ベトナム旅行の人気が急上昇しています。
日本との時差は2時間。他のアジア諸国と比べて物価が安いのも嬉しいですよね。
そんなベトナムへの直行便は2018年10月現在ベトナム航空・日本航空、全日空の3社が運航しています。
成田発着便の行き先は、ハノイ、ホーチミンシティ、ダナンです。
ベトナム直行便の特徴は、深夜発・早朝着のいわゆる夜行便が多いこと。
ベトナムからの帰りに夜行便を利用すれば、現地での宿泊数を1泊分減らすことも出来そうです。
今回は、これからベトナム旅行を計画する方の参考になるよう、成田・ベトナム路線の機材とサービスについてご紹介します。
※羽田・ベトナム線に関しては次の記事をご覧ください。
成田からベトナムまでの直行便はベトナム航空・JAL・ANAの3社が運航中
日本とベトナムを結ぶ直行便には深夜便が多いのが特徴です
日本とベトナムの時差は2時間しかなくて、フライトの時間も5時間半から6時間。
初日と最終日を移動日にしてしまえば、ベトナムも3泊4日の短期間で旅行をすることも可能なエリアです。
ところが、調べてみると帰りのフライトに深夜発早朝着の夜行便が多いことがわかりました。
帰りに夜行便を利用すれば、2泊4日(機中1泊)という短期間の旅行も出来そうです。
成田-ハノイ路線の時刻表
成田・ハノイ線の直行便は、ベトナム航空と日本航空が運航しているのですが、2社共に帰りの便が夜行便になります。
往復ともに昼間便を利用したい場合には、羽田発着の全日空が便利です。
成田⇒ハノイ
VN311便 10:00発⇒14:05着(A350-900)
JL751便 18:30発⇒22:55着(B787-9:SS9)
ハノイ⇒成田
JL752便 00:25発⇒07:10着(B787-9:SS9)
VN310便 00:35発⇒07:00着(A350-900)
※時刻表は2018年10月分です。
※便名の頭の記号 VN-ベトナム航空 JL-日本航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
成田-ホーチミンシティ路線の時刻表
成田からホーチミンシティへの直行便は、ベトナム航空・日本航空・全日空の3社が運航しています。
日本発のフライトの中では、ベトナム航空のVN301便だけが朝出発になります。
帰りの便が早朝発か夜行便になってしまうので、短期間の旅行で利用する場合には夜行便が便利かもしれません。
成田⇒ホーチミンシティ
VN301便 09:30発⇒14:00着(A350-900)
VN303便 14:55発⇒19:25着(A350-900)
NH831便 16:45発⇒21:10着(B767-300ER)
JL759便 17:50発⇒22:30着(B787-8)
NH833便 19:05発⇒00:05着(B787-8)
ホーチミンシティ⇒成田
VN300便 00:30発⇒07:45着(A350-900)
VN302便 06:25発⇒13:45着(A350-900)
NH834便 07:00発⇒15:10着(B787-8)
JL750便 08:00発⇒15:25着(B787-8)
NH832便 23:05発⇒06:45着(B767-300ER)
※時刻表は2018年10月分です。
※便名の頭の記号 VN-ベトナム航空 JL-日本航空 NH-全日空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
成田-ダナン路線の時刻表
成田ーダナン線の直行便は、ベトナム航空だけが運航しています。
「火・水・木・土・日」の週5往復だけの運航になります。
成田⇒ダナン
VN319便 10:00発⇒14:10着(A321-200:週5日)
ダナン⇒成田
VN318便 00:10発⇒07:35着(A321-200:週5日)
※時刻表は2018年10月分です。
※便名の頭の記号 VN-ベトナム航空
※( )内は運航機材
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
日本航空ベトナム直行便の運航機材
日本航空のベトナム線の機材は、B787-9(SS9)型機とB787-8型機です。
日本航空 B787-9(SS9)型機
B787-9(SS9)型機は日本航空が中・長距離路線で使用する中型機です。
B787-9(SS9)型機には、最新の「JAL SKY SUITE」仕様のシートが装着されています。
成田-ベトナム間では「成田ーハノイ線」で使われています。
日本航空のB787-9(SS9)型機は、次の3クラスで運用されています。座席数の合計は195席です。
- ビジネスクラス:44席 プレミアムエコノミークラス:35席
- エコノミークラス:116席
ビジネスクラスのシートは「フルフラットシート」!
