(エアアジアのフェイスブックより)
マレーシアのLCC(格安航空会社)エアアジアXが、2017年6月28日から週4往復のスケジュールで関空・ホノルル線に就航します。
正確には、クアラルンプール発関空経由ホノルル行きなのですが、もちろん関空・ホノルル間だけでも利用できるので、ホノルル行きエアラインの選択肢が広がることになります。
日本を発着する国際線のLCCは、これまでアジアを中心に運航されていたこともあり、私はあまり調べたことがありませんでした。
しかしホノルル行きとなると話が違います。関空発ではありますが、どれ位安い料金でハワイ旅行ができるのかと俄然興味が湧いてきました。
そこで、現時点でエアアジアXと関空・ホノルル線を運航しているフルサービスキャリア3社のエコノミークラス航空券を購入する場合の料金を調べてみました。
今回の記事では、これから関空・ホノルル線のエコノミークラスを利用する人の参考となるように、エアアジアXとフルサービス3社の料金をご紹介したいと思います。
エアアジアXの料金とJAL・ハワイアン航空・デルタ航空の料金の比較方法
今回は、エアアジアXが運航を始める2017年6月28日以降で、海外旅行の閑散期と繁忙期の中から7つの出発日を選んで比較してみました。
エアアジアXは月・水・金・土の週4日運航なので、エアアジアXが運航している日程で比較しています。
比較のために選んだ出発日は次のとおりです。
- 2017年7月1日:夏の閑散期
- 2017年7月22日:夏休みの繁忙期
- 2017年8月12日:お盆休みの超繁忙期
- 2017年9月16日:シルバーウィークの繁忙期
- 2017年11月6日:秋の閑散期
- 2017年12月30日:年末年始の超繁忙期
- 2018年1月15日:冬の閑散期
比較した料金は、4泊6日の日程で関空・ハワイ(ホノルル)間を往復した場合の、記事作成時点(2017年3月9日)で購入できる最も安いエコノミークラス料金です。
エアアジアXの料金は公式ホームページで購入できる料金です。
フルサービスキャリア3社は、サプライスのwebサイト購入できる最も安いエコノミークラス用正規割引運賃です。
なお、エアアジアXの料金には、手荷物や機内食の料金が別途必要な「割引運賃」と、機内食や20kgまでの手荷物の料金などが含まれる「プレミアムフレックス」の2つの料金があるので、両方を記載しています。
- 割引運賃:運賃・税その他諸費用のみ(手荷物・機内食等は別途)
- プレミアムフレックス:運賃・税その他諸費用、20kgまでの手荷物、機内食1食、ホットシートの座席指定、2回までの予約変更、優先搭乗、手荷物の優先受取
また、エアアジアXの料金は「税・その他諸経費」込みなので、フルサービスキャリア3社の料金も、運賃の他に「諸税・サーチャージ」を含んだ金額としています。
しつこいようですが、各社のエコノミークラス航空券は今回記載した金額でいつでも購入できるわけではないのでご注意ください。
航空運賃は需給で変動するので、今回記載した料金よりも高くなる場合も安くなる場合もあります。
ハワイ行きエコノミークラスの料金比較
初夏の閑散期のエコノミークラス料金
初夏の閑散期にあたる、2017年7月1日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
エアアジアXは運航開始から間もない日程なので、安い料金での座席は売り切れているようです。
今からチケットを購入する場合には、フルサービスキャリアと同等の料金になってしまいます。
デルタ航空は満席のようです。
2017年7月1日関空出発 7月5日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)93,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)115,670円
- ハワイアン航空 94,210円
- デルタ航空 n.a
- 日本航空 132,310円
夏休みのエコノミークラス料金
夏休みの時期にあたる、2017年7月22日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
夏休みに入りますが、エアアジアXでは11万円前後でチケットを購入できるようです。
2017年7月22日関空出発 7月26日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)88,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)110,670円
- ハワイアン航空 124,210円
- デルタ航空 181,710円
- 日本航空 149,810円
お盆休みのエコノミークラス料金
日本のお盆休みにあたる、2017年8月12日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
この時期のエアアジアXの料金はいくらからスタートするのか分からないのですが、現時点で購入する場合には最低でも17万9千円になります。
それでも、フルサービスキャリアを利用する場合よりも安くなります。
2017年8月12日関空出発 8月16日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)179,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)201,670円
- ハワイアン航空 275,210円
- デルタ航空 299,210円
- 日本航空 237,310円
シルバーウィークのエコノミークラス料金
日本のシルバーウィークにあたる、2017年9月16日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
この時期のエアアジアXのプレミアムフレックス料金は、フルサービス2社よりも高くなっています。
2017年9月16日関空出発 9月20日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)101,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)123,670円
- ハワイアン航空 104,210円
- デルタ航空 109,210円
- 日本航空 124,810円
秋の閑散期のエコノミークラス料金
秋の閑散期にあたる、2017年11月6日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
秋の閑散期であれば、まだエアアジアXの安いチケットが手に入ります。
エアアジアXであれば3万4千円でホノルル往復ができます。プレミアムフレックスでも6万2千円です。
2017年11月6日関空出発 11月10日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)34,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)62,670円
- ハワイアン航空 94,210円
- デルタ航空 141,710円
- 日本航空 124,810円
お正月休みのエコノミークラス料金
年末年始のお正月休みにあたる、2017年12月30日出発の関空発ハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
1年の中で最も混雑する時期ですが、エアアジアXであれば12万7千から14万9千円の料金でホノルル往復ができます。
2017年12月30日関空出発 2018年1月3日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)127,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)149,670円
- ハワイアン航空 441,910円
- デルタ航空 664,210円
- 日本航空 354,810円
冬の閑散期のエコノミークラス料金
冬の閑散期にあたる、2018年1月15日出発のハワイ行きエコノミークラス料金比較です。
各社ともに販売が開始されたばかりの時期で、しかも冬の閑散期なのでまだ座席には余裕があるようです。
この料金が各社の閑散期における標準的な最低運賃なのだと思います。
JTBのウェブサイトではこの日程でのデルタ航空の料金は出ていませんでした。
2018年1月15日関空出発 2018年1月19日現地出発
- エアアジアX(割引運賃)34,030円
- エアアジアX(プレミアムフレックス)62,670円
- ハワイアン航空 94,210円
- デルタ航空 n.a.
- 日本航空 104,810円
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
7つの日程の料金を比較してみたところ、エアアジアXの料金に関して次のことがわかりました。
- エアアジアXは発売から間もない時期に航空券を購入する場合にはとても安い。
- ただし、エアアジアXの閑散期の料金は安い航空券の販売が終了するとフルサービス3社と同等になってしまう。
- エアアジアXの繁忙期の料金はフルサービス3社よりも安い。
関空・ホノルル間に限れば、閑散期にエアアジアXを利用すればかなり安い料金でハワイに行けるようです。
また、お盆休みやお正月休みにしか休暇が取れない場合には、エアアジアXを利用することで旅行費用を抑えることもできそうです。
ただしエアアジアXはLCCなので、機材やサービス面はフルサービス3社と大きく異なることを覚悟しなければなりません。
次回は、エアアジアXの機材・シートやサービスをチェックしたいと思います。
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