
By: ume-y
飛行機に搭乗するまでのあいだ、軽い食事やアルコールを口にしながら、ゆったりとしたソファーでのんびりとくつろぐ。
そんな贅沢な時間を過ごせる航空会社のラウンジは、ファーストクラスやビジネスクラスの乗客と、その航空会社の上級会員だけが利用できる特別な空間です。
ところで、搭乗するのはエコノミークラスなのに、そんな航空会社ラウンジが利用できる海外ツアーがあるのをご存知ですか?
本当に?と思うでしょうが、実際にあるのです。
海外ツアーというと、料金が安い格安ツアーに目を奪われがちですが、料金は高めでもこのようなサービスを組み込んだツアーこそ、本当にお得なツアーのような気がします。
今回は、エコノミークラスの乗客でも成田空港と羽田空港の航空会社ラウンジが利用できる海外ツアーをご紹介します。
目次
「ルックJTB」の赤パンフレットなどが対象です
エコノミークラスの利用者でも、成田空港・羽田空港の航空会社のラウンジを利用できるツアーは、「ルックJTB」の赤パンフレットなど、次のパンフレットに掲載されているツアーです。
・「ルックJTB」赤パンフレット
・「ルックJTB」濃いブルーの海外リゾートパンフレット
・「ルックJTB」添乗員がご案内する旅パンフレット
・「ルックJTB」秘境や世界遺産を巡る旅パンフレット
・「ルックJTB」海外ウェディングパンフレット
・「ルックJTB」緑色の心ゆく旅パンフレット
こちらでラウンジ利用の対象となる全パンフレットをご覧いただけます。
実はJTBが広く募集するほとんどの海外ツアーには「ルックJTB」というブランド名が付いています。
ただし、そのツアーの対象となる顧客層に応じて、パンフレットの色やタイトルなどを変えています。
例えば、充実したプランは「赤」、家族旅行は「水色」、季節に応じたお得な旅は「黄色」などです。
「赤パンフレット」などは料金が高いだけというイメージがありますよね。私もそう思っていました。
でも、JTBの他のパンフレットと良く見比べてみると、同じホテルに宿泊する場合でも部屋のグレードは全く違うし、黄色や水色のパンフレットではオプションとなる観光や食事等が組み込まれていることもあります。
また、ツアーの行き先にもよるのですが、観光用のバスでは1人2席を確保したり、優秀な添乗員が担当したりと、ツアーの品質にもこだわりが感じられます。
つまり、「赤パンフレット」のツアーは、料金が高めでも充実した海外旅行を楽しみたいと思っている顧客層をターゲットにした海外ツアーなのです。
これらの高級路線ツアーは、サービスの内容で他社のツアーとの差別化も図っていて、今回JTBでは航空会社ラウンジの利用も独自のサービスとして取り入れたようです。
なお、下の写真の家族旅行を対象にした「水色のパンフレット」、季節に応じたお得な旅が掲載されている「黄色のパンフレット」などに掲載されているツアーは、ラウンジ利用の対象にならないので、注意が必要です。
成田空港では「デルタ航空」「ユナイテッド航空」「アメリカン航空」のラウンジが使用可能
成田空港で利用できる航空会社ラウンジは次の3つです。
【第1ターミナル】
デルタ航空 スカイクラブラウンジ
ユナイテッド航空 ユナイテッドクラブラウンジ
【第2ターミナル】
アメリカン航空 アドミナルズクラブ
航空会社のラウンジは、通常であればファーストクラス・ビジネスクラスの乗客、その航空会社の上級会員、利用対象となるゴールドカード等を保有している乗客しか利用できない、特別なラウンジです。
この特別な航空会社ラウンジを、「LOOK JTB」の利用対象のツアーに参加した、エコノミークラス・上級エコノミークラス利用者は、全員無料で利用できるのです。
搭乗する航空会社はどこでも大丈夫です。
例えば第2ターミナルから出発する日本航空のエコノミークラスを利用する場合には、第2ターミナルのアメリカン航空の「アドミナルズクラブ」を利用できます。
ただし、第1ターミナルで、15:00から18:00の間に出発する便に搭乗する場合には、ユナイテッド航空の「ユナイテッドクラブラウンジ」は利用できません。
なお、ツアーでビジネスクラスを利用する場合には、実際に搭乗する航空会社のラウンジを利用します。
例えば、ツアーで第2ターミナルから出発する日本航空のビジネスクラスに搭乗する場合には、第2ターミナルにある日本航空の「さくらラウンジ」を利用します。
2015年1月から、デルタ航空のミクロネシア路線のビジネスクラスは、空港のラウンジが使えなくなりましたが、「ルックJTB」の利用対象ツアーに参加する場合には、デルタ航空の「スカイクラブラウンジ」を利用できます。
「デルタ航空ビジネスクラス ミクロネシア路線はラウンジが利用不可に!」
羽田空港国際線ターミナルでは「TIATラウンジ」「TIATラウンジアネックス」が利用可能

By: masa_0202
羽田空港国際線ターミナルで利用できるラウンジは次の2つです。
