パソコンに保存している「MP3」や「iTunes」音源をスピーカーで聴く「PCオーディオ」環境を作りました!

パソコンの中に、スマホにコピーするためにCD音源から作成した「MP3」ファイルがたくさん入っていませんか?

また、iPhoneを使っている人は「iTunes」にたくさんの音楽が入っていることでしょう。

パソコンやディスプレイに内蔵してあるスピーカーでこの「MP3」ファイルや「iTunes」の音楽を聴くこともできるのですが、内蔵スピーカーの音質は聞くに堪えませんよね。

常時ヘッドフォンやイヤホンを利用する事も、耳への悪影響を考えると避けたいところです。

そこで、「DAC内蔵プリメインアンプ」と「小型スピーカー」を購入して、パソコンでオーディオを楽しめる「PCオーディオ」の環境を作ってみました。

すると、ワンクリックで音楽を聴くことができるので、常に部屋の中に音楽が流れるようになりました。

音質はピュアオーディオには及びませんが、パソコンで作業をしながら気軽に音楽を楽しむことができるのでなかなか良いですよ!

もちろん「You Tube」や「Amazon Prime Video」「Amazon Prime Music」なども良い音で楽しめるようになりました。

今回の記事では、パソコンに「DAC内蔵プリメインアンプ」と「小型スピーカー」を繋いで音楽を楽しむ方法についてご紹介します。

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「PCオーディオ」とは何か?

パソコンにオーディオ機器を接続して、パソコンに保存してある音源を楽しむことを「PCオーディオ」と呼んでいます。

「PCオーディオ」という言葉が広まったのは、高音質な「ハイレゾ音源」が注目を浴びはじめた2014年頃です。

CDよりも高音質な「ハイレゾ音源」ファイルは、音楽ファイル配信サービスを通してパソコンに取り込むことが一般的です。

そのため、PCに保存された「ハイレゾ音源」でオーディオを楽しむ「PCオーディオ」という言葉も広く知られるようになりました。

また、その時期には「PCオーディオ」用のオーディオ機器も新たに開発され、多くの機種の販売が開始されました。

「MP3」は「ハイレゾ音源」とは異なり、CD音源を圧縮して作成されたファイルですが、PCに保存された音源でオーディオを楽しむという意味で「PCオーディオ」に分類されています。

「PCオーディオ」を楽しむ方法

「PCオーディオ」を楽しむためには、最低でも次の機能を有した機器が必要になります。

  1. 「MP3」などのデジタル音源が入っている「パソコン」
  2. デジタル信号をアナログ信号に変換する「DAC」(デジタル・オーディオ・コンバーター)
  3. アナログ信号を増幅させる「アンプ」
  4. アナログ信号を音に変える「スピーカー」

ここで重要なのは「DAC」の機能を有した機器をどのように準備するかです。

最高の音質を求める場合や、既に保有している「アンプ」「スピーカー」を利用して「PCオーディオ」を楽しむのであれば、「DAC」だけの独立した機器を準備するのが良いでしょう。

しかし、私が「PCオーディオ」の環境を作る目的は、PCでの作用中にPC内の「MP3」音源を楽しむことです。

実は、パソコン内の「DAC」でもデジタル信号がアナログ信号に変換されて、「ヘッドホン端子」からアナログ信号が出ています。

また、「DAC」と「アンプ」が内蔵された「アクティブスピーカー」や「DAC」が内蔵された「プリメインアンプ」も販売されています。

「PCオーディオ」の王道からは外れてしまうのですが、今回は手軽にPCオーディオを楽しむために、それらの機器を使った方法を検討することにしました。

  1. 「アンプ」(又は「DAC」と「アンプ」)が内蔵されている小型の「アクティブスピーカー」を購入する方法
  2. 「DAC」が内蔵された「DAC内蔵プリメインアンプ」と小型の「パッシッブスピーカー」を購入する方法

「アンプ」(又は「DAC」と「アンプ」)が内蔵されている小型の「アクティブスピーカー」を導入する方法

「アンプ」が内蔵されている小型の「アクティブスピーカー」を利用する方法が、最も簡単に「PCオーディオ」を楽しむ方法です。

小型の「アクティブスピーカー」には大まかに言うと次の2種類があります。

パソコンの「ヘッドホン端子」に接続する「アクティブスピーカー」

Bose Companion 2 Series III multimedia speaker system PCスピーカー ブラック【国内正規品】

「ステレオミニプラグ」「ステレオミニ・RCAピン変換プラグ」などを使って、パソコンの「ヘッドホン端子」に接続するタイプの「アクティブスピーカー」です。

デジタル信号は、パソコン内にある「DAC」でアナログ信号に変換されています。

ただし、「アンプ」用の電源を得るために、「ACアダプター」を使ってスピーカーをを電源コンセントに接続する必要があります。

このタイプの「アクティブスピーカー」は「PCスピーカー」とも呼ばれ、「PCオーディオ」という言葉が広く知られる前から様々なメーカーにより多くの製品が作られています。

