アウディ「Qシリーズ」の中で最も売れているのがアウディQ2。
そのアウディQ2が、2017年の日本市場導入以来初めてとなるモデルチェンジを行います。
今回モデルチェンジとなる新型アウディQ2にも、アウディの先進安全装備が搭載される予定です。
しかし、先進安全装備は自動車メーカーにより機能のネーミングが異なることもありわかり難いことも事実です。
そこで今回の記事では、新型アウディQ2に搭載される先進安全装備をご紹介します。
※この記事は2021年5月時点の情報をもとに書いています。
アウディQ2の先進安全装備
まず最初に、アウディQ2に搭載される先進安全装備のまとめをご紹介します。
現行モデルでは一部のグレードに標準装備されていた「アダブティブクルーズコントロール」ですが、今回のマイナーチェンジで「コンビニエンス&アシスタントパッケージ」(21万円)に組み入れられました。
先進安全装備 | advanced | S line |
アダプティブクルーズコントロール | △ | △ |
アウディサイドアシスト | △ | △ |
アウディパーキングシステム | 〇 | 〇 |
リヤビューカメラ | 〇 | 〇 |
アウディホールドアシスト | 〇 | 〇 |
ハイビームアシスト | △ | △ |
アウディプレセンスフロント | 〇 | 〇 |
アウディプレセンスベーシック | △ | △ |
※〇=標準装備、△=オプション装備、―=設定なし
※△は「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」のオプションを選択することにより付帯される装備です。
アウディQ2に搭載される運転支援機能
アダプティブクルーズコントロール
アダプティブクルーズコントロールとは、アクセルペダルを操作しなくても設定した速度(30~250km/h) を維持するクルーズコントロールに、自動的に先行車との車間距離を保つ機能を追加した機能です。
渋滞では先行車にあわせて減速や制動を行い、先行車が停止したときは、車両を停車します。
アウディサイドアシスト
アウディサイドアシストとは、ドライバーの死角を並走する車両を検出して、事故を未然に防ぐシステムで、10km/h以上での走行時に作動します。
走行中にレーダーセンサーが後方の並走車を検出すると、該当する側のドアミラー内側のLED を点灯してドライバーに注意を促します。
さらに、LED 点灯中にその向きのターンシグナルを出すと、LED が点滅して事故の危険を知らせます。
アウディパーキングシステム
アウディパーキングシステムとは、前後バンパーに設置されたセンサーが車両の前方または後方の障害物を検出し、カラーディスプレイの表示や警告音で知らせる機能です。
また、リヤビューカメラが装着された車両では、MMI ディスプレイで後方を確認することも可能です。
リヤビューカメラの映像には、駐車をアシストするガイドラインも表示されます。
リヤビューカメラ
MMIタッチディスプレイに車両後方の映像を映し出し、舵角に基づいて計算された経路を画面に示して駐車操作をサポートします。
起動はリバースギヤが選択された場合や、センターコンソールのボタンから行えます。
アウディホールドアシスト
ブレーキを踏み停止後、その状態で継続的に車両を維持します。
一般的な勾配の上り坂や下り坂の途中でも車両を維持できます。
ハイビームアシスト
対向車のヘッドライトや他の車のリヤライト・市街地の光源などをシステムが自動的に検知し、道路状況に応じてハイビームのオン・オフを自動的にコントロールします。
アウディQ2に搭載される予防安全性能
アウディプレセンスフロント
車載カメラとフロントのレーダーセンサー、そして、レーザースキャナーの情報をもとに、システムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動します。
アウディQ2に搭載される衝突安全性能
アウディプレセンスベーシック
システムが事故の危険を察知すると、前席のシートベルトを電動モーターで巻き上げたり、ハザードランプを点灯させることで、万一の事故に備えます。
大きな横滑りを検知したときは、サイドウインドーやスライディングルーフウインドウを閉じ、乗員の車外放出や、飛散物の車内への侵入を防ぎます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
アウディQ2の先進安全機能をご紹介しました。
アウディQ2も、オプションを装備すると車両本体価格が400万円を超えてきます。
その価格帯のモデルであれば、もう少し先進安全装備が充実していてもいいかなと思います。
例えば、リヤクロストラフィックアシストなどは出庫時の衝突防止に有効ですし、サラウンドビューモニターは車庫入れ時に有効かと思います。
上位車種にはオプションでの設定があるので、アウディA3にも装備されると嬉しいですね。
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです。
アウディQ2については、次の記事で詳しくご紹介しています。