ニュージーランド航空 帰りは映画三昧! オークランド発成田行きエコノミー搭乗記(復路)

2017年6月に、ニュージーランド航空さんから成田・オークランド往復航空券をご提供頂けたこともあり、妻と二人で取材を兼ねたニュージーランド旅行に行ってきました。

オークランドから成田までの復路に利用したのは、ニュージーランド航空のNZ099便。オークランド国際空港を8時55分に出発して、成田空港には16時50分に到着しました。

往路では美味しいワインと機内食、そしてエコノミー「スカイカウチ」に感激した私たちでしたが、復路でもニュージーランド航空の凄さを体験することができました。

今回の記事では、オークランド国際空港での様子と、復路で利用した機内エンターテインメントと飲み物オーダーシステムの様子についてもご紹介したいと思います。

※今回の旅行ではニュージーランド航空さんから成田・オークランド間の往復航空券をご提供頂きましたが、航空券以外の宿泊・食事・観光・買い物等は全て自費で行っています。

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オークランド国際空港でのチェックインの様子

「Sky Bus」は国際線ターミナルの南端に到着

オークランド国際空港は、オークランドの市街地から南に車で約40分走った場所にあります。

私たち夫婦はオークランド市内の「Sky Bus」窓口前で5時20分発の「Sky Bus」に乗り込み、6時にオークランド国際空港の国際線ターミナルに到着しました。

オークランド国際空港で「Sky Bus」が到着する場所は国際線ターミナルの南端部分。

ターミナル内に入ってみると、ちょうど「Eゾーン」の辺りでした。

出発案内のボードを見たところ、ニュージーランド航空のチェックインは国際線ターミナルの「Aゾーン」。

「Eゾーン」からしばらく歩いて「Aゾーン」に到着。

「Aゾーン」のエリアはとても広く、ニュージーランド航空のチェックインは全てこの「Aゾーン」で行われているようでした。

オークランド国際空港でのセルフチェックインは日本語で可能

さて、オークランド国際空港でのチェックイン手続きですが、下の写真の自動チェックイン機を利用して自分で行わなければなりません。

でも、心配は無用です。私たち50代夫婦も恐る恐る自動チェックイン機の操作を始めてみましたが、日本語対応が行われているのでそれほど難しくはありませんでした。

そして、チェックインの手続きが終わるとボーディングパスと預け入れる荷物用のタグが出力されるので、そのタグをスーツケースに取り付け「Self Service Bag Drop」と表示されている場所へ行き自分で荷物を預け入れます。

自動チェックイン機の操作では、まず最初に下の写真の画面で「英語」「フランス語」「日本語」「中国語」の中から「日本語」を選びます。

その後は全て日本語で指示や質問が出るので、その指示通りに数字や文字を入力したりボタンを押したりするだけです。

パスポートをスキャンする場合には、下の写真のとおりに分かりやすい指示が出ます。

そして指示通りにパスポートをスキャン。

質問や指示も丁寧で分かりやすいです。

このように、画面の指示通りに操作をしていくと、最後にボーディングパスとスーツケース用のタグが出力されるはずでした。

しかし、私たちの航空券は自動チェックインの対象ではない特別な航空券だったようで「チェックイン手続きが続行できません。アシスタンスクーポンを印刷中です。こちらのクーポンをニュージーランド航空係員にご提示ください。」と表示されてしまいました。

結局、有人カウンターに行き何とか無事にチェックインが終了です。

日本では預け荷物を含めたすべての手続きを自動チェックイン機で済ませることはあまり一般的でないので、最初は戸惑うこともあるかもしれませんね。

しかし、オークランド国際空港の自動チェックイン機は日本語対応が行われており、また機械の周りには日本語を話すスタッフもいるので、初めて利用する人でも安心して操作ができると思います。

出国審査の前には「出国カード」を記入

チェックインが終了すると、エスカレーターを利用して出国審査場と手荷物検査場がある2階に上がりました。

出国審査場の手前にはアーチ形の入り口があり、まずここで出国カードの記入をしました。

なお出国カード記入場所には筆記用具は準備されていないので、筆記用具を忘れずに持参する必要があります。

出国カードの記入が終わると出国審査場に進みます。

出国審査と手荷物検査が終わると、目の前には沢山の免税店や土産物店があります。

オークランド国際空港の免税店と土産物店はとても充実しているので、買い物をし忘れた場合にはここでお土産が見つかるかもしれません。

この日のNZ099便の出発ゲートは6番ゲート。

機内への案内は、出発時刻の45分前にあたる8時10分に始まりました。

ニュージーランド航空 オークランド発成田行き 機内の様子

オークランド発成田行きの機材は「ボーイング787-9型機」

復路のオークランド発成田行きNZ099便の機材も、ボーイング社製の最新鋭機「787-9型機」でした。

「787-9型機」のキャビンに入ると、往路の時と同様に淡い紫色のLED照明で照らされていました。

(ニュージーランド航空ホームページより)