ビジネスクラスには「JAL SKY SUITE」という180度リクライニングしてベッドとしても使えるシートが装着されています。
このシートはスタッガード型と呼ばれるフルフラットシートで、全席から直接通路に出ることができます。
個人用モニターは23インチの大型モニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
工夫を凝らした贅沢な機内食と高級ワインも楽しむことができます。
プレミアムエコノミークラスのシートピッチは107cm
プレミアムエコノミークラスには「JAL SKY PUREMIUM」というシェル型の専用シートが装着されています。
シートピッチは42インチ(約107cm)とプレミアムエコノミークラスでは世界でも最大級の広さです。
シェル型なので前の座席のシートは倒れてこないのですが、リクライニングした時に足元が狭くなるタイプのシートです。
個人用モニターはタッチパネル式の12.1インチのモニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
機内食はエコノミークラスと同等の食事になります。アルコールは全て無料で提供されます。
日本航空B787-9(SS9)型機のプレミアムエコノミークラスシートについては、こちらの記事もご覧下さい。
エコノミークラスは「新・間隔エコノミークラス」
エコノミークラスには「JAL SKY WIDER Ⅱ」という広いシートが装着されています。
このシートは「新・間隔エコノミークラス」とも呼ばれていて、シートピッチはエコノミークラス最大級の34インチ(約86cm)です。
また、他のエアラインのB787-9型機エコノミークラスでは「3-3-3」の配列で横に9席配置していることが多いのですが、JALのB787-9型機では「2-4-2」で横に8席しか配置していません。
つまりJALのエコノミークラス「SKY WIDER」では、シートピッチだけでなく横幅にもゆとりを持たせた広いシートを採用しているのです。
個人用モニターはタッチパネル式の10.6インチのモニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
機内食にも工夫が凝らされていて、アルコールも無料で提供されます。
日本航空 B787-8型機
B787-8型機は日本航空が中・長距離路線で使用する中型機です。
成田-ベトナム間では「成田ーホーチミン線」で使用されています。
日本航空のB787-8型機は、次の2クラスで運用されていて、座席数の合計は186席です。
- ビジネスクラス:42席
- エコノミークラス:144席
ビジネスクラスのシートは「JAL SHELL FLAT NEO」
「2-2-2」に配列されたビジネスクラスには、JAL SHELL FLAT NEOというシートが装着されています。
このシートはフラットにはなるのですが、リクライニング角度が180度にはならないライフラットシートです。
シェル型なので、前席の背もたれは倒れてきません。
シートには15.4インチの大型モニターが装着されていて、映画・ビデオ・オーディオ・ゲームを楽しむことができます。
工夫を凝らした贅沢な機内食と高級ワインも楽しむことができます。
エコノミークラスのシートピッチは79cm
「2-4-2」に配列されたエコノミークラスには、個人用モニター「MAGiC」が付いたシートが装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは31インチ(約79cm)と標準的な広さです。
このB787-8型機のエコノミークラスでも「2-4-2」で横に8席しか配置していません。座席の幅にゆとりを持たせた配置になっています。
全日空ベトナム直行便の運航機材
全日空のベトナム直行便は、B787-8型機(240席仕様機)とB767-300ER型機(214席仕様機)で運航されています。
全日空 B787-8型機(240席仕様機)
(全日空のホームページより)
B787-8型機は、全日空が北米・欧州・アジア等の中・長距離路線で使用する中型機です。
全日空のB787-8型機(240席仕様機)は次の2クラスで運航されていて、合計の座席数は240席です。
- ビジネスクラス:42席
- エコノミークラス198席
ビジネスクラスはシェル型のリクライニングシート
ビジネスクラスには「ANA BUSINESS CRADLE」というシェル型のリクライニングシートが装着されています。
このシートはシェル型なので、前の座席の背もたれが倒れてくることはありません。
ゆりかごのような感覚で体を包み込むようなシートです。
エコノミークラスのシートピッチは79cm
エコノミークラスには個人用モニターが付いたシートが装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは31インチ(約79cm)と標準的な広さです。
全日空 B767-300ER型機(214席仕様機)
B767-300ER型機(214席仕様機)は全日空が主に中距離路線で使用している中型機です。
成田-ベトナム間では「成田-ホーチミン線」で使用されています。
全日空のB767-300ER型機(214席仕様機)は、次の2クラスで運用されていて、座席数の合計は214席です。
- ビジネスクラス:35席
- エコノミークラス:179席
【B767-300ER型機(214席仕様機)のシートマップ】
ビジネスクラスは従来型のシート
「2-1-2」に配列されたビジネスクラスには、長年CLUB ANA Asiaとして親しまれた旧来型のシートが装着されています。
