成田・バリ島(デンパサール)線に新規就航!インドネシア・エアアジアXの機材・サービスをチェック!

インドネシアのバリ島へは、毎年日本からも多くの観光客が訪れます。

バリ島にあるデンパサール国際空港までは、成田から約7時間。

これまで、成田・デンパサール路線の直行便はガルーダインドネシア航空が毎日1便を運航していたのですが、2017年5月25日からはLCCの「インドネシア・エアアジアX」も運航することになりました。

※2017/5/25~2017/6/17までは週4往復、2017/6/18からは毎日1往復を運航します。

インドネシア・エアアジアXはLCCなので、フルサービスキャリアのガルーダインドネシア航空と比べるとサービス面が大きく異なります。

しかし料金が安いので、若い人を中心にインドネシア・エアアジアXの利用を検討することもあるでしょう。

そこで今回の記事では、これからバリ島旅行を計画する人の参考となるように、インドネシア・エアアジアX「成田・バリ島(デンパサール)線」の機材とシート・サービスをチェックしてみたいと思います。

【追記】

2019年1月14日をもって、インドネシア・エアアジアXは成田・デンパサール路線から撤退しました。

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「インドネシア・エアアジアX」について

(エアアジアのフェイスブックより)

機材・シート・サービスのチェックをする前に、インドネシア・エアアジアXの概要をご紹介します。

インドネシア・エアアジアXは、マレーシアのLCC(格安航空会社)である「エアアジア」(Air Asia)傘下の航空会社「エアアジアX」とインドネシア企業の共同出資により、2013年に設立されました。

エアアジアグループの中では、エアアジアXと共に国際線専門のLCCという位置づけです。

2015年1月から運航を開始して、現在バリ島のデンパサール国際空港を拠点に、マレーシア・タイ・オーストラリア・サウジアラビアに乗り入れています。

日本路線に関しては、20170年5月25日から成田空港に乗り入れを開始します。

インドネシア・エアアジアXの成田・バリ島線時刻表

インドネシア・エアアジアXの成田・バリ島線は、成田発が月・火・木・土、バリ島発が月・水・金・日の週4往復で運航されます。

※2017/5/25~2017/6/17までは週4往復、2017/6/18からは毎日1往復を運航します。

成田発は8時25分でバリ島到着は14時25分、バリ島発は23時で成田着は翌日の7時10分と夜行便になります。

なお成田・バリ島(デンパサール)線には、現在フルサービスキャリアのガルーダインドネシア航空が毎日1往復を運航しています。

成田⇒バリ島(デンパサール)

XT402便 08:25発⇒14:25着(A330-300:月・火・木・土)

バリ島(デンパサール)⇒成田

XT401便 23:00発⇒07:10着(A330-300:月・水・金・日)

※便名の頭の記号
XT-インドネシア・エアアジアX
※時刻表は2017年5月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

インドネシア・エアアジアX 成田・バリ島線の機材・シート

(エアアジアのホームページより)

インドネシア・エアアジアXの成田・バリ島線の機材はエアバス社製のワイドボディ機A330-300型機です。

flyteamによると、現在インドネシア・エアアジアXでは2機のA330-300型機と4機のA320-200型機を保有しており、この6機で運航しているようです。

インドネシア・エアアジアXのA330-300型機は、一般的なエアラインのビジネスクラスに相当する座席が12席と、一般的なエアラインのエコノミークラスに該当する座席が365席の2クラスで運航されていて、座席の合計数は377席です。

エコノミークラスの前方部分には「クワイエットゾーン」というエリアが設定されています。

この「クワイエットゾーン」はノイズ(騒音)を最小限に抑えた静かなエリアで、10歳以上で乳児を帯同していない乗客だけが座席を指定できます。

また、エコノミークラスの各セクションの最前列には足元が広いシートがあり、このシートは「ホットシート」と呼ばれています。

  • プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス):12席
  • スタンダードシート・ホットシート(エコノミークラス):365席

【インドネシア・エアアジアXA330-300型機のシートマップ】


インドネシア・エアアジアX成田・バリ島線 A330-300型機のシート

プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)

(エアアジアのホームページより)

インドネシア・エアアジアX A330-300型機のプレミアムフラットベッドは、機体最前方に「2-2-2」の配列で12席が装着されています。

SeatGuruによると、シートピッチは60インチ(約152cm)と広く、シート幅も20インチ(約51cm)あります。

このシートはリクライニングさせるとフラットにはなるのですが、リクライニングの角度はやや斜めで180度にはならない「ライフラットシート」です。

インドネシア・エアアジアXでは、機内のエンターテインメントは「Xcite Tab」というタブレット端末を有償でレンタルして視聴するので、座席には個人用モニターは付いていません

