メルセデスベンツAクラスは、1997年に初代モデルが販売開始されたメルセデスベンツで最もコンパクトなモデルです。
Aクラスの現行モデルは、2018年10月にフルモデルチェンジが行われた4代目です。
メルセデスベンツAクラスにも充実した先進安全装備が装着されているのですが、先進安全装備は自動車メーカーにより機能のネーミングが異なることもありわかり難いですよね。
そこで今回の記事では、メルセデスベンツAクラスに搭載されている先進安全装備をご紹介します。
※この記事は2021年6月時点の情報をもとに書いています。
メルセデスベンツAクラスの先進安全装備まとめ
まず最初に、メルセデスベンツAクラスに搭載されている先進安全装備のまとめをご紹介します。
「レーダーセーフティパッケージ」に含まれている6機能は、「A 180」「A 180 スタイル 」「A 200 d」ともに2020年9月から標準装備となりました。
「アテンションアシスト」も全グレードに標準装備されます。
「リヤクロストラフィックアラート」「 ドライブアウェイアシスト」は「A 180」「A 180 スタイル 」のみ標準装備になります。
「アダプティブハイビームアシスト・プラス」は、「A 180」「A 180 スタイル 」のみオプション装備になります。
先進安全装備 | A 180 | A 180 スタイル | A 200 d |
アクティブディスタンスアシスト | 〇 | 〇 | 〇 |
アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付き) | 〇 | 〇 | 〇 |
緊急回避補助システム | 〇 | 〇 | 〇 |
渋滞時緊急ブレーキ機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付き) | 〇 | 〇 | 〇 |
アクティブレーンキーピングアシスト | 〇 | 〇 | 〇 |
アテンションアシスト | 〇 | 〇 | 〇 |
リヤクロストラフィックアラート | ― | 〇 | 〇 |
ドライブアウェイアシスト | ― | 〇 | 〇 | アダプティブハイビームアシスト・プラス | ― | △ | △ |
※〇=標準装備、△=オプション装備、―=設定なし
メルセデスベンツAクラスに搭載される先進安全装備
アクティブディスタンスアシスト
アクティブシスタンスアシストは、高速走行から渋滞時まで、ステアリングに手を添えているだけで、自動加減速とステアリングアシストで、前走車との最適な距離を維持しながら、車線もキープします。
ドライバーの疲労を大幅に軽減し、安全性向上に貢献します。
アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付き)
アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付き)は、前走車、歩行者などとの衝突の危険を警告します。
そして、ブレーキを踏むと必要な場合は自動でブレーキ圧を高めます。
また、運転者が反応しない場合は、自動(被害軽減)ブレーキが作動。衝突回避または衝突被害の軽減を図ります。
緊急回避補助システム
緊急回避補助システムは、前方にいる車道横断中の歩行者との衝突の危険があるときなどに、回避しながら走行車線にスムーズに戻れるようドライバーのステアリング操作をアシストします。
とっさの回避操作が安心して確実に行えます。
渋滞時緊急ブレーキ機能
渋滞時緊急ブレーキ機能では、突然渋滞の後尾が現れた場合などに、その左右などに回避スペースがないと判断すると、即座に自動(被害軽減)ブレーキが作動して、衝突回避または被害軽減を図ります。
回避スペースがある場合は、ドライバーの回避操作を優先します。
アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付き)
アクティブブラインドスポットアシスト(降車時警告機能付き)は、斜め後方の死角にいるクルマや自転車に気づかずに車線変更しようとすると警告や自動補正ブレーキで危険回避をサポートします。
さらに停車時に、後方から接近するクルマに気づかずにドアを開けようとすると、インジケーターと音で警告します。
アクティブレーンキーピングアシスト
アクティブレーンキーピングアシストは、フロントウインドウのステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告します。
ドライバーが反応しない場合は自動補正ブレーキによって車両を車線内に戻そうとします。
アテンションアシスト
アテンションアシストは、高速道路でで長時間にわたる運転を行っている時などに、疲労レベルを知らせます。
さらに、運転者の疲労や注意力の低下を検知すると、警告音とともに休憩を促すメッセージをマルチファンクションディスプレイに表示します。
リヤクロストラフィックアラート
リヤクロストラフィックアラートは、駐車スペースからバックで出る時に、後方を横切る車などを検知すると、表示と音で警告します。
必要な場合には、自動(被害軽減)ブレーキが作動します。
ドライブアウェイアシスト
車両前方もしくは後方約1m以内に障害物が検知された場合に、その方向に進むギアを選択してアクセルを踏み込んでも時速2m/h以上の速度が出ず、警告音によって誤発信の可能性がsることを知らせます。
アダプティブハイビームアシスト・プラス
アダプティブハイビームアシスト・プラスとは、片側18個のLEDを瞬時に制御することで、前走車、対向車を眩惑せずに、より広い範囲を自動で照らし続ける先進のシステムです。
安心感に満ちた夜間の視界を実現します。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルセデスベンツAクラスの先進安全装備をご紹介しました。
以前、Aクラスの「レーダーセーフティパッケージ」はオプション扱いだったのですが、2020年9月から全クラスに標準装備されました。
それでも「A 180」には設定がない先進安全装備があり、「A180スタイル」「A 200 d」にもオプション設定となる機能があります。
どうせならば全機能を全グレード標準装備にすればいいのに、と思ってしまうのはメルセデスに期待をし過ぎるからでしょうか。
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。