2015年10月の海外旅行は妻と2人で台湾に行ってきました。
日程は3泊4日で、宿泊したホテルは台北の中山エリアにある高級ホテル「リージェント台北」です。
ロケーションやホテルの設備・スタッフの方の対応も素晴らしく、4日間気持ちよく滞在できました。
もちろん全てが良かったわけでは無く、少しだけ残念なこともあったのですが、それらを差し引いても十分に満足できるホテルでした。
今回の記事では3泊4日の台湾旅行で利用した「リージェント台北」の様子をご紹介します。
リージェント台北のロケーション
観光やビジネスに最高のロケーションです
リージェント台北は、台北市の中心部中山エリアにあります。
最寄り駅はMRTの中山駅。3番出口から地上に出て徒歩5分の距離です。私たちは滞在中に何度もMRTを利用して出かけましたが、駅に近くてとても便利です。
ただし、3番出口にはエスカレーターやエレベーターがありません。長い階段を上り下りするので、スーツケースなどの大きな荷物がある場合には少々大変かもしれません。
中山駅の周辺には「新光三越」や日系の高級ホテル「オークラプレステージ台北」があります。また、セブンイレブン、モスバーガー、吉野家など日本で見慣れた店舗の看板もたくさんあります。
近くの天津街の周辺には日本料理店が集まっている一角もあるので、日本料理が恋しくなってきても安心です。
台北松山空港からはタクシーで15分
台北松山空港からリージェント台北まではタクシーで15分、料金は145NTD(約580円)でした。
台北松山空港のタクシー乗り場は到着ロービーを出てすぐの場所にあります。観光客がたくさん並んでいますが、タクシーの台数も多いのであまり待たないで利用できます。
台北のタクシーは全て同じ色(黄色)で、料金もメーターを使用するので安心です。
ただし、2015年10月にタクシー料金が値上げされたのですが、タクシーメーターの交換が追いついていないそうです。
メーターの交換が終わっていないタクシーの場合には、メーターの料金の他に、メーター料金に応じた加算料金(Surcharge Fare)を支払います。
加算金額はタクシー乗り場とタクシーの助手席の後ろに表示してあります。(上の写真)
とは言え、メーターが新しいかどうかは分らないので、運転手の言った金額を支払いました。
また、私たちが台北松山空港から利用したタクシーの運転手には英語で「リージェント・タイペイ」や「リージェント・ホテル」と言っても通じませんでした。
紙に「台北晶華酒店」と書いて運転手に見せたところ、何とか行き先が伝わりました。
このあたりはまだ中国本土や香港と同様で、予め行き先を中国語で紙に書いておいて、運転手に見せたほうが間違いがなくていいと思います。
私たちも台湾滞在中にタクシーを利用する時や駅の窓口で切符を買うときには、必要な事柄を中国語で紙に書いて見せるようにしました。
リージェント台北「バルコニー・プレミアルーム」の様子
バルコニー・プレミアルームを選んだ理由
リージェント台北の客室グレードは次の9つに分かれています。
- スーペリア 約39㎡
- デラックス 約45㎡
- プレミア 約56㎡
- バルコニー・プレミア 約59㎡
- ジュニアスイート 約65㎡
- コーナースイート 約110㎡
- ガーデンスイート 約126㎡
- プレジデンシャルスイート 約210㎡
- 大班(タイパン)フロア 18階・19階のエグゼクティブルーム
その中で今回私たちが宿泊したのは「バルコニー・プレミア」ルームです。
この部屋を選んだ理由は次のとおりです。
- 朝食付きのプランだったこと。
- 部屋の広さが59㎡ととても広いこと。
- バルコニーが付いていること。
- バルコニー・プレミアルームにはウォークインクローゼットがあること。
今回宿泊したのは6階のバルコニープレミアルームでした
リージェント台北バルコニープレミアルームの様子についてご紹介します。
チェックイン時刻は15:00となっていたのですが、13:00ごろホテルに到着してチェックインを行いすぐに部屋に入ることができました。
バルコニー・プレミアルームは5階と6階にあるのですが、案内された部屋は6階でした。
客室階のエレベーターホールには壁に多くの鏡が使われていて重厚な雰囲気が醸しだされています。
客室にはセミダブルサイズのベッドが2台でゆとりある広さです
ウェルカム・フルーツがお出迎えしてくれます。
客室にはセミダブルサイズのベッドが2台置いてありました。
窓際にはエキストラベッドとしても使える大きめのソファーがあり、ちょっとしたリビングスペースになっています。
ベッドの向かい側には、横長のデスクとフラットタイプの大画面テレビがありました。
お茶やコーヒーはこちらです。エスプレッソもいれられるコーヒーメーカーが備えられています。
部屋には毎日無料のミネラルウォーターが2本ずつ提供されます。
冷蔵庫の中はこんな感じです。こちらは有料になります。
ウォークインクローゼットがあるので荷物が多くても困りません
旅行中に客室の中やベッドの近くにスーツケースを置くと、部屋が狭くなりなぜか落ち着かない気分になります。
しかし、バルコニー・プレミアルームにはウォークインクローゼットがあり、その中にスーツケースなどの大きな荷物を保管できたので、客室を広々と使うことができました。