この「787-9型機」のエコノミークラスのシートは「3-3-3」の配列なので、復路は47列のDE席を予約しておきました。

私たちが「3-3-3」のシートを利用する時には、自分たちがトイレに行きやすく、他のグループの人がトイレに行く時に席を立つ必要がない中央列のシートを予約することが多いです。

B787-9型機のシートマップはこちら

復路の座席のシートピッチは81cm

自分の座席に座ってみると、復路のシートも思っていたよりは広かったので安心しました。

往路の記事でもご紹介した通り、ニュージーランド航空のエコノミークラスシートのシートピッチ(座席を設置する時の前後の間隔)は、機体中央部にあるトイレよりも前の座席は81~83cm、トイレよりも後ろの座席は78cmです。

ニュージーランド航空の公式ホームページでは、航空券の購入時に座席の指定ができるので、シートピッチが広い座席を希望する場合には、トイレよりも前の座席を指定すると良いでしょう。

シートには、往路の時と同様に毛布・クッション・ヘッドフォンが置いてあり、シートベルトを締めて離陸を待ちました。

朝食は洋食(エッグ)か和食(フィッシュ)のどちらかを選択

復路では、離陸して50分を過ぎた頃から、ドリンクと朝食のサービスが始まりました。

ニュージーランド航空のオークランド発成田行きでは、朝食と夕食の2回の機内食サービスが行われます。

この日のエコノミークラスの朝食は、洋食が「スクランブルエッグとソーセージ・ベイクドビーンズ添え」、和食が「鮭の照り焼き・煮物とご飯」で、このどちらかを選ぶことができました。

上の写真が洋食で、下の写真が和食です。

復路でも、機内食のメニューは日本語の機内アナウンスで紹介されます。印刷されたメニューはありませんでしたが、アナウンスされると分かりやすいですね。

洋食は「エッグ」、和食は「フィッシュ」とオーダーしてくださいというアナウンスもあったので、私は「エッグ」妻は「フィッシュ」をオーダーしました。

復路の朝食も少し濃い目の味付けですが、美味しく頂きました。朝から2人共に完食です。

ニュージーランド航空公式サイト「エコノミー」のサンプルメニューはこちら

復路では新作から日本未公開作品まで、映画を4本鑑賞しました!

ニュージーランド航空「787-9型機」のエコノミークラスのシートには、タッチパネル式の9インチHDスクリーンが設置されています。

この個人用モニターでは、上の写真のとおり「英語」「中国語」「日本語」の中から表示される言語を選ぶことができるので、最初に「日本語」を選んでおけば後の操作は「日本語」で簡単に行うことができます。

ニュージーランド航空の機内エンターテインメントは「オンデマンド方式」なので、乗客はいつでも自分の好きな時間にこの個人用モニターを操作して好きなプログラムを楽しむことができます。

機内エンターテインメントのプログラムは「観る」「聴く」「ゲーム」「キッズ」に分かれています。

この中の「観る」をタッチすると「映画」と「テレビ」のプログラムが表示されて、「聴く」をタッチすると「音楽」と「オーディオブック」のプログラムが表示されます。

また、「ゲーム」をタッチすると約40種類のゲームが表示されて、「キッズ」をタッチすると「みる」「おんがく」「ゲーム」「ほん」のプログラムが表示されます。

私と妻は映画がとても好きなので、復路の機内では映画を観ることを楽しみにしていました。

ニュージーランド航空の機内エンターテインメントでは新作から名作まで数多くの映画を楽しむことができます。私が搭乗した日には日本語で楽しむことができる映画も45本用意されていて、うち5本は日本の作品でした。

新作では、2017年3月日本公開の「パッセンジャー」、2017年4月日本公開の「美女と野獣」、2017年5月日本公開の「夜に生きる」、2017年6月日本公開の「ローガン」などが日本語対応になっていました。

それぞれの映画の紹介も日本語で読むことができるので、どの映画を観るのかをじっくりと検討することもできます。

私は何を観ようかと迷ったのですが、結局新作から日本未公開作品まで、次の4本を観ることができました。

  • 「夜に生きる」:2017年5月日本公開
  • 「ジ・アカウンタント」(邦題「ザ・コンサルタント):2017年1月日本公開
  • 「クライムヒート」:2014年製作、日本未公開
  • 「人生の特等席」:2012年11月日本公開