「TIATラウンジ」と「TIATラウンジアネックス」は、羽田空港国際線に発着する航空会社の共有ラウンジです。
通常は、チャイナ エアライン、ハワイアン航空、デルタ航空、ガルーダ・インドネシア航空、中国国際航空、キャセイ・パシフィック航空のファーストクラス、ビジネスクラスに搭乗する人しか利用できません。
この2つのラウンジを使えるのは、「LOKK JTB」の利用対象のツアーに参加した、エコノミークラス・上級エコノミークラス利用者です。
なお、ツアーで日本航空、全日空、キャセイパシフィック、エールフランスなどのビジネスクラスを利用する場合には、実際に搭乗する航空会社や提携航空会社(ワンワールド・スターアライアンス・スカイチームなど)のラウンジを利用します。
【参考】
世界700ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」というサービスがあります。入会には「プライオリティパス」に入会できるクレジットカードを作成するのが便利です。
プライオリティパスについてはこちらの記事をご覧ください。
「ルックJTB」のラウンジ利用対象海外ツアーの申込みは店頭またはWEBで可能です
JTB店頭にあるパンフレットやデジタルパンフレットで対象のツアーを確認
航空会社ラウンジが利用できるツアーは、JTBの各支店やJTBの海外ツアーを取り扱っている旅行代理店にある「ルックJTB」のパンフレットに掲載されています。
近くにJTBの支店が無い場合には、JTBのサイトで「デジタルパンフレット」を見ることができます。
デジタルパンフレットを使えば、店頭に置いてあるパンフレットを、WEB上で見ることができるので、とても便利です。
こちらの画面ではラウンジ利用の対象となる全てのパンフレットをご覧いただけます。
店頭またはWEB画面から海外ツアーの申込みを行う
ツアーへの参加申し込みは、JTBの各支店や提携旅行代理店で行えます。
近くにJTBの支店がない場合には、WEBからでもツアーの申し込みが行えます。
まず、JTBの「海外ツアー」のページで、ラウンジ利用可能な海外ツアーを検索します。
参加するツアーが決まったら、WEB画面から申込みを行います。
旅行代金の決済はクレジットカードで行います。私も何度かWEB上でJTBのツアーに申し込んでいます。とても便利で助かっています。
JTBのWEBサイトでラウンジ利用可能な海外ツアーを検索する方法
JTBの海外ツアーの画面から、簡単にラウンジ利用可能な海外ツアーを検索することができます。
ここでは、PC用の画面で、ラウンジ利用可能な海外ツアーの検索方法をご紹介します。
まず、JTB海外ツアーの画面で、出発空港、行き先、出発日を入力します。
①出発する空港名を入力する
②行き先のエリア、国名、都市名を入力する
③出発日を入力する
④「検索する」をクリックする
次に、検索結果の絞込みををする画面に推移します。
①「さらに絞り込む」をクリックする
絞込みの画面が出たら「こだわり条件」の中の「空港ラウンジ利用」にチェックを入れます。
①「こだわり条件」をクリックする
②「空港ラウンジ利用」にチェックを入れる
画面のいちばん下にある「指定した条件で検索」をクリックします。
①「指定した条件で検索」をクリックする
これで、空港ラウンジ利用の海外ツアーだけが検索されました。
検索されたツアーには「空港ラウンジ利用」のアイコンが表示されています。
ツアーのエリアによっては、ツアーのタイトル部分にも「往路成田空港ラウンジご利用可!」と記載されています。
さらに「ツアー詳細を見る」をクリックすると「ツアーの基本情報」が表示されて、その画面にも「往路成田空港ラウンジご利用可!」と記載されています。
「ツアーの特徴」の欄には「空港ラウンジ利用」のアイコンが表示されています。
JTBのWEB画面から成田空港ラウンジを利用できるツアーに申し込む時には、この「往路成田空港ラウンジご利用可!」という記載と、「空港ラウンジ利用」のアイコンを目印にすれば大丈夫です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「ルックJTB」の空港ラウンジ利用対象のパンフレットに掲載されているツアーに参加すると、エコノミークラスの乗客でも、成田空港・羽田空港出発時に航空会社ラウンジが利用できます。
航空会社のラウンジは、普段限られた人しか入場できないので、海外ツアーで利用できるのはとても嬉しいサービスです。
特に、ゆったりとした気分で旅行をしたいご夫婦にはおすすめです。
皆様の海外ツアー選びのお役にたてればうれしいです。
【参考】
世界700ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」というサービスがあります。入会には「プライオリティパス」に入会できるクレジットカードを作成するのが便利です。
プライオリティパスについてはこちらの記事をご覧ください。