(ハワイアン航空ホームページより)
2019年3月現在、関西国際空港からホノルル国際空港までは、フルサービスキャリアのJAL、デルタ航空、ハワイアン航空が毎日1往復ずつ、LCCのエアアジア・エックスとスクートが週4往復ずつ運航しています。
この5社のうち、2017年12月に就航したばかりのスクートは、2019年5月末をもって関西・ホノルル線から撤退することを発表しており、その後はJAL、デルタ航空、ハワイアン航空、エアアジア・エックスの4社が関西・ホノルル線を運航することになります。
そこで今回の記事では、これからハワイ旅行で関西・ホノルル線を利用する人の参考となるように、フルサービスキャリアであるJAL、デルタ航空、ハワイアン航空の3社が使用している機材とシートについてご紹介したいと思います。
※LCCのエアアジアXの機材に関しては次の記事をご覧下さい。
関西国際空港・ホノルル線時刻表
フルサービスキャリアのJAL、デルタ航空、ハワイアン航空、LCCのエアアジア・エックスの時刻表は次のとおりです。
関空⇒ホノルル
HA450便 20:45発⇒09:20着(A330-200:毎日)
DL278便 21:00発⇒09:48着(B767-300ER:毎日)
JL792便 22:20発⇒11:05着(B787-9(SS9Ⅱ):毎日)
D7001便 23:25発⇒12:30着(A330-300:水・金・土・日)
ホノルル⇒関空
DL277便 09:18発⇒14:15着(B767-300ER:毎日)
JL791便 11:55発⇒16:15着(B787-9(SS9Ⅱ):毎日)
HA449便 13:45発⇒18:45着(A330-200:毎日)
D7002便 16:00発⇒20:25着(A330-300:水・金・土・日)
※便名の頭の記号
JL-日本航空
DL-デルタ航空
HA-ハワイアン航空
D7-エアアジアX
※時刻表は2019年4月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトやサプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
関西国際空港・ホノルル線の運航機材
日本航空 B787-9(SS9Ⅱ)型機
B787-9型機はB787-8型機の派生型機種で、B787-8型機よりも胴体が約6m長くなっています。
日本航空のB787-9(SS9Ⅱ)型機は次の3クラスで運航されていて、座席数は合計で239席です。
- ビジネスクラス:28席(1-2-1)
- プレミアムエコノミークラス:21席(2-3-2)
- エコノミークラス:190席(2-4-2)
ビジネスクラス
「1-2-1」に配列されたビジネスクラスには、最新のフルフラットシート「JAL SKY SUITE Ⅲ」が装着されています。
このシートは、窓際の座席がやや外側を向いた斜めに、中央の座席はやや内側を向いた斜めに配置された「リバースヘリンボーン」タイプのフルフラットシートです。
プレミアムエコノミークラス
「2-3-2」に配列されたプレミアムエコノミークラスには、「JAL SKY PUREMIUM」というシェル型の専用シートが装着されています。
このシートのシートピッチは42インチ(約107cm)とプレミアムエコノミークラスでは世界でも最大級の広さです。
シェル型なので前の座席のシートは倒れてこないのですが、リクライニングした時にやや足元が狭くなるタイプのシートです。
シートにはタッチパネル式の12.1インチ個人用モニターが装着されていて、オンデマンドで映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
エコノミークラス
「2-4-2」に配列されたエコノミークラスには、「JAL SKY WIDER」という広いシートが装着されています。
このシートは「新間隔エコノミークラス」とも呼ばれていて、シートピッチはエコノミークラス最大級の33インチ(約84cm)です。
また、他のエアラインのB787-9型機のエコノミークラスでは「3-3-3」の配列で横に9席配置していることが多いのですが、JALのB787-9型機では「2-4-2」で横に8席しか配置していません。
つまりJALのエコノミークラス「JAL SKY WIDER」では、シートピッチだけでなく横幅にもゆとりを持たせた広いシートを採用しているのです。
シートにはタッチパネル式の10.6インチ個人用モニターが装着されていて、オンデマンドで映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
JAL国際線航空券予約はこちら⇒JAL国際線公式サイト
デルタ航空 B767-300ER型機
デルタ航空が関空・ホノルル線のDL277便・DL278便で使用している機材はB767-300ER型機です。
※日程によってはB747-400型機で運航される場合もあります。
B767-300ER型機はデルタ航空が長距離路線で使用している中型機です。
