憧れのビーチリゾート「タヒチ」に7泊8日のスケジュールで行ったのは2008年の6月。
7泊のうちの3泊をボラボラ島で、3泊をパペーテで過ごしました。(残りの1泊は機中泊)
成田からタヒチ島パペーテにあるファアア国際空港まで利用したエアラインは「エア・タヒチ・ヌイ」。ファアア国際空港からボラボラ島まで利用してのは「エア・タヒチ」でした。
ちなみに、名前は似ていますが「エア・タヒチ・ヌイ」と「エア・タヒチ」は全く別の会社です。
「エア・タヒチ・ヌイ」は成田-パペーテ間の直行便を運行している唯一の航空会社で、保有機数は5機。
実はこの航空会社、サービスが行き届いた素晴らしいエアラインでした。
口コミなどを見てみても、とても評判が良いようです。
アメリカ、フランス、日本、オーストラリア、ニュージーランドから、高級ビーチリゾート「タヒチ」までの旅行者を運ぶのですから、サービス良くて当たり前なのかもしれませんね。
観光に力を入れているフランス領ポリネシア政府が、資本の6割を有しているのですから、当然かなという気もします。
今回は、まず最初に現在の「エア・タヒチ・ヌイ」成田・パペーテ路線のご紹介をして、その後に私が2008年6月に「エア・タヒチ・ヌイ」と「エア・タヒチ」を利用した時の様子をお話しします。
成田-パペーテ(タヒチ)の直行便は「エア・タヒチ・ヌイ」だけが運行中
成田ーパペーテ間の時刻表
現在、成田国際空港とパペーテのファアア国際空港間の直行便は「エア・タヒチ・ヌイ」だけが運行しています。
飛行時間は約11時間半。成田発は月曜・土曜発の週2便、パペーテ発は日曜・金曜発の週2便です。
私が利用した2008年6月当時には、行きの便の現地到着が朝4:00、帰りの便の現地出発が深夜の1:30と、深夜早朝のすごい時間にパペーテを発着していました。
今では、パペーテの到着時刻が8:45、出発時刻が7:10と、利用しやすい時刻に変更されています。
成田⇒パペーテ
TN077便 16:15発⇒08:45着(A340-300):月曜・土曜のみ運航
パペーテ⇒成田
TN078便 07:10発⇒14:05着(A340-300):日曜・金曜のみ運航
※便名の頭の記号
TN-エア・タヒチ・ヌイ
※時刻表は2015年6月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材
成田ーパペーテ間の運航機材はA340-300
エア・タヒチ・ヌイが保有している5機は、全てA340-300型機です。
このA340-300型機には、ビジネスクラス(ポエラヴァビジネスクラス)32席(配列は2-2-2)、エコノミークラス(モアナエコノミークラス)264席(配列は2-4-2)があります。
【エア・タヒチ・ヌイ A340-300 シートマップ】
ビジネスクラスのシートは160度までリクライニング
2-2-2に配列されたビジネスクラスには、シェル型のシートが装着されています。
このシェル型のシートは、フルフラットにはならないものの160度までリクライニングして、前席とのシートピッチは60インチ(152cm)もあります。
座席の正面には、12インチのタッチスクリーン式高解像度モニターが設置され、映画、テレビドラマ、観光案内、音楽、ビデオゲームなどを楽しむことができます。
デジタル機器を利用するためのコンソールの電源やUSBポートも付いています。
エコノミークラスのシートピッチは32インチ(約81cm)と広い
エコノミークラスのシートは2-4-2に配列されています。
ハネムーンで利用される方も、必ず2人で並んで座れるのでご安心下さい。
エコノミークラスのシートにも、9インチの高解像度モニターが設置されています。
このモニターで映画、テレビドラマ、観光案内、音楽、ビデオゲームなどを楽しむことができます。
またデジタル機器の電源用としてUSBポートも付いています。
エコノミークラスのシートピッチは32インチ(約81cm)と、JALやANAの一般的なシートピッチ31インチ(約79cm)よりも1インチ広くなっています。
1インチはわずか2.54cmなのですが、シートピッチの1インチはバカにできません。
成田ーパペーテ路線では11時間半も機内で過ごすのですから、1インチでもシートピッチが広いほうが体は楽なのです。
成田・パペーテ・ボラボラ島 搭乗の記録
エア・タヒチ・ヌイは成田空港の第2ターミナルから出発
チェックインカウンターはJALと同じです
ここから先は、2008年6月の旅行の話です。
エア・タヒチ・ヌイのパペーテ行きTN077便は成田空港の第2ターミナルから出発します。
今も同じようなのですが、エア・タヒチ・ヌイのチェックインカウンターは、成田空港第2ターミナルにあるJALのカウンターと同じ場所です。
チェックインの手続きも、JALの地上職員の人が行っています。
TN077便はJALとのコードシェア便で、空港業務もJALに業務委託を行っているようです。
搭乗したのは「モーレア号」でした
上の写真は、成田空港第2ターミナルに駐機しているエア・タヒチ・ヌイのA340-300型機です。
この写真では見難いのですが、操縦席の窓の横に「フランス領ポリネシア」の国旗が描かれていて、その下に「Moorea」と書いてあります。
「Moorea」とはタヒチ島の隣にあるモーレア島のことです。
エア・タヒチ・ヌイが保有する5機のA340-300型機には、それぞれタヒチに関係する「シップ・ネーム」が付いているのです。
私たちが搭乗したこの機体は「モーレア号」だったようです。
CAさんが「ティアレ」を配ってお出迎え
さて、機内に案内される時間になりボーディングブリッジを渡っていくと、入口の前でCAさんがお花を配っている!