上の写真の「Bose Companion 2 Series III multimedia speaker system 」などが人気商品のようです。

パソコンと「USBケーブル」で接続する「アクティブスピーカー」

JBL Pebbles バスパワードスピーカー USB/DAC内蔵 ホワイト JBLPEBBLESWHTJN 【国内正規品】

「USBケーブル」を使ってパソコンと接続するタイプの「アクティブスピーカー」です。「USBスピーカー」とも呼ばれています。

「USB」を通してパソコンから送られたデジタル信号は、スピーカーに内蔵されている「DAC」でアナログ信号に変換されています。

アンプ用の電源も「USBケーブル」経由で供給されるので、電源コンセントに接続する必要もありません。

ノート型パソコンで利用する事を前提にしているのか、コンパクトで低価格の商品が多くなっています。

上の写真の「JBL Pebbles」などが人気のようです。

「DAC」が内蔵された「DAC内蔵プリメインアンプ」と小型の「パッシッブスピーカーを導入する方法

TEAC「AI-301DA-SP」を購入しました

ティアック Bluetooth/USB/DAC搭載ステレオプリメインアンプ Reference 301 スペシャルパッケージ AI-301DA-SP/S

実は、オーディオショップでいくつか小型の「アクティブスピーカー」の音を聴いたのですが、残念ながら自分好みのスピーカーを見つけることができませんでした。

そんな中、オーディオショップ巡りをしている間に、TEACの「AI-301DA-SP」というコンパクトタイプの「DAT内蔵プリメインアンプ」があることを知りました。

「DAC内蔵プリメインアンプ」は比較的高額な商品が多く購入に二の足を踏んでいたのですが、このTEAC「AI-301DA-SP」の価格は当時35,000円(税込)前後。

サイズはとてもコンパクトで、音も素直に出ます。

今回はこの「DAT内蔵プリメインアンプ」を購入して小型の「パッシブスピーカー」を繋ぐことにしました。

ONKYO「D-55EX」を購入しました

ONKYO D-55EX 2ウェイスピーカーシステム (2台1組) 木目 D-55EX(D) 【国内正規品】

小型の「パッシブスピーカー」を探すのであれば、選択肢はかなり広がります。

今回はいくつかのスピーカーの音を聴いてみて、小音量で聴くと音のバランスが良いONKYOの「D-55EX」を購入することにしました。

元々はONKYOのミニコンポ用に作られたスピーカーなので、PCスピーカーよりはかなりオーディオっぽいスピーカーです。

価格もペアで約1万円です。BGM用としてはコストパフォーマンスが高いと思います。

TEACの「AI-301DA-SP」をセットする方法

下の写真がTEAC「AI-301DA-SP」の前面パネルです。

TEAC「AI-301DA-SP」のカラーは「ブラック」と「シルバー」から選べたので、私は「シルバー」にしました。

スイッチは「電源用」と「入力ソース選択用」の2つだけで、つまみは「ボリューム用」の1つだけです。

スイッチとつまみはこれだけですが、特に不自由は感じていません。

下の写真はTEAC「AI-301DA-SP」の「付属品」です。

「電源コード」「リモコン」「リモコン用電池」の他に、スペシャルパッケージとして「バナナプラグ (SP-5010BN) 」が4個入っていました。

下の写真はTEAC「AI-301DA-SP」の背面パネルです。

パソコンと「AI-301DA-SP」は「USB」で接続しますが、TEACの「AI-301DA-SP」のUSBコネクターは「Type B」です。

「USBケーブル」は付属していないので、amazonで「Type A・B」のオーディオ用USBケーブルを購入しました。

「AI-301DA-SP」とスピーカーの接続には、スピーカーに付属していたスピーカーケーブルを利用しました。

設置場所は、下の写真のとおりパソコンデスクの上部です。

プリンターと並べて置いていますが、コンパクトなので邪魔になりませんでした。

ONKYO「D-55EX」はディスプレイの横に置きました

下の写真はONKYO「D-55EX」の付属品です。

1.8mのスピーカーケーブルが2本とコルクスペーサーが入っていました。

私が普段ピュアオーディオで聴いているDIATONEの「DS-181W」と並べてみると、ONKYO「D-55EX」がコンパクトなサイズであることがわかります。

ONKYO「D-55EX」は、パソコンのディスプレイの両脇に置くことにしました。

私は今でも19インチの小さいディスプレイを使っているので、ディスプレイの横にすっぽりと収まりました。

ONKYO「D-55EX」の音は、J-POPやジャズを聞いている限りではとても良いですよ!

特に小音量の時には、高音から低音までバランス良く鳴ります。

音の輪郭も良く、ボーカルも楽器の音もはっきり聞こえます。

ただし、音量を上げていくとこの良さが消えてしまうのが残念!音がこもってしまいます。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

実は私のパソコンルームにはミニコンポも置いてあるのですが、CDを出し入れするのが面倒なのでほとんど稼働していませんでした。

ところが、「PCオーディオ」の環境を作ったところ、ワンクリックで音楽を楽しめるようになり、常に部屋の中に音楽が流れるようになりました。

「CDを出し入れする」という手間が無くなるだけで、こんなに状況が変わるのかと自分でも驚いています。

じっくりと音楽や映画を楽しむ時にはピュアオーディオやホームシアターのシステムを利用しますが、手軽に音楽や映像を楽しむだけならば今の「PCオーディオ」環境で十分な気もします。

普段からパソコンに向かって長時間作業をする人には「PCオーディオ」はおすすめですよ!

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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