ウォークインクローゼットの中には暗証番号で開封するタイプのセーフティーボックスもあります。
バスルームも広々としています
バルコニー・プレミアルームのバスルームには、浴槽とは別にシャワーブブースが独立して設置されています。
浴槽はこちらです。お湯をたっぷり使って温まることができます。
このホテルの給湯設備はしっかりしているようで、熱いお湯がたくさん出ます。
こちらがシャワーブースです。
シャワーからも熱いお湯がたっぷりでます。
トイレには「ウォシュレット」が付いています。日本人の宿泊者を意識しているのだと思います。
こちらは洗面台です。洗面台は1人分しかありませんが、まあ問題ないでしょう。
アメニティセットはこんな感じです。
バスルームにも無料のミネラルウォーターが置いてあります。毎日使った分を補充してくれます。
バスルームのコンセントはこちらです。日本で使用している電化製品のプラグをそのまま差し込んで使えます。
こちらはバスルームに備え付けのヘアー・ドライヤーです。
この部屋のドライヤーは台湾フィリップスの製品でした。1600Wのドライヤーなので、一般の方はこのドライヤーを使えば問題ないかと思います。
その他の設備も充実していました
こちらは部屋の電話機です。一見普通の電話機ですが、日本人にはうれしいサービスがあります。
白い点線の上に「日本語サービス」と書いてあるボタンがあります。
このボタンを押すと、とにかく日本語が話せるスタッフに電話がつながります。
リージェント台北のスタッフの方は、フロントやコンシェルジェなどでも、基本的に「中国語」と「英語」での対応になります。
日本語が話せるスタッフもいるようですが、全員が日本語を話せるわけではありません。
しかし、このボタンを押すと、必ず日本語で話すことができます。
「中国語」「英語」に不安な人でも、このボタンを押せば安心してフロントやコンシェルジェに用件を伝えることができます。
こちらは部屋の机にある電源プラグです。
パソコン用の電源だけでなく、USBポートやLANケーブル用のコンセントもあります。
なお、部屋には写真のようなLANケーブルが備え付けてあるので、LANケーブルは持参しなくても大丈夫です。
また、部屋やホテル内では無料のwi-fiも使うことができました。
バルコニーからの眺めは少し残念でした
バルコニー・プレミアルームには、その名のとおり「バルコニー」が付いていて、バルコニーに出て外を眺めることができます。
しかし、私たちが宿泊した部屋のバルコニーからの眺めは上の写真とおり。ホテルの周りにあるのは、あまり綺麗とは言えないビルだけでした。
上の写真はバルコニーからの右側を眺めた写真ですが、こちらも同じようにビルが見えるだけです。
バルコニー・プレミアルームは5階と6階にあるので、どの部屋も眺望は良くないのだと思います。
またガーデンスイートも5階なので、眺望は期待できないのでしょう。
それ以外のグレードの部屋は5階から17階にあるので、周りのビルの高さを考えると、15階以上の高層階が指定できれば眺めは良いのかもしれません。
リージェント台北で絶対に眺望が良い部屋に宿泊したい!というのであれば、18階・19階のタイパンフロア(エグゼクティブフロア)の部屋が良いのだと思います。
ホテル内の「バルコニーラウンジ」が無料で利用できました
私たちが利用した宿泊プランでは、ホテル内にある「バルコニーラウンジ」を無料で利用することができました。
「バルコニーラウンジ」はバルコニー付きの客室2部屋分の広さがあり、無料でビール・ソフトドリンク・スナックが提供されています。
利用する時には「バルコニーラウンジ」の受付で部屋番号・名前などを記入して入室します。
ホテルを予約する時にはこのラウンジの情報は無かったので、とても得をした気分になりました。
「バルコニーラウンジ」には上の写真のようにテーブル・ソファがある他、日本語の新聞・日本語の雑誌が置いてあります。
7:00から22:00まで利用できたので、私たちもちょっとお腹が空いた時にはバルコニーラウンジでパンやケーキを頂いていました。
レストラン「ブラッセリー」の朝食は素晴らしかったです
私の場合、優雅に過ごす朝食の時間は海外旅行の楽しみのひとつです。
今回宿泊したリージェント台北のレストラン「ブラッセリー」の朝食は素晴らしかったです。
滞在中とても広々としたレストランでゆっくりと時間をかけて朝食の時間を楽しむことができました。
ここまで揃えるのかと驚くほどにメニューが豊富で、さすがに世界中から人が集まる高級ホテルだと感じました。
レストラン「ブラッセリー」は1階にあります
リージェント台北での朝食は、1階にあるレストラン「ブラッセリー」で食べることができます。
上の写真はレストランの入り口です。朝食の時間は6:30から10:00までです。
私たちは朝食付きのプランで宿泊していたので、入り口で部屋番号と名前を言うだけです。
ルームチャージだけで宿泊する場合の朝食の料金は、1人あたり690NTD+10%のサービス料となります。(約3,000円)
公園に面したテラス席がおすすめです
ブラッセリーの中はとても広くて、レストランのテーブル席も大きく分けると3つのブロックに分かれています。
その中でもおすすめの席は、レストランのいちばん奥にある公園に面したテラス席です。
私たちはこの席がとても気に入ったので、2日目からはこの席に座れるように早い時間に朝食を食べるようにしました。