デルタ航空B767-300ER型機のシート配置にはいくつかのパターンがあるのですが、代表的なパターンでは「デルタワン(ビジネスクラス)」「デルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス)」「メインキャビン(エコノミークラス)」の3クラスで運航されていて、座席の合計は226席です。
- デルタワン(ビジネスクラス):26席「1-2-1」
- デルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス):29席「2-3-2」
- メインキャビン(エコノミークラス):171席「2-3-2」
ビジネスクラスはフルフラットシート
1-2-1に配列されたデルタワン(ビジネスクラス)には、180度リクライニングしてベッドとしても利用できるフルフラットシートが26席装着されています。
このフルフラットシートはジグザグに配置されたスタッガードタイプで、全ての座席が通路に面しています。
シートには個人用モニターが設置されていて、いつでも好きな時間に映画や音楽を楽しむことができます。
上級エコノミークラスのシートピッチは89cm
2-3-2に配列されたデルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス)にはシートピッチが広いシートが29席装着されています。
デルタコンフォートプラス(上級エコノミークラス)のシートピッチは35インチ(約89cm)です。
シートには個人用モニターが設置されていて、いつでも好きな時間に映画や音楽を楽しむことができます。
機内食等のサービスはメインキャビン(エコノミークラス)と同等です。
メインキャビン(エコノミークラス)のシートピッチは79cm~81cm)
2-3-2に配列されたエコノミークラス(メインキャビン)には個人用モニターが付いたシートが171席装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは31インチから32インチ(79cm~81cm)です。
個人用モニターではいつでも好きな時間に映画や音楽を楽しむことができます。
ハワイアン航空 A330-200型機
(ハワイアン航空ホームページより)
ハワイアン航空が関空-ホノルル線HA449便・HA450便で使用している機材はエアバス社製のワイドボディ機A330-200型機です。
A330-200型機はハワイアン航空が中・長距離路線で使用している機材で、2016年からキャビンが順次リニューアルされています。
関空・ホノルル路線にも2017年3月16日から最新シートを装着したリニューアル後の機材が投入される予定です。
リニューアル後のハワイアン航空A330-200型機は「ビジネスクラス」「エクストラコンフォート(上級エコノミークラス)」「エコノミークラス」の3クラスで運航されていて、合計の座席数は272席です。
- ビジネスクラス:18席「2-2-2」
- エクストラコンフォート(上級エコノミークラス):68席「2-4-2」
- エコノミークラス:192席「2-4-2」
【ハワイアン航空A330-200型機(リニューアル後)シートマップ】
ビジネスクラスはフルフラットシート
「2-2-2」に配列されたビジネスクラスには、180度リクライニングさせてベッドとしても利用できるフルフラットシートが18席装着されています。
このシートは「2-2-2」に配列されているので窓際の座席は通路に面していませんが、カップルが2人で利用するような場合にはコミュニケーションが取りやすい座席配置になっています。
ビジネスクラスの乗客には機内でタブレット端末が無料で貸与され、機内エンターテインメントはこのタブレット端末で視聴します。
エクストラコンフォートのシートピッチは91cm
「2-4-2」に配列されたエクストラコンフォート(上級エコノミークラス)には個人用のモニターが付いたシートが68席装着されています。
エクストラコンフォートのシートピッチは36インチ(約91cm)、幅は18インチ(約46cm)でゆったりと座ることができます。
エコノミークラスのシートピッチは79~81cm
「2-4-2」に配列されたエコノミークラスにも個人用のモニターが付いたシートが192席装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは31インチから32インチ(79cm~81cm)です。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
関西国際空港からホノルルに向かう便は、年々各社のシートがアップグレードされてきました。
特にビジネスクラスの利用を考えている人にとっては、選択肢が増えたのでどのフライトを利用すれば良いのか迷ってしまいますよね。
エコノミークラスでは、シートピッチが広いJALがおすすめです。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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