この白い花は、タヒチの国の花「ティアレ」だそうです。
エア・タヒチ・ヌイの尾翼にも描かれている、あの花です。
ここで写真を見て頂くととても分りやすいのですが、実はここから先ペパーテに到着するまでの写真がありません。
ガーーーン##、という感じです。
少し分り難いかもしれませんが、文章だけで失礼いたします。
機内ではとてもきめ細やかなサービスで大満足でした
シートはブルーで機内はとても明るい
私たちの席はエコノミークラスなので後方に向かって歩いて行きました。
シートが明るいブルーだからでしょうか、機内は明るくて良い感じです。
席は2-4-2に配置されていて、私たちの席は前方に向かって右側の窓際でした。
シートにはクッション・毛布の他にアメニティが入った袋も置いてありました。
袋の中身は、イヤホン・ブルーのアイマスク・ブルーの靴下・耳栓。
このブルーのアイマスクにはティアレの花が描かれていて、妻は自宅に帰ってからもしばらくの間愛用していました。
シートピッチは広くて個人用のモニター付き
座席に座ってみると、シートピッチ(前の席との間隔)が広いという印象を受けました。
「シートの形状のせいかな」とも思ったのですが、自宅に帰ってから調べてみると、エア・タヒチ・ヌイのエコノミークラスのシートピッチは32インチ(約81cm)だったのです。
やはり、JALやANAのエコノミークラスのシートピッチ31インチ(約79cm)よりも1インチ長かったのですね。
それから、もちろん個人用のモニター付き。
映画好きの妻は、行きも帰りもたっぷりと映画を見ることができたと喜んでいました。
機内食は「まあまあ」、カップヌードルがGOODでした
11時間半も飛行機の中にいるので、離陸してからすぐと着陸する少し前の2回、機内食のサービスがあります。
機内食は特にまずくもなく「まあまあ」だった覚えがあります。私はワインを頂きましたが、ビールをお願いするとタヒチのヒナノビールが飲めるようです。
私はその頃とても疲れていて、行きも帰りも機内では爆睡したのですが、途中何かいい匂いがして目が覚めました。
ふと横を見ると、大食いの妻がカップヌードルを食べている・・・。
また、ふと横を見ると今度はサンドイッチを食べている。次はおにぎりも・・・。
「どうしたの」と聞くと「もらったの」という返事。
どうやら前方のギャレーでは、小腹が空いた人のために、いろいろな夜食を用意して配っていたようです。
私も急にカップヌードルを食べたくなったのでもらってきました。
このカップヌードルが美味しかった!
機内食の味は忘れても、このカップヌードルの匂いと味が、今でも強く記憶に残っています。
早朝の4時にパペーテに到着
今は違いますが、私たちがパペーテのファアア国際空港に到着したのは、まだまわりは真っ暗な早朝の4時。
ファアア国際空港にはボーディングブリッジは無く、タラップを歩いて降りました。
上の写真は、タラップを降りて空港の建物に入る直前に写した1枚です。
この写真を見て気が付いたのですが、やはり周りは若いカップルばかりだったようです。
当時は全く気になりませんでしたが、確かに私たちのような50代の老夫婦は他にはいませんでした。
まあ、ぜんぜん気にはしていませんが。
ファアア国際空港でボラボラ島行きの飛行機に乗り継ぎ
ファアア国際空港に早朝の4時に到着して、入国審査を受けました。
今度は6:30出発(当時)の「エア・タヒチ」VT416便でボラボラ島に向かいます。
下の写真は搭乗ゲートの案内板です。電光表示板が故障していたらしく、便名と行き先・出発時刻を紙に書いて貼ってありました。
なんともタヒチらしくていい感じです。
下の写真は、搭乗ゲートが開くのを待っているところです。
6:30の出発なので、まわりも少しずつ明るくなってきました。
下の写真は、歩いて飛行機に向かうところです。
エア・タヒチのVT416便の機材は「ATR72」という双発プロペラ機です。
パペーテがらボラボラ島までのフライトは1日に7~8便ほどあって、直行便の場合には50分ほどで到着します。
エア・タヒチのATR72の座席は68席で、シートの配列は2-2です。
下の写真は機内の様子です。とても狭いです。
着陸する前には、左側の窓からボラボラ島のシンボル、オテマヌ山を見ることができました。
下の写真は、ボラボラ島到着後のATR72型機です。
下の写真は、飛行機を降りてから空港の建物に向かうところ。
成田を出発してから約15時間。無事にボラボラ島に到着しました。
ボラボラ島の空港からは、ボートに乗ってホテルに向かいます。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
成田・タヒチ往復で利用した「エア・タヒチ・ヌイ」のエコノミークラスはとても快適でした。
ハネムーンでタヒチに向かう方も、安心して利用できる素晴らしいエアラインです。
間違いなく思い出に残る良い旅ができると思いますよ。
もちろん、ハネムーンナーだけではなくてご夫婦でのご旅行にもおすすめできます。
この記事が皆さんのお役にたてればうれしいです。
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