メニューは中華・洋風・和風・韓国風が揃っています
メニューはとにかく豊富です。中華・洋風・和風・韓国風と揃っています。
上の写真は中華・台湾料理・洋食のメニューカウンターです。
蒸気を上げたせいろの中にはアツアツの点心が揃っていて、その隣では自分でトッピングを選び卵料理を作ってもらうこともできます。
上の写真は、和食・韓国料理のメニューカウンターです。こちらはあまり人気が無いようでした。
その他にも、サラダ・デザート、パン・ドリンクなどのカウンターがあります。私が好きなパンやシリアルのメニューも多かったので、日替わりでいろいろな種類の朝食を食べることができました。
上の写真はある朝の妻のプレートです。台湾料理がとても気に入ったようで、朝からこのメニューです。
私は胃腸がだいぶ弱ってきているようで、朝少しだけ中華を食べたらその後胃痛で参りました。
こちらもある朝の妻のプレートの写真です。この日はオムレツを作ってもらったようです。
こちらは最終日の朝の私のプレートの写真です。連日の台湾料理で胃腸が悲鳴を上げていたので、パンとシリアルとサラダで十分でした。
少しだけ残念だったこと
良い事ばかり書いては意味が無いので、少しだけ残念だったこともご紹介します。
ただしそんなに大きな問題では無く、こちらのリクエストに素早く対応してくれたので、こちらが不快な気持ちになったわけではありません。
リクエストしないと朝刊は頂けませんでした
ホテルwebサイトの「宿泊プラン予約ページ」や、ホテルからの「予約コンファメーション」では、「毎日の朝刊」がサービスされることになっていたのですが、最初の2日間は新聞が頂けませんでした。
2日目の夕方に「日本語サービス」に電話をして「新聞はどうすれば頂けるのですか」と尋ねたところ、日本語の新聞は1日遅れでホテルに届くのだが既に前日の新聞は在庫が無いとのこと。
「2日目の新聞は明日の朝に届くので、明日(3日目)から届けます」との回答がありました。
「なんで2日目の朝は新聞が頂けなかったのですか」と尋ねたところ、「フロントでの確認漏れ」だったとのこと。たくさんの宿泊者がいるので、フロントも大変なのでしょう。
その日の夜に夕食から戻ったところ、私たちの部屋にフロントから「新聞の件はチェックインの際の確認漏れでした」とのお詫びの文書が届いていました。
2日目の16:00過ぎに外出先から部屋に戻ったところ部屋の掃除とベッドメーキングが済んでいませんでした
宿泊して2日目、16:00過ぎに外出先から部屋に戻ったところ、ベッドメーキングも部屋の掃除も終わっていませんでした。
「日本語サービス」に問い合わせたところ「至急手配します」との回答があり、すぐにベッドメーキングと部屋の掃除してもらいました。
終わっていなかった理由は「間に合わなかった」とのこと。大型ホテルなので時間がかかるのは仕方がないのでしょう。
新聞の件でフロントから頂いた手紙に、「明日からは外出の際に『日本語サービス』に戻る時間を伝えて下さい」と書いてあったので、3日目は外出時に「日本語サービス」に「部屋の掃除とベッドメーキングをお願いします」と連絡をしました。
なお、リージェント台北では「Don’t disturb」と「Make up room」は、ドアに札をかけるのではなくて、部屋の内側の入り口近くにあるボタンを押して知らせます。
上の写真がそのボタンです。
左側に「Don’t disturb」と「Make up room」のボタンが並んでいます。
「Don’t disturb」のボタンを押すと、上の写真のように部屋の外にある呼び鈴のボタン横の赤いランプがつきます。
「Make up room」のボタンを押すと、上の写真のように緑色のランプがつきます。
2日目には、どちらのボタンも押していなかったので後回しになったのかもしれません。
3日目の午前中には「Don’t disturb」のボタンを押していたところ、「Don’t disturb のライトがついていたので部屋の掃除を行いませんでした」というカードがドアの下にはさんでありました。
3日目に外出する時には「Make up room」のボタンを押して、さらに「日本語サービス」にも連絡をしたので、部屋に戻った時にはベッドメーキングも部屋の掃除も終わっていました。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
リージェント台北は台北を代表する高級ホテルです。
ぜひ一度利用してみたいと思っていたので、実際に今回宿泊することができて良かったです。
大型ホテルで利用客がとても多いのですが、スタッフの方の数も多く気持ち良く滞在することができました。
「日本語サービス」もあるので、日本人でも安心して宿泊できます。
ご夫婦での台湾旅行にはおすすめできるホテルだと思います。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。
※今回私たちが利用したのは朝食付きのプランで、料金は1泊8,500NTD+サービスチャージ850NTD+税金468NTD=9,818NTD(約39,270円、1NTD=4円で計算)でした。
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