私がアウディA3を保有していることが分かると必ず聞かれることがあります。
「輸入車って故障するんじゃないの」?
私は輸入車の品質は向上していると感じているのですが、世の中では今でも「輸入車=故障しやすい」と思われているようです。
それとも、私が知らないだけで実際に今でも輸入車は故障しやすいのでしょうか?
私は1994年から11年間アウディ80のお世話になり、2008年からは13年間アウディA3に乗り続けています。
実はアウディ80に乗っていた時には故障の連続で、もうこれ以上は走れないと感じたことから車を手放しました。
ところが現在保有しているアウディA3に関しては、些細な故障はあるものの今のところ致命的な故障は起きていないのです。
これは、私のアウディA3がまだ34,000kmしか走っていないことも一つの要因だと思っています。
ただこの些細な故障ですが、私が些細な事だと感じているだけで、世の中的には大変な事なのかもしれません。
そこで今回の記事では、現在私が保有しているアウディA3に起こった故障を全てご紹介して、今後輸入車を購入しようと考えている方の参考にして頂きたいと思います。
私の愛車はアウディA3スポーツバック
私が今の愛車「アウディA3 スポーツバック 1.8TFSI リミテッド2」を購入したのは、2008年の6月でした。
私が購入したのは、アウディA3の2代目前期型の末期モデルで、オプションがてんこ盛りの特別仕様車です。
この特別仕様車は450台限定で作られたモデルで、本革シートやSラインパッケージなどが装着されたお買い得車でした。
「アウディ・カーライフ・プラス」と「アウディ・フリーウェイ・プラス」に加入しました。
私が以前保有していたアウディ80が故障続きで苦労したこともあり、アウディA3購入時には通常3年間の一般保証を5年間に延長する「アウディ・カーライフ・プラス」に加入しました。
さらに、1年目・2年目の法定点検を無料で行う「アウディ・フリー・ウェイ」プランを4年目まで延長する「アウディ・フリーウェイ・プラス」にも加入しました。
加入費用は「アウディ・カーライフ・プラス」が84,000円、「アウディ・フリーウェイ・プラス」が88,000円で、合計172,000円の追加費用が発生しましたが、輸入車は初期不良が多く定期点検が重要であることを知っていたので、迷いはありませんでした。
「アウディ・カーライフ・プラス」と「アウディ・フリーウェイ・プラス」に関しては、次の記事に詳しく書いています。
1年目から3年目の故障
さて、アウディA3購入から最初の車検時までの3年間ですが、「アウディ・フリーウェイ・プラン」が適用されているので、1か月点検・1年目点検・2年目点検と無料で点検を行い、3年目の車検を迎えましたがそれまで故障なし。
3年目の車検時には、「ブレーキパッドが減ってきたので早めに交換しましょう」ということで「ブレーキパッド」を交換しました。(「アウディ・フリーウェイ・プラン」対応)
さらに、そろそろバッテリーが寿命だということでバッテリーを交換しました。(こちらは有償でした)
4年目から5年目の故障
アウディA3を購入して4年目から5年目には、「アウディ・カーライフ・プラス」のお世話になりました。
まず、アウディA3を購入して5年目に入った頃、純正のカーナビの時計が「0:00」と表示されたまま動かなくなり、自車の位置も全く表示できなくなりました。
これは故障だろうと購入したディーラーに持ち込んだところ、ナビを外してディーラーで修理をすることになり、約3週間ナビの無い状態で車を走らせることになりました。
ところがディーラーでは故障の原因が分からず、この純正のカーナビは日本のクラリオン製だったので、最終的にはナビをクラリオンに送って修理してもらったようです。
心配していた修理費用ですが、純正のカーナビが「アウディ・カーライフ・プラス」の保証の対象になっていたために費用はかかりませんでした。
このカーナビの故障に関しては、次の記事でご紹介しています。
また同時期にエンジンで「ゴロゴロ」という異音がするようになったので、5年目の車検時にそのことを相談すると、「エアコンのコンプレッサーから異音がしているので交換しましょう」ということで、エアコンのコンプレッサーを交換しました。
さらに車検時に運転席のパワーウィンドウからも「ゴロゴロ」という異音が出ていたので、「パワーウィンドウのモーターを交換しましょう」ということになって、運転席パワーウィンドウのモーターを交換しました。
