER型機には、ベッドとしても利用できる「フルフラットシート」が装着されています。
この「フルフラットシート」の幅は86cmもあり、全ての機材で「1-2-1」と余裕の配列。
全席から直接通路に出ることができて、ベッドとして利用する時の長さは198cm。
多くの航空会社は、限られたスペースに1人でも多くの乗客を収容するために「ヘンリボーン型」や「スタッガード型」などのフルフラットシートの開発を競っていますが、シンガポール航空だけは乗客のためにスペースを確保しています。
その証拠に、シートは全て前向きで縦に見た場合でもきれいに1列。
限りなくファーストクラスに近いビジネスクラスシートです。
(シンガポール航空のホームページより)
個人用のモニターは「18インチワイドHD液晶スクリーン」で、もちろん「ノイズキャンセリング・ヘッドホン」も装備されています。
シートの周りは高いパーティションで囲まれていて、プライバシーの確保も十分にされています。
一度シンガポール航空のビジネスクラスシートを経験すると、他の航空会社のビジネスクラスには乗れないという話もうなずけます。
シンガポール航空webサイト【長距離路線ビジネスクラス】はこちら
このシートが装着されている機材をご紹介します。
A380-800型機
A380-800型機は、総2階建てのボディを持つ世界最大の航空機です。
以前は「シンガポール・成田・ロサンゼルス線」のSQ11便・SQ12便にも使用されていましたが、今のところ日本路線では不定期に投入されるだけのようです。
シンガポール航空が日本路線で使用しているA380型機は、スイート・ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラス制で運航されています。
ビジネスクラスのフルフラットシートは全てアッパーデッキにあり、「1-2-1」の配列で86席が装着されています。
A350-900型機
A350-900型機は、エアバス社が製造している最新鋭の中型ワイドボディ機です。
日本路線では2016年12月から「羽田・シンガポール線」のSQ632便・SQ633便に投入されています。
シンガポール航空のA350-900型機は、ビジネスクラス・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの3クラス制で運航されています。
ビジネスクラスには、フルフラットシートが「1-2-1」の配列で42席装着されています。
B777-300ER型機
B777-300ER型機は、シンガポール航空が成田・シンガポール路線のSQ011便・SQ012便、羽田・シンガポール線のSQ631便・SQ636便で使用されている大型機です。
また羽田・成田線以外でも、不定期に使用されています。
シンガポール航空が日本路線で使用しているB777-300ER型機は、ファーストクラス・ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラスで運航されています。
ビジネスクラスにはフルフラットシートが「1-2-1」の配列で42席装着されています。
B777-200ER型機
B777-200ER型機はシンガポール航空が長距離路線で使用している大型機です。
このB777-200ER型機のうちリニューアルが済んでいる機材に最新型のフルフラットシートが装着されていますが、現在日本路線では定期的には使用されていないようです。
ビジネスクラスにはフルフラットシートが「1-2-1」の配列で26席装着されています。
なお、リニューアルが済んでいないB777-200ER型機には、下の写真のライフラットシートが装着されています。
(シンガポール航空のホームページより)
十分にゆとりがある中距離路線ビジネスクラス
(シンガポール航空のホームページより)
シンガポール航空が使用するA330-300型機、B777-300型機、リニューアルされたB777-200型機には、ライフラットのシェル型リクライニングシートが装着されています。
シェル型シートなので前席のリクライニング角度を気にすることなくくつろぐことができて、ライフラットにすれば十分に身体を休めることができます。
このシートが装着されている機材をご紹介します。
A330-300型機
A330-300型機は、シンガポール航空が中距離路線で使用する中型機です。
日本路線では、主に関西・中部・福岡とシンガポールを結ぶ路線で使用されています。
A330-300型機のビジネスクラスには、シェル型シートが「2-2-2」の配列で30席装着されています。
B777-300型機・B777-200型機
B777-300型機・B777-200型機は、シンガポール航空が中距離路線で使用する大型機です。
日本路線では主に成田・羽田線で使用されています。
B777-300型機のビジネスクラスにはこのシェル型シートが「2-2-2」の配列で50席装着されています。
B777-200型機についてはリニューアルが済んでいる機材にこのシートが装着されていて、ビジネスクラスに「2-2-2」の配列で38席が装着されています。
なお、リニューアルが済んでいないB777-200型機のビジネスクラスには「2-3-2」の配列で従来型のリクライニングシートが装着されています。
シンガポール航空のサービス水準・安全性に関する評価はどうか
シンガポール航空は、日本や海外で行われている航空会社の顧客満足度調査やサービス格付けで高い評価を得ています。
特に、英国スカイトラックス社による格付けでは、世界で10社しかいない5つ星を得ているエアラインのひとつです。
また、スカイトラックス社の顧客満足度調査では、2年連続で第2位です。
顧客満足度調査のランキング
- 2022年エアラインランキング:第2位(2021年:第2位)
※英国スカイトラックス社による顧客満足度調査
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
エアラインの設備・装備・サービスに対する格付け
- 英国スカイトラックス社による格付け:5つ星「★★★★★」
※最高評価は5つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
シンガポール航空長距離路線のビジネスクラスシートは、世界中の航空会社の中で最も広いビジネスクラスのシートです。
他の航空会社であれば、ファーストクラスと言っても通用するレベルのシートです。
シンガポール線のビジネスクラスを利用するのであれば、ぜひシンガポール航空を検討してみてはいかがでしょうか。
機内食やCAのサービスレベルも世界最高水準と言われています。
この記事がみなさんのお役にたてばうれしいです。
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