東京にある日帰り温泉!奥多摩温泉「もえぎの湯」ドライブ旅行記

もえぎの湯03
東京にも温泉地があるのをご存知でしょうか?

最近では温泉の掘削技術が進化しており、東京都心でも源泉を利用した温泉やスーパー銭湯がありますが、古くから親しまれてきた温泉地もあるのです。

そのうちのひとつが約650年前から湯治場として栄えてきた奥多摩温泉郷で、奥多摩温泉、鶴の湯温泉、松乃温泉、浅葉の湯の4つの温泉があります。

それぞれの温泉地には温泉宿や民宿もあり、その中でも日帰り温泉の専用施設として整備されているのが、奥多摩温泉の「もえぎの湯」です。

奥多摩温泉「もえぎの湯」は、とても東京都とは思えないほどの大自然に囲まれていて、その周囲には奥多摩の隠れた観光スポットがいくつもあります。

私も妻と2人で「もえぎの湯」と奥多摩の自然を巡る日帰りドライブに行って来ましたので、その時の様子をご紹介します。

スポンサーリンク

奥多摩温泉「もえぎの湯」までは都心から65km、2時間半で到着

もえぎの湯01
東京都心から奥多摩温泉「もえぎの湯」に行くためには、まず青梅街道を走り、西東京市田無の北原交差点から新青梅街道に入ります。新青梅街道の終点である瑞穂町の瑞穂松原交差点からは再び青梅街道に入り、奥多摩方面に向かいます。

その後、青梅線奥多摩駅の手前にある「新氷川トンネル」を出てすぐの道を左に鋭角に入り、多摩川沿いを400メートルほど走ると「もえぎの湯」に到着です。

新氷川トンネルを出て左に入る道は分かり難いので、注意が必要です。

このルートで行くと、東京の都心からは約65kmの距離、2時間半で到着できます。

「露天風呂」や「足湯」「お食事処」もある充実した施設

もえぎの湯02
「もえぎの湯」の運営母体は、昭和58年に奥多摩エリアの観光レクリエーション施設の運営を行う第3セクターとして設立された「奥多摩総合開発株式会社」です。「もえぎの湯」は平成10年に開業しました。

「もえぎの湯」には約40台が収容できる駐車場がありますが、休日等で混雑する時には、近隣の町営駐車場に停めることになるようです。

私が訪れた時は平日だったので、駐車場の車は数台だけ。ツーリングの途中に立ち寄ったライダーの方も何人かいました。

朝の9:30から営業を行っていて、入場料は大人780円、子供410円です。ボディーソープ・シャンプー・ドライヤーは備え付けてあります。

ただし、フェイスタオル(200円)やバスタオル(580円)は販売しているだけなので、予め用意していったほうが良いでしょう。

お風呂は源泉100%。お湯がたっぷりの内風呂の他に、露天風呂もあります。「もえぎの湯」の露天風呂は、山の木々がすぐ近くに迫り多摩川を眺めることも出来るので、まるで大自然の中に溶け込んだかのような不思議な気分になれます。私はとても気に入っています。

お風呂を出た後には、お食事処でおそばや定食を食べることもできます。

また、建物の外には「足湯」があり、こちらは10:30~17:00(12月~3月は16:00)までの間であれば、無料で利用できます。

「もえぎの湯」の帰りに寄りたい奥多摩観光スポット

展望塔もある「小河内ダム」と「奥多摩湖」

奥多摩湖
多摩川が1957年(昭和32年)に完成した小河内ダム(おごうちだむ)にせき止められて出来た湖が奥多摩湖です。

奥多摩湖は日本最大の水道専用貯水池で、小河内ダムには東京都交通局の発電施設(多摩川第一発電所)も併設されており、発電された電気は東京電力へ売却されています。

小河内ダムの上を歩いて行くと、小河内ダムの展望塔があり、無料で見学をすることが出来ます。

展望塔の2階にはダムのジオラマや小河内ダムの歴史を紹介したパネルなどが展示されており、3階はダムを一望できる展望室となっていてます。

東京都水道局による「小河内ダム」の紹介

東京都指定天然記念物で関東では最大の「日原鍾乳洞」

青梅街道の「日原街道入口」を右折して車で20分ほど走ると、日原鍾乳洞(にっぱらしょうにゅうどう)に到着します。

日原鍾乳洞はかつては山岳信仰で栄えて、現在は東京都指定天然記念物になっています。鍾乳洞としては関東では最大の規模であり、実際に入ってみると内部は見事としか言いようがありません。

現在は8:00から17:00まで公開されていて、入場料は大人700円、中学生500円、小学生400円。がけ崩れで広い駐車場が使用できないので、現在30台ほどしか駐車できません。

東京にもこんな場所があるのかと驚かされます。

日原保勝会による「日原鍾乳洞」の紹介

東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれた「払沢の滝」

払沢の滝
東京都西多摩郡檜原村(ひのはらむら)にある「払沢の滝」(ほっさわのたき)は、東京都で唯一「日本の滝百選」に選ばれているとても美しい滝です。

「もえぎの湯」からは、青梅街道で奥多摩湖畔を走り、奥多摩周遊道路・檜原街道で奥多摩エリアをぐるりと回り、檜原村役場の手前「橘橋」交差点を左方向に向かいます。

少し先にお豆腐屋さんがあり、そこを左折して進むと右手に払沢の滝の駐車場があります。

駐車場からは約10分、奥多摩の大自然の匂いを感じながら遊歩道を歩いていくと、目の前に払沢の滝が現れます。

払沢の滝は思っていたよりも小さかったのですが、その佇まいはとてもきれいで、見ているだけで気持ちが洗われます。

檜原村観光協会による「払沢の滝」の紹介

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

「もえぎの湯」は、古くから湯治場として栄えた奥多摩温泉郷にある、本格的な日帰り温泉施設です。

東京の都心からは約2時間半の距離で、周囲には見ごたえがある観光スポットも多いので、ドライブ旅行には最適な日帰り温泉です。

土日・休日には、青梅街道や五日市街道が混雑するので、できれば平日の早い時間に出発することをおすすめします。

安全運転でお出かけください。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったらシェアして頂けると嬉しいです!