ただ、ホーチミンからの帰りのフライトは深夜便なので、フルフラットシートの装着が待たれるところです。
エコノミークラスのシートピッチは79cm
「2-3-2」に配列されたエコノミークラスには、個人用モニターが付いたシートが装着されています。
シートピッチは31インチ(約79cm)と標準的な広さです。
ベトナム航空の機材
ベトナム航空が成田ーベトナム直行便で使用してる機材は、A350-900型機とA321-200型機です。
ベトナム航空 A350-900型機
A350-900型機はベトナム航空が中・長距離路線で使用しているエアバス社製の最新鋭機です。
成田ーベトナム間では、成田ーホーチミンシティ線、成田ーハノイ線で使われています。
ベトナム航空のA350-900型機は次の3クラスで運航されていて、総座席数は305席です。
- ビジネスクラス:29席
- プレミアムエコノミークラス:45席
- エコノミークラス:231席
ビジネスクラスは「フルフラットシートです」
ベトナム航空A350-900型機のビジネスクラスには「1-2-1」の配列で29席が装着されています。
ビジネスクラスのシートは、ベッドとして利用する時には180度リクライニングする「フルフラットシート」です。
このフルフラットシートは、窓際の席がやや窓側向きの斜めに配置され、中央の席がやや内側向きの斜めに配置される「リバース・ヘリンボーン型」と呼ばれるフルフラットシートです。
このシートの特徴は、座席として使用する時にはプライベート性が高く、ベッドとして使用する時には全ての席の人が他のベッドをまたぐことなく直接通路に出られること。
シートには15.4インチの個人用モニターも設置されていて、映画・ビデオ・音楽などをオンデマンドで楽しむことができます。
プレミアムエコノミークラスも新設!
ベトナム航空A350-900型機のプレミアムエコノミークラスには「3-3-3」の配列で45席が装着されています。
プレミアムエコノミークラスのシートピッチは38インチ(約97cm)、シート幅は18インチ(約46cm)です。
シートには10.6インチの個人用モニターも設置されていて、映画・ビデオ・音楽などをオンデマンドで楽しむことができます。
エコノミークラスのシートピッチは約81cm
ベトナム航空A350-900型機のエコノミークラスには「3-3-3」の配列で231席が装着されています。
エコノミークラスのシートピッチは32インチ(約81cm)で、シート幅は18インチ(約46cm)です。
シートには10.6インチの個人用モニターも設置されていて、映画・ビデオ・音楽などをオンデマンドで楽しむことができます。
ベトナム航空 A321-200型機
A321-200型機はベトナム航空が中・近距離路線で使用している小型機です。
成田-ベトナム間では成田-ダナン線で使われています。
ベトナム航空のA321-200型機は次の2クラスで運航されていて、合計座席数は184席です。
- ビジネスクラス:16席
- エコノミークラス168席
ビジネスクラスは従来型シート
ビジネスクラスには「2-2」の配列で16席が装着されています。
ビジネスクラスのシートピッチは38インチ(約97cm)で、幅の広いリクライニングシートという感じです。
シートに個人用モニターは付いていません。
エコノミークラスも個人用モニターは無し
エコノミークラスには「3-3」の配列で168席が装着されています。
ビジネスクラスのシートピッチは31インチ(約79cm)で、エコノミークラスの標準的な広さです。
シートに個人用モニターは付いていません。
5時間半から6時間のフライトなのに、映画等を楽しめないのはちょっと辛いかもしれませんね。
※私は2016年10月のダナン旅行でベトナム航空のA321-200型機を利用しました。
その時の様子は、次の記事でご紹介しています。
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3社のサービス水準に関する評価
日本航空・全日空・ベトナム航空のサービス水準に関する評価は次のとおりです。
サービス水準に関する評価
日本航空と全日空は、英国スカイトラックス社の格付けにおいて世界で11社しかない5つ星の認定を受けています。
ベトナム航空は最新鋭機を積極的に導入と客室乗務員のサービスが向上などが評価され、2016年7月から4つ星の認定を受けています。
ただ残念なのは、羽田・ダナン線がA321-200型機であること。JALとANAの機材とは大きな差があります。
2018エアラインランキング | 2018エイビーロード調査 | スカイトラックス社格付け | |
全日空 | 3位 | 1位 | ★★★★★ |
日本航空 | 13位 | 2位 | ★★★★★ |
ベトナム航空 | 50位 | 20位以下 | ★★★★☆ |
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
東京からハノイに行くのであれば、実は羽田発着のANA便が便利です。
JALの成田・ハノイ線も「JAL SKY SUITE」仕様の最新機材を使用しているのですが、帰りが夜行便になるのが残念です。
成田・ホーチミン線ではJALが便利です。2016年10月からは、ANAも帰りの昼間便を増便しています。
東京ーベトナム間の料金は、ベトナム航空が最も安くなります。機材も最新機材のA350-900型機であれば、お得感はあると思います。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
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