<ニュージランド航空ホームページより>
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」の実力は世界でもトップクラスです。
その証拠に、毎年のように世界中の各種エアラインアワードを受賞しています。
直近でも次の賞を受賞しています。
- 2017年 トリップアドバイザー ベストプレミアムエコノミークラス受賞
- 2016年 スカイトラックス社 ベスト・プレミアム・エコノミークラス受賞
- 2016年 スカイトラックス社 ベスト・プレミアム・エコノミーシート受賞
- 2015年 スカイトラックス社 ベスト・プレミアム・エコノミークラス受賞
- 2016年 スカイトラックス社 ベスト・プレミアム・エコノミーシート受賞
ニュージーランド航空の「プレミアムエコノミー」では、シートも機内食も世界最高レベルのサービスを体験することができるのです。
今回の記事では、ニュージーランド航空の「プレミアムエコノミー」の凄さをご紹介します。
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」
ここでは、ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」のシート、機内食、アメニティについてご紹介したいと思います。
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」のシート
<ニュージランド航空ホームページより>
プレミアムエコノミークラスとは、エコノミークラスとビジネスクラスの中間に位置付けされる搭乗クラスのことです。
搭乗クラスの名称に「エコノミー」という単語が入っていることもあり、プレミアムエコノミークラスのシートやサービス内容はエコノミークラスと大差ないと思われがちですが、実はこれは大きな間違いです。
私も「プレミアムエコノミークラスに利用価値はあるの?」と思っていた一人なのですが、各種イベントでプレミアムエコノミークラスのシートを体験してみたところ、自分が勘違いをしていたことに気が付きました。
「プレミアムエコノミークラス」のシートは「エコノミークラス」のシートと全く違ったのです。
「プレミアムエコノミー」のシートスペック
さて、前置きはこのぐらいにしてニュージーランド航空ボーイング787-9型機の「プレミアムエコノミー」のシートですが、上の写真のとおりかなり重厚な造りになっています。
シートの表面には黒の高級レザーが採用されており、レッグレスト、フットレストも完備しています。
写真で見るとあまり大きさを感じないのですが、実際に座ってみるとシートが大きいことに驚かされます。
シートスペックを見てみると、このシートは私たちが普段利用しているエコノミークラスのシートよりもかなり大きなサイズであることがわかります。
【ニュージランド航空プレミアムエコノミーのシートスペック】
- シートピッチ:41インチ(約104cm)
- シート幅:19.3インチ(約49cm)
- リクライン幅:9インチ(約22cm)
- 個人用モニター:11インチ
シートピッチは104cm
まず「プレミアムエコノミー」のシートピッチ(座席を配置する前後の間隔)ですが、41インチ(約104cm)に設定されています。
ニュージーランド航空エコノミークラスのシートピッチは31~32インチ(約79~81cm)なので、「プレミアムエコノミー」シートの前後間隔は、エコノミークラスよりも23cmから25cmも広いことになります。
実際にシートに座ってみると、自分の膝と全席の背もたれの間隔が23cmから25cm広くなっていることがわかると思います。
シート幅は49cm
次に「プレミアムエコノミー」のシート幅ですが、19.3インチ(約49cm)とエコノミークラスの17.2インチ(約44cm)よりも約5cm広くなっています。
19.3インチ(約49cm)の幅は、普通サイズの人がシートに座るとお尻の両側に隙間が生まれる広さです。
隣席との間にあるアームレストの幅も5インチ(約13cm)あるので、余裕を持ってくつろぐことができます。
リクライニング幅は22cm
「プレミアムエコノミー」シートのリクライニングの幅は9インチ(約22cm)と、エコノミークラスシートの倍近くシートを倒すことが可能です。
シートをリクライニングさせると座面の前方が持ち上がり、レッグレスト(ふくらはぎをサポートする部分)とフットレスト(足乗せ)を利用して、最適な就寝ポジションをキープすることができます。
サイズだけを見るとJALやANAなど他のエアラインのシートとほぼ変わりがないのですが、座り心地は全く違います。
ニュージーランド航空のシートは、細かい部分の使用感に優れているので、2年連続でベスト・プレミアム・エコノミーシートを受賞しているのだと思います。
※参考
【JAL】787-9型機プレミアムエコノミークラス
シートピッチ:約107cm
シート幅:約49cm
個人用モニター:12.1インチ
【ANA】787-9型機プレミアムエコノミークラス
シートピッチ:38インチ(約97cm)
シート幅:19.3インチ(約49cm)
個人用モニター:11インチ
ニュージーランド航空公式サイト「プレミアム・エコノミー」の案内はこちら
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」の機内食
<ニュージランド航空ホームページより>
JALやANAでは、プレミアムエコノミークラスでもエコノミークラスと同じ機内食が提供されています。
しかし、ニュージーランド航空では「プレミアムエコノミー」オリジナルメニューの機内食が提供されています。
もちろん、食器やナプキンなどもエコノミークラスとは全く異なります。
<ニュージランド航空ホームページより>
さらに、オリジナルなメニューだけではなく、クロワッサンなどのパンや前菜・メインメニューの一部については、ビジネスクラスと同じ料理が提供されています。
ニュージーランド航空の「プレミアムエコノミー」では、機内食のメニューを見ただけでも、「エコノミークラスとは異なるサービスを提供する」というスタンスが貫かれていることがわかります。