なお、プレミアムフラットベッドを利用する乗客には機内食が無料で提供され、枕やブランケットも無料で利用できます。

レギュラーシート(エコノミークラス)

(エアアジアのホームページより)

インドネシア・エアアジアXA330-300型機のエコノミークラスには「3-3-3」の配列で365席のシートが装着されています。

インドネシア・エアアジアXのエコノミークラスシートで注意しなければならないのは、A330-300型機なのに「3-3-3」の配列で横に9席もあることです。

どういうことかと言うと、A330-300型機のエコノミークラスの場合には、普通は「2-4-2」の配列で横に8席しか配置しないのです。

フルサービスキャリアの機材では、チャイナエアラインのA330-300型機や大韓航空のA330-300型機のエコノミークラスが「2-4-2」の配列です。

胴体幅がインドネシア・エアアジアXのA330-300型機と同じであるハワイアン航空のA330-200型機のエコノミークラスにも「2-4-2」の配列で横に8席しかありません。

つまりインドネシア・エアアジアXは「3-3-3」の9席配置なので、シートの横幅は他のフルサービスキャリアのエコノミークラスよりも狭いということです。

SeatGuruのサイトによると、インドネシア・エアアジアXと同じ仕様のエアアジアXのエコノミークラスのシートピッチは32インチ(約81cm)あるのですが、シート幅は16.5インチ(約42cm)と一般的なエコノミークラスよりも横幅が3~4cm狭いようです。

料金が安いLCCは一度に多くの乗客を運ばなければならないので、シートの快適性を犠牲にしているのですね。

なお、足元が広い「ホットシート」と周りが静かな「クワイエットゾーン」のシートは、航空券購入時に「プレミアムフレックス」という運賃を選ぶと座席の指定ができます。

なお、エコノミークラスの座席にも個人用モニターは付いていません。

インドネシア・エアアジアX 成田・バリ島線 A330-300型機のサービス

エアアジアXの運賃タイプとサービス一覧


機内食のサービス

LCCでは基本的に機内食やドリンクは全て有料になります。

しかしインドネシア・エアアジアXでは、プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)の乗客には機内食が1食無料で提供されます。

またエコノミークラスでも「バリューパック」「プレミアムフレックス」料金の場合には、機内食が1食無料で提供されます。

機内食はエアアジアのホームページで事前に予約をすることもできます。

エアアジアホームページ「エアアジアX機内食」はこちら

機内でのエンターテインメント

インドネシア・エアアジアXでは、機内のエンターテインメントは「Xcite Tab」というタブレット端末を有償でレンタルして視聴することになります。

【「Xcite Tab」の料金】

  • 機上でレンタルする場合には60マレーシアリンギット(約1,550円)
  • 事前予約の場合には49マレーシアリンギット(約1,260円)

そのため、座席には個人用モニターは付いていません。

エアアジアホームページ「機内エンターテインメント」はこちら

※注意!大きな音が出ます!

枕・毛布などのサービス

プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)の乗客は枕や毛布を無償で利用できますが、エコノミークラスの乗客は有償となります。

  • 毛布レンタル:10マレーシアリンギット(約250円)
  • コンフォートキット購入(枕・アイマスク・毛布):49マレーシアリンギット(約1,260円)

エアアジアXの機内販売商品はこちら

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

インドネシア・エアアジアXを利用すると、安い料金でバリ島往復ができます。

しかし、LCCなので当然のことながら機材やシート・サービス内容はフルサービスキャリアとは異なっています。

搭乗時間が短いアジア路線では気にならなかったシートの狭さや機内エンターテインメントに関しても、バリ島までの飛行時間を考えると不満に感じる人も多いかなと思います。

私個人としては、この年になって狭いLCCでバリ島往復は厳しいかなと思う一方で、若い人は帰りの夜行便はどうせ寝るだけと割り切ればLCCの利用もありかなという気もします。

いずれにせよ、私たちのような一般の旅行者にとってLCCという選択肢が増えたことは好ましいことなので、予算の他に機材やサービスのことも考えたうえで利用するエアラインを選ぶことが大切かなと思います。

最後まで読んで頂きありがとございました。

※ガルーダインドネシア航空の機材・サービスに関しては、次の記事をご覧ください。

(ガルーダインドネシア航空WEBサイトより) インドネシアのバリ島は日本でも人気の高級リゾート地です。 バリ島にあるデン...

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