羽田ー台北(松山)路線 ビジネスクラスはどのエアラインを選ぶか?

お子さんの独立やご主人様の定年退職を契機に、ご夫婦で海外旅行を計画されている方も多いと思います。

ご夫婦で旅行をされるのなら、日本から約3時間半と近くて時差も1時間しかない台湾はとても魅力的ですよね。

ショッピングやグルメも楽しめるので、若い人の間でも台湾旅行の人気は高まっています。

そんな熟年ご夫婦の台湾旅行でしたら、往復の飛行機でビジネスクラスの利用を検討されてはいかがでしょうか?

ビジネスクラスというと海外出張での利用が多いように思われがちですが、個人旅行で利用する方も増えています。

シートは広々としていてゆったりと寛げますし、機内食もエコノミークラスとは全く違います。

今回は、台湾旅行でビジネスクラスを検討する方の参考となるように、台北の空港・台北路線の時刻表、各航空会社が使用している運航機材とビジネスクラスのシートについてご紹介します。

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ビジネスクラス利用なら羽田発のフライトがおすすめです

台北松山空港は市街地から10分の距離

2023年11月現在、東京から台北に向かう「フルサービスキャリア」(LCC以外の航空会社)のフライトは、毎日成田空港から10便、羽田空港から8便が運航されています。

料金は成田発のフライトの方が若干安いのですが、快適に台湾旅行をしたいのであれば羽田空港発のフライトを選ぶことをおすすめします。

その理由は東京・台北両方の空港へのアクセスが良い事です。

羽田空港は言うまでもないのですが、羽田発の全フライトが到着する「台北松山(ソンシャン)空港」も市街地にある国際空港です。

台北にあるもうひとつの「台北桃園国際空港」が市街地から40kmほど離れた場所にあるのに対して、松山空港は街の中心部から地下鉄や車で10分ほどの距離。

台北に行く場合にとても便利な空港なのです。

羽田-台北松山路線の時刻表

現在羽田ー台北松山路線を運航しているのは、「日本航空」「全日空」「チャイナエアライン」「エバー航空」の4社。

4社共に、羽田空港午前出発、松山空港午後出発のフライトを選べるので、3泊4日など短期間の旅行者にもとても便利です。

羽田⇒台北松山
CI223便 07:55発⇒10:55着(A330-300)
JL097便 08:35発⇒11:40着(B787-9)
NH851便 09:20発⇒12:30着(B787-8)
BR189便 10:25発⇒13:25着(B787-10)
BR191便 12:15発⇒15:05着(B787-10)
NH853便 12:40発⇒15:50着(B787-8)
CI221便 14:15発⇒17:15着(A330-300)
JL099便 18:05発⇒21:00着(B787-8/B787-9)

台北松山⇒羽田
BR192便 07:15発⇒11:05着(B787-10)
CI220便 08:50発⇒12:45着(A330-300)
JL096便 09:30発⇒13:20着(B787-8/B787-9)
NH852便 13:30発⇒17:30着(B787-8)
JL098便 15:35発⇒19:25着(B787-9)
BR190便 16:25発⇒20:15着(B787-10)
NH854便 16:50発⇒20:40着(B787-8)
CI222便 18:25発⇒22:15着(A330-300)

※便名の頭の記号
CI-チャイナエアライン
JL-日本航空
NH-全日空
BR-エバー航空
※時刻表は2023年11月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

日本航空 羽田ー台北松山路線のビジネスクラス

日本航空「羽田ー台北(松山)路線」の機材はB787-9型機とB787-8型機です。

日本航空のB787-9型機のキャビンには3タイプがありますが、羽田-台北(松山)路線にはB787-9型機(239席仕様機)が使われています。

一方、B787-8型機のキャビンにも3タイプがあり、こちらはB787-8型機(206席仕様機)が使われています。

日本航空 B787-9型機(239席仕様機)

(JALウェブサイトより)

B787-9型機は、日本航空の中・長距離路線で使用されている中型機です。

羽田-台北(松山)路線ではB787-9型機(239席仕様機)が使われています。

B787-9型機(239席仕様機は)は次の3クラスで運行されていて合計の座席数は239席です。

  • ビジネスクラス:28席(1-2-1)
  • プレミアムエコノミークラス:21席(2-3-2)
  • エコノミークラス:190席(2-4-2)

【JAL B787-9型機のシートマップ】

B787-9型機(239席仕様機)のシートは「JAL SKY SUITE Ⅲ」

「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには、「JAL SKY SUITE Ⅲ」が装着されています。

日本航空 B787-8型機(206席仕様機)

(JALウェブサイトより)

B787-8型機は、日本航空の中・長距離路線で使用されている中型機です。

羽田-台北(松山)路線ではB787-8型機(206席仕様機)が使われています。

B787-8型機(206席仕様機)は次の2クラスで運行されていて合計の座席数は206席です。

  • ビジネスクラス:36席(2-2-2)
  • エコノミークラス:170席(2-4-2)

【JAL B787-8型機(206席仕様機)のシートマップ】

B787-8型機(206席仕様機)のシートは「JAL SHELL FLAT NEO」

「2-2-2」に配列されたビジネスクラスには、「JAL SHELL FLAT NEO」が装着されています。

羽田空港では「サクララウンジ」が利用可能

日本航空の羽田ー台北松山路線のビジネスクラスの乗客は、羽田空港・松山空港でラウンジが利用できます。

利用できるラウンジは、羽田空港が「サクララウンジ」、松山空港が「Airlines Vip Lounge」になります。

松山空港の「Airlins Vip Lounge」は、松山空港を発着する航空会社の共用ラウンジです。

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【関連記事】

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全日空 羽田ー台北松山路線のビジネスクラス

全日空の運航機材はB787-8型機(240席仕様機)

