2019年4月現在、全日空のヨーロッパ路線は、成田発着が2路線・羽田発着が5路線。
これは日本航空の成田発着2路線・羽田発着3路線を上回る路線数で、全日空はますます国際線での存在感を増しています。
2015年度には全日空の国際線旅客数は初めて日本航空を上回り、名実ともに日本を代表するエアラインになりました。
そこで今回の記事では、現在全日空が成田・羽田発着のヨーロッパ路線で使用している機材・シート・サービスについてご紹介したいと思います。
ANAヨーロッパ路線の時刻表
ANAは成田発着8路線、羽田発着3路線を運航中
全日空のヨーロッパ路線は充実してきました。
2019年2月には新たに羽田・ウィーン線も開設されました。
これで全日空のヨーロッパ路線は、次の通り成田発着が2路線、羽田発着が5路線になりました。
【成田発着便】
- デュッセルドルフ
- ブリュッセル
【羽田発着便】
- ロンドン
- パリ
- フランクフルト
- ミュンヘン
- ウィーン
羽田ーロンドン路線
羽田⇒ロンドン
NH211便 11:35発⇒16:10着(B777-300)
ロンドン⇒羽田
NH212便 19:00発⇒14:35着(B777-300)
羽田ーパリ路線
羽田⇒パリ
NH215便 11:45発⇒17:10着(B787-9)
パリ⇒羽田
NH216便 20:00発⇒14:45着(B787-9)
羽田ーフランクフルト路線
羽田⇒フランクフルト
NH203便 00:10発⇒05:20着(B777-300)
NH223便 11:15発⇒16:25着(B777-300)
フランクフルト⇒羽田
NH204便 12:10発⇒06:35着(B777-300)
NH224便 20:45発⇒14:55着(B777-300)
羽田ーミュンヘン路線
羽田⇒ミュンヘン
NH217便 12:30発⇒17:20着(B787-9)
ミュンヘン⇒羽田
NH218便 21:25発⇒15:50着(B787-9)
成田ーデュッセルドルフ路線
成田⇒デュッセルドルフ
NH209便 10:50発⇒15:50着(B787-9)
デュッセルドルフ⇒成田
NH210便 20:00発⇒14:30着(B787-9)
成田ーブリュッセル路線
成田⇒ブリュッセル
NH231便 10:50発⇒15:50着(B787-9)
ブリュッセル⇒成田
NH232便 21:10発⇒15:40着(B787-9)
羽田ーウィーン路線
羽田⇒ウィーン
NH231便 01:20発⇒06:00着(B787-9)
ウィーン⇒羽田
NH232便 12:35発⇒06:35着(B787-9)
※便名の頭の記号
NH-全日空
※時刻は2019年3月~2019年6月ANA国際線時刻表から。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず航空会社のWEBサイトや サプライス公式サイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
ANAヨーロッパ路線の機材とシート
ANAヨーロッパ路線の機材はB777-300ER型機とB787-9型機
全日空がヨーロッパ路線で使用している機材は、ANA国際線の主力大型機B777-300ER型機と2015年に導入された最新鋭中型機B787-9型機です。
B777-300ER型機には、ANAで唯一「ファーストクラス」が設定されており、「ANA FIRST SQUARE」というまるで個室のようなシートが装着されています。
両機種の「ビジネスクラス」には、ANAが2010年から導入した「ANA BUSINESS STAGGERED」というスタッガード型のフルフラットシートが装着されています。
また、両機種全には「プレミアムエコノミークラス」の設定があり、38インチ(約97cm)のシートピッチを持つ業界最大級の広さのシートが使われています。
「エコノミークラス」に関しても、B777-300ER型機とB787-9型機共に「エコノミークラス」のシートピッチは34インチ(約86cm)と業界最大級の広さがあります。
全日空 B777-300ER型機
B777-300ER型機は、全日空国際線の主力機です。
キャビンには、長距離路線用に相応しい業界最高レベルのシートを備えています。
全日空国際線のB777-300ER型機は「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「プレミアムエコノミークラス」「エコノミークラス」の4クラスで運航されています。
キャビンの座席配置に関しては「ビジネスクラス」と「エコノミークラス」の座席数が異なる「212席仕様機」「250席仕様機」「264席仕様機」の3つのバージョンがあります。
それぞれのバージョンの座席数とシートマップは次のとおりです。
ANAB777-300ER型機(212席仕様機)
- ファーストクラス:8席
- ビジネスクラス:68席
- プレミアムエコノミークラス:24席
- エコノミークラス112席
ANAB777-300ER型機(250席仕様機)
- ファーストクラス:8席
- ビジネスクラス:52席
- プレミアムエコノミークラス:24席
- エコノミークラス166席
ANAB777-300ER型機(264席仕様機)
- ファーストクラス:8席
- ビジネスクラス:52席
- プレミアムエコノミークラス:24席
- エコノミークラス180席
ファーストクラス
B777-300ER型機のファーストクラスには「ANA FIRST SQUARE」という個室のようなシートが装着されています。
座席には23インチの個人用大型モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。