妻は「美女と野獣」を3回も繰り返して観た他に「パッセンジャー」と「ローガン」も観たそうです。

日本語対応している映画が45本もあると、それなりに見応えのある作品が揃っているものです。

機内で観ることができる映画は、ニュージーランド航空の公式ホームページで確認することもできます。(機内エンターテインメントのページは英語になります。)

私も妻もニュージーランド航空の機内エンターテインメントには大満足でした。

ニュージーランド航空公式サイト「機内エンターテインメント案内」(英語)はこちら

ニュージーランド航空では座席から飲み物をオーダーできます

さて、機内で映画を観ていると飲み物が欲しくなることもありますよね。

そんな時に、ニュージーランド航空の機内では個人用モニターから飲み物とスナックをオーダーすることができます。

上の写真の「メインメニュー」からオーダーする場合には、「お食事とお飲み物」をタッチ。

映画を観ている時には、映画の画面の横に表示される「お食事とお飲み物」をタッチ。

すると下の写真のようにメニューが表示されるので、「コーヒー」を注文する場合には「コーヒー」をタッチ。

「ミルク」と「砂糖」を入れる場合にはチェックを入れて「カートに入れる」をタッチ。

「カート」の画面で内容をチェックして「注文する」をタッチ。

注文から程なく、CAさんが座席までミルクが入ったコーヒーを届けてくれました。

国際線の機内でCAさんを自分の座席に呼ぶことはなかなかできないものです。

私も前回の海外旅行までは、照明が落とされて静かになった機内で飲み物が欲しくなった場合には、自分でギャレーに行ってCAさんに飲み物をオーダーをしていました。

でも、このシステムであれば気兼ねなく飲み物をオーダーすることができます。

また、画面を見ながら日本語でオーダーができるので、”飲み物が欲しかったけれども英会話に不安があったのでオーダーをしなかった”といった遠慮もしなくて済みます。

飲み物やスナックの画像があるので、乗客とCAさんの母国語の違いによるオーダーの間違いも防げますし、コーヒーの場合であれば、ブラック・砂糖入り・ミルク入りなどといった細かいオーダーも簡単にすることができます。

飲み物のオーダーシステムは、乗客とCAさんの両方にメリットがある優れたシステムだと思います。

「アイスクリーム」のサービスもありました

離陸から6時間を過ぎた頃には「アイスクリーム」のサービスもありました。

私は映画を観ながら”おやつが欲しい”と思っていた時だったので、グッドタイミングでした。

ニュージーランド製のとても甘くて美味しい「アイスクリーム」でした。

夕食は洋食(チキン)か和食(ビーフ)のどちらかを選択

離陸から9時間が過ぎ着陸の2時間前になると再び機内が明るくなり、ドリンクに続いて夕食のサービスが始まりました。

夕食も洋食と和食から選ぶことができ、この日の洋食は「チキンの煮込みとマッシュドポテト」、和食は「ビーフの照り焼きとご飯」でした。

上の写真が洋食で、下の写真が和食です。

夕食のメニューも日本語の機内アナウンスで紹介され、洋食は「チキン」、和食は「ビーフ」とオーダーしてくださいと案内されたので、私は「ビーフ」妻は「チキン」をオーダーしました。

夕食も美味しく頂きました。こちらも2人ともに完食です。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回の旅行でニュージーランド航空を利用して思ったことは、ニュージーランド航空は私たちのような中高年のご夫婦でも安心して利用できるエアラインだということです。

日本人の乗客に対して、とても優しいエアラインであると感じました。

例えば、エコノミークラスでも全ての機内食に和食のメニューがあり、メニューは全て日本語のアナウンスで紹介されます。

オークランド国際空港での自動チェックイン機も機内のエンターテインメントシステムも日本語対応が行われていて、まるで日本のエアラインを利用しているかのようです。

また、飲み物のオーダーシステムも英語に不慣れな日本人にとっては嬉しいシステムです。

これだけ乗客の事を考えてくれているエアラインですから、CAさんも皆フレンドリーでとても優しく対応してくれます。

もちろん日本語を話すCAさんも複数人乗務しているので、言葉の心配はありません。

直近に行われた国内のエアライン顧客満足度調査で、JAL、ANAに次いで外国のエアラインでは最上位の第3位にランクされたことも頷けました。

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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