
By: Mark Harkin
アメリカン航空の「メインキャビンエクストラ」とは、アメリカン航空B787-8型機、B787-9型機、B777-200型機の「メインキャビン」(エコノミークラス)前方部分に配置されている、シートピッチ(座席の前後間隔)が広いシートのことです。
現在アメリカン航空は、成田・ダラスフォートワース路線(B777-200)を毎日1往復、羽田・ロサンゼルス路線(B787-9)を毎日2往復、羽田・シカゴオヘア路線(B787-9)を毎日1往復運航しています。
「メインキャビンエクストラ」は、この3路線で使用されている全ての機材に設置されています。
今回の記事では、これからアメリカン航空を利用する人の参考となるように、アメリカン航空の「メインキャビンエクストラ」についてご紹介したいと思います。
アメリカン航空「メインキャビンエクストラ」のシート

<アメリカン航空ホームページより>
「メインキャビンエクストラ」は「メインキャビン」の前方に設置
アメリカン航空の「メインキャビンエクストラ」について、アメリカン航空が国際線で使用している代表的な機材であるB787-9型機を例にご紹介します。
アメリカン航空B787-9型機の「メインキャビンエクストラ」のシートは、エコノミークラスである「メインキャビン」の前方部分に「3-3-3」の配列で34席が配置されています。(下のシートマップの赤で囲った部分)
【アメリカン航空B787-9型機の座席数】
- ビジネスクラス:30席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:21席(2-3-2)
- メインキャビンエクストラ:34席(3-3-3)
- メインキャビン:200席(3-3-3)
「メインキャビンエクストラ」は、「プレミアムエコノミークラス」では無く、エコノミークラスである「メインキャビン」のサービスの一部になります。
そのため、「メインキャビンエクストラ」と「メインキャビン」の間には、仕切り等はありません。

※アメリカン航空のプレミアムエコノミークラスについては、次の記事にまとめています。
メインキャビンエクストラのシートピッチは10cm広い

<アメリカン航空ホームページより>
アメリカン航空の「メインキャビンエクストラ」のシートは「メインキャビン」と同じシートになります。
アメリカン航空B787-9型機の「メインキャビンエクストラ」と「メインキャビン」のシートデータは次のとおりです。
〇メインキャビンエクストラ
・座席数:34席
・配置:3-3-3
・シート幅:17.2インチ(約44cm)
・シートピッチ:35インチ(約89cm)
〇メインキャビン
・座席数:200席
・配置:3-3-3
・シート幅:16.2~17.2インチ(約41~約44cm)
・シートピッチ:31インチ(約79cm)
「メインキャビンエクストラ」の座席幅は「メインキャビン」とほぼ同じ17.2インチ(約44cm)です。
「メインキャビンエクストラ」のシートピッチ(前席との間隔)は35インチ(約89cm)と「メインキャビン」より約10cm広くなっています。
メインキャビンエクストラのサービス
メインキャビンエクストラのサービスは、メインキャビン(エコノミークラス)とほぼ同じです。
違うのは優先搭乗の対象となることだけです。
その他の機内食・ドリンクなどのサービス内容はメインキャビンと同じです。
メインキャビンエクストラを利用する方法
メインキャビンエクストラを利用するためには、まず最初に「メインキャビンエクストラ」が設定されている路線の「メインキャビン」の予約を行い、その後に「メインキャビンエクストラ」にアップグレードする必要があります。
フライトの予約時にメインキャビンエクストラにアップグレードする
アメリカン航空のホームページで「メインキャビン」の予約を行った場合には、続けて「メインキャビンエクストラ」にアップグレードできます。
まず最初に「メインキャビンエクストラ」が設定されている路線の「メインキャビン」の予約を行います。
予約後に座席を指定する画面が出るので、その画面で「メインキャビンエクストラ」の座席を指定して、「メインキャビンエクストラ」にアップグレードします。
フライトの予約後にメインキャビンエクストラにアップグレードする
「メインキャビンエクストラ」が設定されている路線の「メインキャビン」の予約後であれば、アメリカン航空のホームページ、アメリカン航空の予約センター、空港のチェックインカウンターなどで「メインキャビンエクストラ」にアップグレードすることができます。
メインキャビンエクストラの料金
「メインキャビンエクストラ」には、無料でアップグレードできる場合と有料で利用できる場合があります。
アドバンテージとワンワールドの上級会員は無料でアップグレードできる
- アドバンテージエグゼクティブプラチナ会員:無料でアップグレードができる。
- アドバンテージプラチナプロ会員:無料でアップグレードができる。
- アドバンテージプラチナ会員:無料でアップグレードができる。
- ワンワールドサファイア会員:無料でアップグレードができる。
- ワンワールドエメラルド会員:無料でアップグレードができる。
- アドバンテージゴールド会員:出発24時間前に空席がある場合には無料でアップグレードができる。
- ワンワールドルビー会員:出発24時間前に空席がある場合には無料でアップグレードができる。
有料であればだれでもアップグレードができる
「メインキャビン」から「メインキャビンエクストラ」にアップグレードするための料金を支払うことで、誰でも「メインキャビンエクストラ」を利用することができます。
アメリカン航空のHPには、アップグレードのための料金は20ドルからと記載されています。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本とアメリカを往復するエコノミークラスの航空券を購入する場合には、フルサービスキャリアではアメリカン航空が最も安い場合があります。
そのような場合には、せっかく安く航空券を入手できたのに、さらに追加料金を払ってアップグレードするかどうかは悩ましいところですね。
20ドルならばアップグレードしたほうがお得だと思うのですが、日本・アメリカ間も20ドルでアップグレードできるのでしょうか?
HPに詳しい料金が記載されていないので、メインキャビンエクストラを利用したほうが良いのかどうか判断ができないという部分もありますよね。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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