このあたりのことも、各種エアラインアワードでの高い評価につながっているように思います。
ニュージーランド航空公式サイト「プレミアム・エコノミー」サンプルメニューはこちら
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」のアメニティ
<ニュージランド航空ホームページより>
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」のシートには、次の物が予め準備されています。
- 毛布
- クッション
- スリッパ
- ミネラルウォーターのペットボトル(500ml)
- ビジネスクラスと同じノイズキャンセリングヘッドホン
- アメニティキット
<ニュージランド航空ホームページより>
アメニティキットの中には、次の物が入っています。
- ニュージーランド産パパイヤとアボカドのリップバーム
- 靴下
- アイマスク
- 歯ブラシセット
- 耳栓
- ボールペン
ニュージーランド航空「プレミアムエコノミー」の乗客でラウンジを利用できるのはのマイレージクラブの上級会員のみ
ニュージーランド航空の国際線では、ニュージーランド航空のマイレージプログラム「Airpoints」の上級会員、スター・アライアンス・ゴールド会員、又はビジネスクラスの乗客でなければラウンジを利用することができません。
そのため、他の多くの外国航空会社と同じように、「Airpoints」の上級会員、スター・アライアンス・ゴールド会員ではない「プレミアムエコノミー」の乗客は、ラウンジを利用する事ができません。
なお、機内へ搭乗する際には「優先搭乗」を利用する事ができます。
JALとANAでは「プレミアムエコノミークラス」の乗客もラウンジを利用できるのですが(JALは当日に空港でアップグレードした乗客は除く)、どちらかと言うと、この2社が世界の航空会社の中では少数派のようです。
ニュージーランド航空 オークランド路線の時刻表
<ニュージランド航空ホームページより>
2018年10月現在、ニュージーランド航空の成田・オークランド線は毎日1往復、羽田・オークランド線は週に3往復が運航されています。
また、10月から3月までの期間は、関西・オークランド線も週3往復が運航されています。
成田からオークランドへの直行便は毎日運航
ニュージーランド航空の成田・オークランド線は、毎日1往復が運航されています。
成田からオークランドまでの所要時間は、往路が約10時間40分、復路が約11時間。
往路は夜行便になりますが、オークランドへの到着時間が早朝なので、ニュージーランドの各都市への乗り継ぎもスムーズに行えます。
【成田⇒オークランド】
NZ090便 18:30発⇒08:05着(B787-9:毎日)
【オークランド⇒成田】
NZ099便 09:50発⇒16:50着(B787-9:毎日)
※便名の頭の記号
NZ-ニュージーランド航空
※時刻表は2023年4月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ずニュージーランド航空公式サイトまたはサプライス公式サイト等でご確認下さい。
※( )内は運航機材
2017年7月からは羽田・オークランド路線も開設(運休中)
2017年7月22日からは、羽田発オークランド行きの直行便も運航されています。
羽田・オークランド線の運航日は、羽田発が月・木・土の週3便、オークランド発が水・金・日の週3便となります。
【羽田⇒オークランド】(運休中)
NZ092便 22:05発⇒12:40着(B787-9、B7777-200:週3便)
※NZ092便は月・木・土のみ運航
【オークランド⇒羽田】(運休中)
NZ091便 23:05発⇒05:55着(B787-9、B777-200:週3便)
※NZ091便は水・金・日のみ運航
※便名の頭の記号
NZ-ニュージーランド航空
※時刻表は2017年10月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ずニュージーランド航空公式サイトまたはサプライス公式サイト等でご確認下さい。
※( )内は運航機材
2019年10月から2020年3月までは関西・オークランド路線も運航【運休中】
ニュージーランド観光のベストシーズンである2019年10月から2020年3月までは、関西国際空港からオークランドへの直行便が水・金・日の週3往復運航されます。
関西からオークランドまでの所要時間は、行きが約10時間35分、帰りが約10時間55分です。
【関西⇒オークランド】「運休中」
NZ098便 20:50発⇒11:20着(B777-200:水・金・日)
【オークランド⇒関西】「運休中」
NZ097便 11:55発⇒19:05着(B777-200:水・金・日)
※便名の頭の記号
NZ-ニュージーランド航空
※時刻表は2020年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ずニュージーランド航空公式サイトまたはサプライス公式サイト等でご確認下さい。
※( )内は運航機材
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ニュージーランド航空の「プレミアムエコノミー」は、世界中の各種エアラインアワードで高い評価を得ています。
その理由は、快適な就寝ポジションを保つことができる機能的な高級レザーシート、ビジネスクラスとほぼ同等なメニューの機内食など、他のエアラインよりも一歩進んだサービスを提供しているからだと思います。
ビジネスクラスではかつてのファーストクラス並みの快適さで旅行ができるようになり、プレミアムエコノミークラスではひと昔前のビジネスクラス並みのサービスを受けられるようになってきました。
そのことを考えると、ニュージーランド航空の「プレミアムエコノミー」はお値打ち感が高いのかもしれませんね。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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