「俺が叩いた。ぽんた70年代名盤を語る」は、70年代から現在まで活躍し続けている名ドラマー村上”ポンタ”秀一さんが、ご自身の演奏やキャリアについて語っている本です。
ポンタさんと言えば、テレビや雑誌などにも頻繁に登場していたので、ドラマーの中では知名度は抜群です。
今回の記事では、そな村上”ポンタ”秀一さんの「俺が叩いた。ポンタ70年代名盤を語る」をご紹介します。
「俺が叩いた。ぽんた70年代名盤を語る」の著者
この本の著者は「村上”ポンタ”秀一」であるのですが、本の中ではポンタさんがインタビューに答える形で話が進められています。
インタビュアーは、「リズム&ドラム・マガジン」の副編集長も務めた村田誠二さん。フリーになってからもドラムライターとして活躍されている方です。
「俺が叩いた。ぽんた70年代名盤を語る」の構成と内容
本書では、まず「序章」でポンタさんの音楽との出会いから「赤い鳥」脱退までが語られています。
そして、第1章から第9章までは、ポンタさんが70年代にドラマーとして参加したアルバムに関するエピソードが語られています。
話の中身はとても濃いですね。一般人にはとても追いつけないほど高いレベルの話が展開されています。
しかし、ご自分の演奏についてだけでなく、当時のミュージシャンやスタジオ内の様子などについても言及されているので、興味深く読み進めることができました。
まとめ
村上”ポンタ”秀一さんは、昭和のJ-POP界を代表する名ドラマーです。
私はこの本で紹介されているアルバムの他にも、EPOさん、角松敏生さんなどのアルバムでポンタさんの演奏に触れていました。
この本では、そんなポンタさんが自らの演奏について語っているのですから、当時のCDを聴き返しながら楽しく読むことができました。
ポンタさんの演奏を知らない人でも、70年代・80年代に活躍したスタジオミュージシャンに興味がある人にはおすすめの1冊です。