※アリタリア航空は2021年10月に経営破綻し運航を終了しています。
アリタリア航空は1947年に設立されたイタリアの航空会社です。
日本には1960年代から乗り入れを行っており、現在は成田-ローマ(フィウミチーノ国際空港)路線、成田-ミラノ(マルペンサ国際空港)路線を毎日1往復ずつ運航しています。
イタリアはとても魅力的な国です。私はこれまでに何度かイタリアを訪問していますが、まだまだ行きたい都市はたくさんあります。
アリタリア航空を使用すれば、ハブ空港であるローマのフィウチミーノ国際空港とミラノのマルペンサ国際空港からこれらのイタリアの各都市へ向かう便に乗り継ぐことができます。
帰りにローマかミラノでストップオーバー制度(経由地での24時間以上の滞在)を利用すれば、わずかな追加料金でローマかミラノに滞在することもできます。
これからイタリアに旅行する人は利用す機会があると思うので、今回の記事ではアリタリア航空が日本路線で利用している機材とサービスについてご紹介します。
※アリタリア航空は2021年10月に経営破綻し運航を終了しています。
アリタリア航空 成田-ローマ・ミラノ路線の時刻表
成田-ローマ路線の時刻表
アリタリア空港の成田-ローマ路線は毎日運航されています。
機材はB777-200ER型機です。(A330-200型機の場合もあります。)
成田⇒ローマ(フィウミチーノ)
AZ785便 14:00発⇒19:00着(B777-200ER)
ローマ(フィウミチーノ)⇒成田
AZ784便 14:55発⇒11:15着(B777-200ER)
※便名の頭の記号
AZ-アリタリア航空
※時刻表は2020年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
成田-ミラノ路線の時刻表
アリタリア航空の成田-ミラノ路線は毎日運航されています。
機材はA330-200型機です。(B777-200ER型機の場合もあります。)
成田⇒ミラノ(マルペンサ)
AZ787便 13:20発⇒18:10着(A330-200)
ミラノ(マルペンサ)⇒成田
AZ786便 14:55発⇒11:10着(A330-200)
※便名の頭の記号
AZ-アリタリア航空
※時刻表は2020年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
アリタリア航空 成田ーローマ・ミラノ路線の機材・シート・サービス
アリタリア航空が成田ーローマ路線のAZ784便・AZ785便で使用している機材はB777-200ER型機、成田-ミラノ路線のAZ786便・AZ787便で使用している機材は、A330-200型機です。
アリタリア航空 B777-200ER型機
B777-200ER型機は、アリタリア航空が長距離国際路線で使用している大型機です。
アリタリア航空のB777-200ER型機は次の3クラスで運航されていて、座席数の合計は293席です。
- ビジネスクラス:30席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:24席(2-4-2)
- エコノミークラス:239席(3-4-3)
アリタリア航空 A330-200型機
A330-200型機は、アリタリア航空が長距離国際路線で使用している中型機です。
アリタリア航空のA330-200型機は次の3クラスで運航されていて、座席数の合計は256席です。
- ビジネスクラス:20席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:17席(2-3-2)
- エコノミークラス:219席(2-4-2)
アリタリア航空B777-200ER型機・A330-200型機のシートとサービス
ビジネスクラス
アリタリア航空B777-200ER型機のビジネスクラスには「1-2-1」の配列で30席が装着されています。
アリタリア航空A330-200型機のビジネスクラスには「1-2-1」の配列で20席が装着されています。
ビジネスクラスのシートは、180度リクライニングさせてベッドとしても使えるフルフラットシートです。
このシートは、ジグザグに配置された「スタッガード型」と呼ばれるフルフラットシートで、全ての座席が通路に面しています。
シートには大きさが15.4インチの個人用モニターが設置されていて、好きな時間に映画や音楽を楽しむことができます。
機内食では、季節ごとに考案されたイタリアの郷土料理を楽しむことができます。
また日本発のフライトでは、事前申し込みで和食をオーダーすることも可能です。(1週間前までに申し込みが必要。)
プレミアムエコノミークラス
アリタリア航空B777-200ER型機のプレミアムエコノミークラスには「2-4-2」の配列で24席が装着されています。
アリタリア航空A330-200型機のプレミアムエコノミークラスには「2-3-2」の配列で17席が装着されています。
プレミアムエコノミークラスのシートは、個人用モニターが付いたプレミアムエコノミークラス専用のシートです。
シート幅は19.2インチ(約49cm)シートピッチは38インチ(約97cm)です。
個人用モニターの大きさは10.6インチで、オンデマンドで映画や音楽を楽しむことができます。
機内食は2種類から選ぶことができます。
エコノミークラス
アリタリア航空B777-200ER型機のエコノミークラスには「3-4-3」の配列で239席が装着されています。
アリタリア航空A330-200型機のエコノミークラスには「2-4-2」の配列で219席が装着されています。
エコノミークラスのシート幅は16.5インチ~17インチ(約42cm~43cm)、シートピッチは31インチ~32インチ(約79cm~81cm)で、エコノミークラスの標準的な広さです。
シートには9インチの個人用モニターが装備されていて、好きな時間に映画や音楽を楽しむことができます。
機内食は2種類から選ぶことができます。アルコール類も無料で提供されます。
アリタリア航空のサービス水準・安全性に対する評価はどうか
比較的サービス水準が高い欧州系のエアラインンの中にあって、アリタリア航空はスペインのイベリア航空とともに、顧客満足度調査やサービス格付けでは厳しい評価となっています。
私がアリタリア航空を利用したのはかなり昔になりますが、その時には行きの便が大幅に遅延したものの、サービスに関しては全く問題なく、むしろ標準以上との印象でした。
安全性に関しては若干評価が分かれているようです。
顧客満足度調査のランキング
- 2018年エアラインランキング:第75位(2015年:第63位)
※英国スカイトラックス社による顧客満足度調査
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。 - 2018年エイビーロード顧客満足度調査:第20位以下(2017年:第20位以下)
※調査対象は日本に乗り入れているエアライン40社
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
エアラインの設備・装備・サービスに対する格付け
- 英国スカイトラックス社による格付け:3つ星「★★★☆☆」
※最高評価は5つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
安全性に対する各付け・ランキング
- エアラインレイティングス社による安全性格付け:7つ星「★★★★★★★」
※最高評価は7つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。 - 独「JACDEC」による安全性ランキング:60社中第39位
※独「JACDEC」の安全指数のランキング
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
アリタリア航空は、ローマ・ミラノへ行く時だけでなく、イタリア国内の各都市に行く場合にはとても便利なエアラインです。
ストップオーバー制度を利用すれば、わずかな追加料金でイタリア国内の目的地の他に経由地であるローマ・ミラノにも滞在することができます。
私も以前、アリタリア航空を利用してシチリア島のカターニアまで行き、帰りにはローマでの滞在を楽しんできたことがありました。
もちろん、ローマ・ミラノから他のヨーロッパ諸国の都市へ向かう便に乗り継ぐことも可能です。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
※アリタリア航空は2021年10月に経営破綻し運航を終了しています。
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