(デルタ航空プレスリリースより)
デルタ航空は2008年にノースウェスト航空と合併して多くの日本路線を引き継いだこともあり、日本でもお馴染みの航空会社になりました。
日本と米国本土・ハワイを結ぶ路線で使用している機材もバラエティに富んでいて、これらワイドボディ機のビジネスクラス「デルタ・ワン」には全てフルフラットシートが装着されています。
また2017年10月には個室タイプのフルフラットシートを装着した新しいビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」を備えたエアバス社製の最新鋭大型機A350-900型機が投入されました。
さらに2019年8月には「デルタ・ワン・スイート」を備えたA330-900neoも投入されました。
そこで今回の記事では、これから仕事や旅行でデルタ航空の「デルタ・ワン」や「デルタ・ワン スイート」を利用する方の参考となるように、それぞれの機材のフルフラットシートの特徴をご紹介したいと思います。
デルタ航空の新しいビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」
A350-900型機、A330-900neoの「デルタ・ワン スイート」
(デルタ航空プレスリリースより)
デルタ航空の羽田ーアトランタ線、羽田ーデトロイト線、羽田ーロサンゼルス線には、エアバス社製の最新鋭大型機A350-900型機が投入されています。
また、羽田ーロサンゼルス線、羽田ーミネアポリス線、羽田ーシアトル線には、同じくエアバス社の最新鋭機A330-900neo型機が投入されています。
このA350-900型機とA330-900neo型機に新しいビジネスクラスとして導入されたのが「デルタ・ワン スイート」です。
A350-900型機の「デルタ・ワン スイート」は、上の図のとおり機体の前方部分に「1-2-1」の配列で32席が装着されています。
(デルタ航空プレスリリースより)
「デルタ・ワン スイート」がこれまでのビジネスクラスである「デルタ・ワン」と最も異なる部分は、各座席にスライド式のドアが付いており、このドアを閉めると完全に個室になるところです。
(デルタ航空プレスリリースより)
これまでのビジネスクラス「デルタ・ワン」も他のエアラインのビジネスクラスと比べるとプライベート性が高いことが特徴でした。
「デルタ・ワン スイート」では更に一歩進んでスライドドアが採用され、このドアを閉めると完全にプライバシーが守られることになります。
(デルタ航空プレスリリースより)
もちろんシートは180度リグライニングをさせてベッドとしても利用できるので、これまで以上に安心して横になったり睡眠をとったりすることが出来ます。
(デルタ航空プレスリリースより)
シートには18インチの高解像度個人用モニターの他、ユニバーサル電源・高性能USBポートも設置されており、これまで以上に他人の目を気にすることなく自分の時間を過ごしたり仕事をすることが出来ます。
デルタ航空のビジネスクラス「デルタ・ワン」
A330-300型機・A330-200型機の「デルタ・ワン」
デルタ航空のA330-300型機とA330-200型機では、下の図のとおり「1-2-1」の配列で「デルタ・ワン」のシートが装着されています。
この「デルタ・ワン」では窓際の席がやや外側を向いた斜めに配置され、中央の席はやや内側を向いて配置されています.