世界的なシェフがプロデュースした贅沢な機内食(和食・3種類の洋食から選択)と高級ワインも楽しむことができます。
ビジネスクラス
ビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。
このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。
座席には17インチの個人用大型モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。
有名シェフによるオリジナルメニューの機内食(和食・2種類の洋食から選択)と高級ワインも楽しむことができます。
ANAのビジネスクラスシートについては、こちらの記事もご覧下さい。
プレミアムエコノミークラス
プレミアムエコノミークラスにはプレミアムエコノミークラス専用のシートが装着されています。
このシートのシートピッチは38インチ(約97cm)とエコノミークラスよりも約11cm広くなっています。
シートはリクライニングした時に背もたれが倒れるタイプです。
前の座席の背もたれが倒れてきますが、自分がリクライニングした時には足元の広さが変わりません。
座席にはタッチパネル式の10.6インチ個人用モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。
機内食はエコノミークラスと同等の食事(2種類から選択)になります。アルコールは全て無料で提供されます。
ANAのプレミアムエコノミークラスシートについては、こちらの記事もご覧下さい。
エコノミークラス
エコノミークラスには業界エコノミークラス最大級のシートピッチ34インチ(約86cm)のシートが装着されています。
「262席仕様機」のエコノミークラスは「3-4-3」の配列で横一列に10席が設置されていますが、「250席仕様機」と「212席仕様機」は「2-4-3」の配列で横一列に9席しか設置されておらず、横幅にもゆとりを持たせています。
座席にはタッチパネル式の10.6インチ個人用モニターが設置されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
機内食(2種類から選択)にも工夫が凝らされていて、アルコールも無料で提供されます。
ANAのエコノミークラスシートについては、こちらの記事もご覧下さい。
全日空 B787-9型機
B787-9型機は、ANAが国際線長距離路線で使用する最新鋭中型機です。
全日空のB787-9型機は次の3クラスで運航されていて、座席数は合計で215席です。
- ビジネスクラス:48席
- プレミアムエコノミークラス:21席
- エコノミークラス146席
ビジネスクラス
ビジネスクラスには「ANA BUSINESS STAGGERED」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。
このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。
座席には18インチの大型個人用モニターが設置されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。
有名シェフによるオリジナルメニューの機内食(和食・2種類の洋食から選択)と高級ワインも楽しむことができます。
ANAのビジネスクラスシートに関しては、こちらの記事もご覧下さい。
プレミアムエコノミークラス
プレミアムエコノミークラスにはプレミアムエコノミークラス用の専用シートが装着されています。
このシートのシートピッチは38インチ(約97cm)とエコノミークラスよりも約18cm広くなっています。
シートはリクライニングした時に背もたれが倒れるタイプです。
前の座席の背もたれが倒れてきますが、自分がリクライニングした時には足元の広さが変わりません。
座席にはタッチパネル式の11インチ個人用モニターが装着されていて、映画・ビデオ・音楽・ゲームを楽しむことができます。
機内食はエコノミークラスと同等の食事(2種類から選択)になります。アルコールは全て無料で提供されます。
ANAのプレミアムエコノミークラスシートに関しては、こちらの記事もご覧下さい。
エコノミークラス
エコノミークラスには個人用モニターが付いたシートが装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは34インチ(約86cm)と、エコノミークラス最大級の広さです。
座席には9インチタッチパネル式の個人用モニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
機内食(2種類から選択)にも工夫が凝らされていて、アルコールも無料で提供されます。
ANAのエコノミークラスシートに関しては、こちらの記事もご覧下さい。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ANAがヨーロッパ路線で使用しているB777-300ER型機のシートは、世界中の航空会社の中でもトップクラスの水準にあります。
ファーストクラス・ビジネスクラスだけでなく、プラミアムエコノミークラス・エコノミークラスのシートも世界最高水準のシートです。
全日空のB787-9型機(169席仕様機)のビジネスクラス・プレミアムエコノミークラスも素晴らしいシートです。
ANAを利用すれば、ヨーロッパまでの長時間のフライトも快適に過ごせそうですね。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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