タイ国際航空は1959年に設立されたタイ王国のフラッグキャリアです。
成田ーバンコク路線を1日に3便、羽田ーバンコク路線を1日に2便運航している他、関空・中部・福岡・新千歳にも就航しているので、日本でもお馴染みのエアラインです。
実はタイ国際航空は、機内サービスに関しては世界的に評価が高い航空会社のひとつです。
2016年の世界のエアラインランキングでは第13位にランクされていて、2016年エイビーロードエアラインランキングでも第7位にランクされています。
旅行やビジネスでタイ国際航空を利用される方も多いと思いますので、今回はこれからタイ国際航空を利用される方の参考となるように、タイ国際航空のロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)のシートをご紹介します。
目次
タイ国際航空 成田・羽田ーバンコク路線の時刻表
2016年12月現在、タイ国際航空は成田発着のバンコク線に毎日3往復、羽田発着のバンコク線に毎日2往復を運航しています。
この他に、関西・中部・新千歳・福岡発着のバンコク便を毎日運航しています。
成田・バンコク線の時刻表
成田⇒バンコク
TG641便 09:45発⇒15:15着(A330-300)
TG643便 11:45発⇒17:05着(A350-900:フルフラットシート)
TG677便 17:20発⇒22:30着(A380-800:フルフラットシート)
バンコク⇒成田
TG676便 08:00発⇒15:50着(A380-800:フルフラットシート)
TG640便 22:30発⇒06:15着(A330-300)
TG642便 23:55発⇒07:35着(A350-900:フルフラットシート)
※便名の頭の記号
TG-タイ国際航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
羽田-バンコク線の時刻表
羽田⇒バンコク
TG661便 00:20発⇒05:25着(B747-400)
TG683便 10:35発⇒15:40着(B777-300)
バンコク⇒羽田
TG660便 14:50発⇒22:30着(B747-400)
TG682便 23:15発⇒06:55着(B777-300)
※便名の頭の記号
TG-タイ国際航空
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
機材によって異なるロイヤルシルククラスのシート
2018年1月現在、タイ国際航空がバンコクー成田・羽田路線で使用している機材は、A380-800型機・A350-900型機・A330-300型機・B747-400型機・B777-300型機です。
また不定期にですが、最新型のB787-8型機、B777-300ER型機を使用することもあるようです。
このように7種類もの機材が成田・羽田路線で使われているのですが、ロイヤルシルククラスのシートは機種によって次の2種類のタイプに分かれています。
1.180度リクライニングしてベッドとしても使えるフルフラットシート
・A380-800型機
・A350-900型機
・B787-8型機
・B777-300ER型機
2.168度リクライニングする「シェル型」のリクライニングシート
・A330-300型機
・B747-400型機
・B777-300型機
それでは、機種ごとにロイヤルシルククラスのシートをチェックしてみます。
A380-800型機、A350-900型機、B777-300ER型機
A380-800型機は、世界最大の総2階建て旅客機で成田ーバンコク路線のTG676便・TG677便で定期運航しています。
A350-900型機は、エアバス社製最新鋭大型機で2018年1月から成田ーバンコク線で使用されています。
B777-300ER型機は、中部路線・新千歳路線では定期運航していますが、成田・羽田路線では不定期に投入されるようです。
このA380-800型機・A350-900型機・B777-300ER型機のロイヤルシルククラスには、ジグザグに配置されるスタッガードタイプのフルフラットシートが装着されています。
上の写真がベッドとして利用する場合のシートの様子、下の写真は座席として使用する場合のシートの様子です。
A380-800型機のロイヤルシルククラスは全席が2階席にあり、「1-2-1」の配列で60席のフルフラットシートが装着されています。
A380-800型機のロイヤルシルククラスの座席幅は51cmで、シートピッチは121cmです。
A350-900型機のロイヤルシルククラスは「1-2-1」の配列で32席のフルフラットシートが装着されています。
A350-900型機のロイヤルシルククラスの座席幅は53cmで、シートピッチは112cmです。
B777-300ER型機のロイヤルシルククラスは「1-2-1」の配列で42席のフルフラットシートが装着されています。
B777-300ER型機のロイヤルシルククラスの座席幅は51cmで、シートピッチは104cmから117cmです。
B787-8型機
タイ国際航空のB787-8型機は、2015年12月時点では中部・関西ーバンコク路線で使用されています。
以前は羽田・成田ーバンコク路線でも使用されていましたが、現在はA330-300型機などに変更されており、羽田・成田路線では不定期に投入されているようです。
このB787-8型機のロイヤルシルククラスには「2-2-2」の配置で24席のフルフラットシートが装着されています。
B787-8型機のロイヤルシルククラスシート幅は48cm、シートピッチは152cmです。
このB787-8型機のフルフラットシートはA380-800型機・B777-300ER型機のシートとは異なり、上の写真のとおり窓側席・中央席ともに2席ずつ配置されるタイプで、窓際の席の乗客は、ベッド使用時に通路側の席のベッドをまたがなければいけません。
中型機のB787-8型機に多くの座席を配置するためにこのような配置になったのでしょうね。
A330-300型機、B747-400型機、B777-300型機
2018年1月時点で、東京・バンコク線ではA330-300型機・B747-400型機・B777-300型機も使われています。
これらの機材のロイヤルシルククラスには、リクライニング角度が167度のシェル型リクライニングシートが装着されています。
それぞれの機材のシート幅・シートピッチは次のとおりです。
・A330-300型機 シート幅51cm、シートピッチ147cm
・B747-400型機 シート幅51cm、シートピッチ152cm
・B777-300型機 シート幅51cm、シートピッチ155cm
シェル型のシートなのでとても広々としていて前席の背もたれも倒れてこないのですが、フルフラットにならないのは残念な気がします。
タイ国際航空のサービス水準・安全性はどうか
アジアにはサービス水準の評価が高いエアラインが多いのですが、タイ国際航空もそのうちのひとつです。
ただし2022年エアラインランキングでは第46位と順位を落としています。
顧客満足度調査のランキング
- 2022年エアラインランキング:第46位(2021年:第23位)
※英国スカイトラックス社による顧客満足度調査
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
エアラインの機材・装備・サービスに対する格付け
- 英国スカイトラックス社による格付け:4つ星「★★★★☆」
※最高評価は5つ星、最低評価は1つ星
※詳細は、こちらの記事をご参照下さい。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
2018年10月現在、タイ国際航空の東京・バンコク線のロイヤルシルククラスにフルフラットシートが装着されているのはA380-800型機とA350-900型機だけです。
競合するJAL・ANAはシートの改良を進めていますが、タイ国際航空では今のところ動きはなさそうです。
ただタイ国際航空の料金はJAL・ANAよりも安いので、旅行でビジネスクラスの利用を検討している人にとっては狙い目かもしれません。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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