この配置を業界では「リバース・ヘリンボーン型」と呼んでいます。
このシートの特徴も個室性が高いことなのですが、中央の席に関しては同行者がいる場合には下の写真のとおりコミュニケーションを取ることも可能な配置になっています。
このシートも180度リクライニングさせてベッドとしても利用することが出来ます。
B767-300ER型機の「デルタ・ワン」
デルタ航空B767-300型機のビジネスクラスのシートは、下の図の通り「1-2-1」の配列で全て前方を向いているのですが、1列ごとにジグザグに(互い違いに)配置されています。
このジグザグ配置を業界では「スタッガート型」(staggered:互い違い・ずれたという意味)と呼んでいます。
シートをジグザグに配置することで、ベッドとして利用する際の足元部分のスペースを確保したり、全てのシート(ベッド)から直接通路に出られるようにするなどの工夫がされています。
またこの「デルタ・ワン」の中央列の乗客は、他の機材の「デルタ・ワン」よりも隣の席とのコミュニケーションが取りやすくなっています。
デルタ航空の就航路線
2023年2月現在、デルタ航空は日本の4つの空港から次の路線に就航しています
- 羽田空港:ホノルル・ロサンゼルス・アトランタ・デトロイト・ミネアポリス・シアトル・ポートランド
- 中部国際空港:デトロイト(運休中)・ホノルル(運休中)
- 関西国際空港:シアトル(運休中)・ホノルル(運休中)
- 福岡空港:ホノルル(運休中)
デルタ航空 羽田空港発着便の時刻表
羽田ーホノルル線
羽田⇒ホノルル
DL180便 21:55発⇒10:15着(B767-300ER)
ホノルル⇒羽田
DL181便 15:45発⇒20:00着(B767-300ER)
羽田ーロサンゼルス
羽田⇒ロサンゼルス
DL008便 16:45発⇒11:05着(A330-900neo)
ロサンゼルス⇒羽田
DL007便 10:00発⇒14:15着(A330-900neo)
羽田ーアトランタ線
羽田⇒アトランタ
DL296便 18:25発⇒18:15着(A350-900)
アトランタ⇒羽田
DL295便 12:55発⇒14:30着(A350-900)
羽田ーデトロイト線
羽田⇒デトロイト
DL276便 15:25発⇒14:30着(A350-900)
デトロイト⇒羽田
DL275便 11:00発⇒13:45着(A350-900)
羽田ーミネアポリス線
羽田⇒ミネアポリス
DL120便 16:20発⇒14:00着(A330-900neo)
ミネアポリス⇒羽田
DL121便 11:05発⇒14:20着(A330-900neo)
羽田ーシアトル線
羽田⇒シアトル
DL166便 16:05発⇒9:15着(A330-900neo)
シアトル⇒羽田
DL167便 11:15発⇒14:00着(A330-900neo)
羽田ーポートランド線
羽田⇒ポートランド
DL068便 18:25発⇒11:35着(A330-200)
ポートランド⇒羽田
DL069便 13:25発⇒16:35着(A330-200)
※時刻表は2023年4月分です。
※便名の頭の記号 DL-デルタ航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
デルタ航空 中部国際空港発着便の時刻表
中部ーデトロイト線
中部⇒デトロイト
運休中
デトロイト⇒中部
運休中
中部ーホノルル線
中部⇒ホノルル
運休中
ホノルル⇒中部
運休中
※時刻表は2023年4月分です。
※便名の頭の記号 DL-デルタ航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
デルタ航空 関西国際空港発着便の時刻表
関西ーシアトル線
関西⇒シアトル
運休中
シアトル⇒関西
運休中
関西ーホノルル線
関西⇒ホノルル
運休中
ホノルル⇒関西
運休中
※時刻表は2023年4月分です。
※便名の頭の記号 DL-デルタ航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
デルタ航空 福岡空港発着便の時刻表
福岡ーホノルル線
福岡⇒ホノルル
運休中
ホノルル⇒福岡
運休中
※時刻表は2023年4月分です。
※便名の頭の記号 DL-デルタ航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
デルタ航空のサービス水準はどうか
実は米国系のエアラインに関しては、顧客満足度調査の評価はあまり高くありません。
やはり米国流のあっさりとしたサービスに対する評価が分かれるようです。
きめ細かいサービスを期待する場合には、JAL・ANAなどの利用をおすすめします。
顧客満足度調査のランキング
- 2022年エアラインランキング:第24位(2021年:第30位)
※英国スカイトラックス社による顧客満足度調査
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
エアラインの機材・装備・サービスに対する格付け
- 英国スカイトラックス社による格付け:3つ星「★★★☆☆」
※最高評価は5つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
デルタ航空はノースウェスト航空の路線を引き継いだこともあり、日本人が利用する機会が最も多い外国の航空会社かもしれません。
そんなデルタ航空のビジネスクラス「デルタ・ワン」は、特に仕事で1人で利用する場合にはとても快適な時間を過ごすことが出来そうです。
また、ホノルル線に使用されているB767-300ER型機の「デルタ・ワン」であれば、グループの旅行で利用してもコミュニケーションがとりやすいと思います。
米国やハワイへビジネスクラスで行く際には、利用を検討してはいかがでしょうか。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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