全日空の羽田ー台北松山路線ではB787-8型機(240席仕様機)が使用されています。

B787-8型機(240席仕様機)は、全日空が中・長距離路線で使用する最新鋭機です。

ビジネスクラスは「2-2-2」の配列で42席が配置されています。この他に「2-4-2」に配列されたエコノミークラスが198席あり、合計で240席が配置されています。

B787-8のキャビンの最大幅は5.49mで、B767-300型機の4.7m、A330-300型機の5.28mよりも広く、同じ「2-2-2」の配置でも他の機材よりはゆったり感があると思います。

【全日空:B787-8型機のシートマップはこちら】

ANA_787-8_240

シートはシェル型の「ANA BUSINESS CRADLE」を採用

羽田ー台北松山路線のB787-8型機(240席仕様機)のビジネスクラスには「ANA BUSINESS CRADLE」というシートが装着されています。

このシートは「シェル型」と言って、シートがリクライニングする時に座席が前にスライドするタイプなので、後ろの座席の人に気兼ねすることなくリクライニングを行うことができます。

シートピッチは59インチ(約150cm)、個人用モニターの大きさは12.1インチです。

羽田空港では「ANAラウンジ」が利用可能

全日空の羽田ー台北松山路線のビジネスクラスの乗客は、羽田空港・松山空港でラウンジが利用できます。

利用できるラウンジは、羽田空港が「ANAラウンジ」、松山空港が「Airlines Vip Lounge」になります。

松山空港の「Airlins Vip Lounge」は、松山空港を発着する航空会社の共用ラウンジです。

チャイナエアライン 羽田-台北松山路線のビジネスクラス

チャイナエアラインは台湾の航空会社です。かつては中華航空とも呼ばれていました。

客室乗務員のチャイナドレス風の制服も人気で、日本では格安運賃の航空会社としても有名です。

チャイナエアラインの運航機材はA330-300型機

チャイナエアラインの羽田ー台北松山路線ではA330-300型機が使われています。

A330-300型機はチャイナアエアラインが中長距離路線で使用している中型機です。

ビジネスクラスは「2-2-2」の配列で36席が配置されています。この他に「2-4-2」の配列で277席のエコノミークラス席があり、合計で313席が配置されています。

【チャイナエアライン A330-300のシートマップ】はこちらをご覧下さい。

シートは「シェル型シート」を採用

チャイナエアラインが羽田ー松山路線で使用するA330-300型機のビジネスクラスのシートにはシェル型のシートが装着されています。

シェル型シートはリクライニングする時にシートが前にスライドするので、後ろの座席の人に気兼ねなくリクライニングを行うことができます。

シートピッチは63インチ(約160cm)、個人用モニターの大きさは10.4インチです。

【関連記事】

チャイナエアラインのビジネスクラスのシートをご紹介!

羽田空港では「TIATラウンジ」が利用可能

チャイナエアライン羽田ー台北松山路線のビジネスクラスの乗客は、羽田空港・松山空港でラウンジが利用できます。

利用できるラウンジは、羽田空港が「TIATラウンジ」「TIATラウンジアネックス」、松山空港が「Airlines Vip Lounge」になります。

羽田空港の「TIATラウンジ」「TIATラウンジアネックス」は、羽田空港を発着する一部の航空会社と一部のカード会社の共用ラウンジです。

エバー航空 羽田-台北松山路線のビジネスクラス

エバー航空は台湾の航空会社です。

1989年の会社設立以来、死者が出るような大きな事故は1度も起こしていません。

安全性が高くサービスにも優れた航空会社として世界的に評価されています。

また日本のサンリオと提携して、ハローキティの塗装やアメニティを利用した「ハローキティジェット」を導入していることでも有名です。

現在7機の「ハローキティジェット」が世界中を飛び回っています。

エバー航空 B787-10型機

B787-10型機はエバー航空が中・短距離路線で使用している中型機です。

東京-台湾間では「羽田-台北(松山)」路線で使用しています。

【エバー航空 B787-10型機】
ビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス):34席(配列は1-2-1)
エコノミークラス:308席(配列は3-3-3)

【エバー航空B787-10型機のシートマップ】はこちらをご覧下さい。

B787-10型機のシートは「フルフラットシート」

「1-2-1」に配列されたビジネスクラス(ロイヤルローレルクラス)にはスタッガート型のフルフラットシートが装着されています。

羽田空港では「ANAラウンジ」が利用可能

エバー航空の羽田ー台北松山路線のビジネスクラスの乗客は、羽田空港・松山空港でラウンジが利用できます。

エバー航空はスターアライアンスに加盟しているので、羽田空港では「ANAラウンジ」が利用できます。松山空港のラウンジは「Airlines Vip Lounge」になります。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

羽田ー台北(松山)路線のビジネスクラスをサービス重視で選ぶのであれば、日本航空、全日空、エバー航空になります。

3社ともにサービス水準が高いエアラインでシートにはそれほど差がないので、この3社の中で選べば問題ないかと思います。

一方で料金重視の場合には、チャイナエアラインが圧倒的に安くなります。

料金が安いからチャイナエアラインのサービスがそんなに悪いのかというと、そんなことはありませんのでご安心下さい。

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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