自動車バッテリーチェッカーを購入しました!

私の愛車2008年式アウディA3 1.8Tの車検の時期が近づくと、毎回バッテリーを交換するのかどうかで頭を悩ませます。

自動車用バッテリーの寿命は2年~4年と言われているので、必ずしも車検ごとにバッテリーを交換する必要はありません。

しかし、私は過去にバッテリーが突然死をしてとても困ったことがあるので、車検ごとに早めのバッテリー交換してきました。

ところが前回の車検時には純正バッテリー価格の割引が無くなり、純正バッテリー価格と工賃の合計が5万円を超えてしまいました。

そのため、次回のバッテリー交換時には社外品のバッテリーに交換をすることに決めているのですが、問題はそのタイミングです。

これまで通り2年で交換したらいいのか、それとも3年でも平気なのか。

そこで、その悩みを解決する手助けになるのかどうかわからないのですが、これまで少々興味を持っていた格安のバッテリーチェッカーを買ってバッテリーの状態を見てみることにしました。

今回の記事では、今回購入したバッテリーチェッカーが使えるのかどうかについてご紹介したいと思います。

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購入したバッテリーチェッカー

プロの使用に耐えるようなバッテリーチェッカー、バッテリーテスター等はとても値段が高いので、今回購入したのは主に3千円台で販売されている格安のバッテリーチェッカーです。

この商品は、アマゾンや楽天、Yahooショッピングなどで手に入りますが、同じ商品が複数のブランド名で販売されているちょっと変わった中国製のバッテリーチェッカーです。

私は楽天で、LVYUAN(リョクエン)というブランドでTK-100というモデル名が付いている商品を3,958円で購入しました。

なぜこのバッテリーチェッカーを選んだのかと言うと、1台で電圧・内部抵抗値・CCA(放電電流値)・SOH(バッテリーの健全度)・SOC(充電率)が判定されるからです。

3千円台で手に入る格安のバッテリーチェッカーですが、数値の信頼度はさておき、とりあえず素人が必要とする情報は得られるのかなと思ったからです。

実はアマゾンや楽天には中国の企業も出品をしていて、中国で営業している店舗から購入すると中国本土から商品が送られてくるので、到着まで1~2週間かかる場合があります。

今回私は楽天に出品している日本にある店舗で商品を購入したので、2日後には商品が到着しました。

送られてきた商品は上の写真にあるようなパッケージに入っていましたが、ここにもブランド名の表記は無く、モデル名も書いてありませんでした。

箱を開けると、黒い袋に入った本体と、日本語の取り扱い説明書が入っていました。

いくつかのサイトでこの商品の口コミを見た時に「日本語で記載されている取扱説明書は無い」との書き込みがあったので、日本語の取り扱い説明書が入っていたのはサプライスでした。

この取扱説明書には、TK-100というモデル名も記載されていました。

黒い袋を開けると、下の写真のとおりケーブルが付いた本体が入っていました。

このケーブルは、下の写真のとおり予め本体に接続されていて、取り外しはできません。

本体の後ろ側には「E-FAST」という記載があるので、これがブランド名なのかもしれませんね。

測定の方法

このバッテリーチェッカーでバッテリーを測定するためには、まず赤のケーブルをバッテリーのプラス端子に、黒のケーブルをマイナス端子に繋ぎます。

これでバッテリーチェッカーの電源も取れるので、上の写真のとおり液晶部分に文字や数値が表示されます。

測定するために入力するのは3か所です。

まず、バッテリーのタイプを「STD」「AGM」「GEL」「EFB」から選びます。

私の車の場合にはノーマルタイプのバッテリーなので「STD」を選びます。

次に、数値を算出する規格を「CCA」「IEC」「SAE」「EN」「DIN」「CA」から選びます。

ここは「CCA」で良さそうです。

最後に、バッテリーのCCA値(このバッテリーチェッカーでは「EDC/CCA値」)を入力します。

私の車のバッテリーの場合には、下の写真のとおり「640A」と記載されているので、この数値を入力しました。

これで測定のための準備は終了です。

バッテリーチェッカーの「ENTER」のボタンを押すと、測定が開始されます。

測定の結果

まず最初に、上の写真のとおり抵抗測定値(IR)が4.8mΩと出ました。

この数値は少なければ良好とされているそうですが、初期値が分からないので評価のしようがありません。

ただし、その上に「SOH」(バッテリーの健全度)が93%で「PERFECT」と出ているので、この数値が評価されているのだと思います。

続いて「ENTER」を押すと、次に下の写真のとおり電圧(VOLT)が12.1Vと出ました。

この数値は低いです。

一般的に自動車用バッテリーの電圧が12.5Vを下回っている場合には交換のサインだと言われているようです。

もしかすると、取扱説明書には「バッテリー電圧が正常値に戻るまで2~3分ヘッドライトを点灯させてください」との記載があったのですが、これを行わずに測定を行ったからかもしれません。

いずれにせよ、再度ヘッドライトを点灯させてから再測定を行った方が良さそうです。

電圧の上には、SOC(充電率)が38%と表示されました。

これも低い数値です。

SOCが低い場合には「バッテリーが上がる」ことに加えて、バッテリーの健全度にも影響する物なのでしょうか。

このあたりについては、もう少し勉強が必要です。

なお、SOC 38%の下に「PERFECT」の表示がありますが、これは何に対して「PERFECT」なのか不明です。

最後に「ENTER」を押すと、「CCA値」(このバッテリーチェッカーでは「EDC/CCA値」)が600Aと出ました。

「CCA値」とは、コールドクランキングアンペアー(Cold Cranking Ampere)の略称で、そのバッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値です。

私の車のバッテリーの「CCA値」は640Aですが、測定の結果現在の「CCA値」は600Aで、基準CCAの93.75%となっています。

この数値は概ね基準CCA値の70%以上であれば良好と言われているので、この数値だけを見ると私のバッテリーの状態は良好だと言えるでしょう。

なお、こちらでもSOC 38%の下に「PERFECT」の表示があり、これも何が「PERFECT」なのか不明です。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回私が3,958円で購入した格安のバッテリーチェッカーで、自分の車のバッテリーの状態をチェックしてみました。

その結果、内部抵抗値とSOH、CCA値は良好だったものの、電圧とSOCは低い数値となりました。

そのうちの電圧に関しては、測定前に2~3分ヘッドライトを点灯した後に再測定する必要がありそうです。

SOCに関しては、普段から私の車の走行頻度と走行距離が少ないためその影響かなと感じています。

今回購入した格安バッテリーチェッカーの評価に関してですが、おおよその状況は把握できたものの1回の結果でバッテリーの交換をすべきかどうかの判断をすることは難しい気がしました。

特に、今回が初めてのチェックであったため、測定結果と比較する数値がありませんでした。

今後定期的にチェックを行い数値の推移を見ることにより、ある程度バッテリーの状態が把握できるようになるのかなと思います。

その意味では、この格安のバッテリーチェッカーも使えるような気がします。

この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。

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