<カタール航空ツイッターより>
カタール航空は、ドーハのマハド国際空港をハブ空港としている、カタール国営の航空会社です。
カタールの国旗と同じえび茶色(赤茶色)のシンボルカラーが、とても印象的なエアラインです。
設立は1993年ですが、その後急成長を遂げて現在では世界中の150以上の都市に就航しています。
機内サービスが充実していることでも有名で、航空会社のサービス評価を行うイギリスのスカイトラックス社からは最高ランクの5つ星を得ている数少ないエアラインの1社です。
国内外で実施されている顧客満足度調査でも高い評価を得ていて、世界中の航空会社を対象とした2018年のエアラインランキングでは第2位を獲得しています。
現在、日本では成田空港と羽田空港に乗り入れており、ドーハとの間に毎日1往復ずつ運航しています。
日本からは中東に向かうだけでなく、ドーハでヨーロッパやアフリカの各都市に向かう便に乗り継ぐことができます。
南周りになりますが、ヨーロッパの主要都市に8万円台からの安い料金で行くことができるのも魅力です。
今回の記事では、カタール航空が日本路線で使用している機材とサービスについてご紹介します。
カタール航空 成田・羽田―ドーハ路線の時刻表
現在カタール航空では、成田・羽田からドーハのハマド国際空港への直行便を毎日1往復を運航しています。
成田・ドーハ路線
成田⇒ドーハ(ハマド国際空港)
QR807便 21:55発⇒05:00着(B777-300ER)
ドーハ(ハマド国際空港)⇒成田
QR806便 02:00発⇒17:55着(B777-300ER)
羽田・ドーハ路線
羽田⇒ドーハ(ハマド国際空港)
QR813便 00:05発⇒05:40着(A350-1000)
ドーハ(ハマド国際空港)⇒羽田
QR812便 06:40発⇒22:40着(A350-1000)
※便名の頭の記号
QR-カタール航空
※時刻表は2023年3月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
カタール航空 成田・羽田ードーハ路線の機材
カタール航空 A350-1000型機
<カタール航空フェイスブックより>
A350-1000型機は、カタール航空が長距離国際路線で使用している最新鋭機です。
カタール航空はA350-900型機のローンチカスタマーですが、A350-1000型機はそのA350-900型機よりも全長が約6.7m長く、さらに大型化されています。
日本路線では、羽田・ドーハ線のQR812便・QR813便で使用されています。
カタール航空のA350-1000型機は次の2クラスで運航されていて、座席数の合計は327席です。
- ビジネスクラス:46席
- エコノミークラス:281席
ビジネスクラス
<カタール航空webサイトより>
カタール航空A350-1000型機のビジネスクラスには「Qsuite」とネーミングされた個室タイプのシートが設置されています。
シートは「1-2-1」の配列で46席が装着されていて、それぞれのシートはスライド式のドアを閉めると完全に個室になります。
シートは前向きと後ろ向きが交互に配置されていて、中央列の4席は可動式パーティションを外すと上の写真のように4人が向かい合って座ることもできます。
窓際のシートは、下の写真のように1人用の個室として利用できます。
<カタール航空ツイッターより>
ビジネスクラスのシートピッチは103インチ(約261cm)、シート幅は21インチ(約53cm)あり、ベッドとして利用する時のベッドの長さは79インチ(約201cm)の大きさがあります。
<カタール航空ツイッターより>
シートには22インチの個人用モニターが設置されていて、1000チャンネル以上あるプログラムの中から最新映画やビデオを好きな時間に楽しむことができます。
エコノミークラス
<カタール航空ツイッターより>
カタール航空A350-1000型機のエコノミークラスには「3-3-3」の配列で281席のシートが装着されています。
シート幅は17インチ(約43cm)、シートピッチは31~32インチ(約79cm~81cm)と標準サイズになります。
<カタール航空ツイッターより>
シートには10インチの個人用モニターが設置されていて、1000チャンネル以上あるプログラムの中から最新映画やビデオを好きな時間に楽しむことができます。
カタール航空 B777-300ER型機
B777-300ER型機は、カタール航空が長距離国際路線で使用している大型機です。
日本路線では、成田・ドーハ線のQR806便・QR807便で使用されています。
カタール航空のB777-300ER型機は次の2クラスで運航されていて、座席数の合計は358席です。
- ビジネスクラス:42席
- エコノミークラス:316席
ビジネスクラス
<カタール航空ホームページより>
カタール航空B777-300ER型機のビジネスクラスには「2-2-2」の配列で42席が装着されています。
このシートは180度リクライニングしてベッドとしても利用できるシェル型のフルフラットシートです。
シート幅は22インチ(約56cm)、シートピッチは78インチ(約198cm)あります。
ただし窓際の列も2席が並んでいるので、ベッドとして利用している時に窓際の乗客が通路に出る場合には、通路側のベッドをまたがなければならないのが難点です。
<カタール航空ホームページより>
シートには17インチの個人用モニターが設置されていて、1000チャンネル以上あるプログラムの中から最新映画やビデオを好きな時間に楽しむことができます。
エコノミークラス
<カタール航空ホームページより>
カタール航空B777-300ER型機のエコノミークラスには「3-4-3」の配列で316席のシートが装着されています。
エコノミークラスのシート幅は17インチ(約43cm)、シートピッチも31~33インチ(約79~84cm)と標準的な広さです。
<カタール航空ホームページより>
シートには個人用モニターが設置されていて、1000チャンネル以上あるプログラムの中から最新映画やビデオを好きな時間に楽しむことができます。
カタール航空のサービス水準はどうか
カタール航空は、日本や海外で行われている航空会社の顧客満足度調査やサービス格付けで高い評価を得ています。
2022年エアラインランキングでは、世界中のエアラインの中で第1位でした。(2021年もは第1位)
また、英国スカイトラックス社による格付けでは、世界中のエアラインで10社しかない5つ星の評価を得ています。
顧客満足度調査のランキング
- 2022年エアラインランキング:第1位(2021年:第1位)
※英国スカイトラックス社による顧客満足度調査
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
エアラインの機材・装備・サービスに対する格付け
- 英国スカイトラックス社による格付け:5つ星「★★★★★」
※最高評価は5つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
カタール航空は、イギリスのスカイトラックス社のエアライン格付けにおいて、最高格付けを得ているエアラインの1つです。(最高格付けを得ているのは11社のみ)
カタールのドーハに行くだけでなく、ヨーロッパの各都市に向かう場合にも利用できます。
南回りなのでヨーロッパまでは約20時間以上かかりますが、ドーハのハマド国際空港での乗り継ぎはそれほど悪くないようです。
機内サービスには定評があるエアラインなので、安い料金でヨーロッパに行きたい場合には利用を検討してもいいかもしれませんね。
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