こちらもエアコンとパワーウィンドウが「アウディ・カーライフ・プラス」の保証の対象になっていたので、交換の費用はかかりませんでした。
6年目から7年目の故障
アウディA3を購入して6年目には、タイヤとバッテリーの交換で費用が発生しました。
また6年目の冬に降った大雪が原因で、リヤワイパーが破損してしいました。
まずバッテリーに関してですが、ファミレスの駐車場に停車中に突然エンジンがかからなくなりました。
この時には、自動車保険のロードサービスに連絡をしてエンジンを始動してもらい、そのままディーラーに直行。
ディーラーで原因を調べたところバッテリーの寿命が来たようで、その場でバッテリーの交換をしました。費用は約4万3千円でした。
この時の様子は、次の記事でご紹介しています。
前回のバッテリー交換から約2年半でバッテリーの寿命が来たことから、それ以降は2年毎の車検整備の際にバッテリーを交換するようになりました。
続いて、6年目にはタイヤの交換をしました。
アウディA3を購入して4年目ぐらいからタイヤの角の所に細かいひび割れがたくさん出てきており、5年目の車検時にもタイヤの交換を提案されていました。
しかし、225/45R17のタイヤの値段はとても高く、タイヤ4本をディーラーで交換するのは費用がかかりすぎるために、タイヤの交換が安くできるタイヤショップで交換を行いました。
費用は約10万円でした。
この時の様子は次の記事でご紹介しています。
アウディA3を購入して6年目の冬には、大雪が原因でリヤワイパーが破損してしまいました。
リヤワイパーの交換費用は、約1万円でした。
この時の様子は、次の記事でご紹介しています。
さて、7年目の車検整備ですが、6年目にバッテリーとタイヤの交換を行ったこともあり消耗品の交換だけで済みました。
7年目の車検の様子は、次の記事でご紹介しています。
8年目から9年目の故障
アウディA3を購入して8年目から9年目にかけては、全く故障は起こりませんでした。
しかし、9年目の車検整備時に部品の交換が発生しました。
まず、前輪のロアーアームボールジョイントのブーツがひび割れしていることが分かりました。
ブーツがひび割れしたままだと車検に通らないということなので、ブーツの交換を行いました。費用は約4万6千円かかりました。
次に、フロント左側にあるライト用のウォッシャーノズルが割れていて、その交換を行いました。費用は約3万円かかりました。
この時の車検整備では、この他にバッテリーの交換なども行ったので、トータルの車検費用は約30万円になってしまいました。
9年目の車検の様子は、次の記事でご紹介しています。
10年目から11年目の故障
アウディA3を購入して10年目から11年目にかけても、全く故障は起こりませんでした。
しかし、11年目の車検整備で部品の交換が発生しました。
私のアウディA3のヘッドライトはバイキセノンヘッドライトなのですが、車検前の整備で光量が足りないことが判明しました。
原因はキセノンヘッドライトのバルブの寿命で、バルブを交換しなければならないとのこと。
そしてこのバルブの交換には、純正品を使うと約10万円、社外品を使っても約5万円もかかるというのです。
しかし私が車検をお願いしているディーラーさんのご厚意により、ディーラーさんが保有している部品(中古かもしれません)を使用して約2万円で交換をして頂くことができました。
この時の車検整備では、この他にバッテリーの交換なども行ったので、トータルの車検費用は約24万円になってしまいました。
11年目の車検の様子は、次の記事でご紹介しています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?私のアウディA3は、些細な故障はいくつか発生していますが、まだ致命的な故障は発生していないと思っています。
特にネット等で「アウディはSトロニックトランスミッション(DCT)の故障が多いと」書かれているのですが、私のアウディ3では今のところ問題ありません。
アウディの整備手帳によると、60,000km以上走った場合にはいくつかの重要な部品の交換が推奨されていますが、私の場合にはまだ34,000kmしか走行していないので、故障が少ないのかもしれませんね。
まもなく13年目の車検を迎えるのですが、特に積極的に車を買い替える理由もないので、今年も車検を通す方向に傾きつつあります。
車検が終わりましたら、また様子をお伝えしたいと考えています。
※13年目の車検の様子は次の記事をご覧ください。
この記事がみなさんのお役に立てればうれしいです。