「JCB CARD W」はJCBカードが発行するオリジナルシリースのプロパーカードです。
このカードの特徴は、加入できるのは18歳以上39歳以下の人で学生も可、年会費は完全無料、ポイントが常に2倍貯まり高還元率であることです。
「JCB CARD W」は加入できるのは39歳までですが、39歳を過ぎてからも持ち続けることができるので、手数料無料で長く高還元率を享受できます。
デザインがシンプルなJCBのプロパーカードですから、ビジネスシーンやプライベートシーンなど、どんな場面で利用しても恥ずかしくないステータス性も持ち合わせています。
JCBが本気で開発した、若者向けの年会費無料高還元率カードです。JCBの非ゴールドカードでは「イチ押し」の1枚です。
今回の記事では、学生や新社会人におすすめの「JCB CARD W」についてご紹介します。
【JCB CARD Wはこんな人にはおすすめのカードです!】
- 年会費が無料で高還元率のカードを探している39歳以下の人や学生
- デザインがシンプルでステータス性があるカードを探している人
- Apple Payで「QUICPay」を利用したい人
- 将来もJCBカードを利用していきたいと考えている人
目次
JCB CARD Wのメリット
- 年会費は本会員・家族会員・ETCカードともに完全無料
- 入会は39歳までだが39歳を過ぎても持ち続けることが可能
- ポイントは1,000円につき2ポイント付与、還元率は他のJCBカードの2倍
- Apple Payなど様々な方法でQUICPayが利用可能
年会費・家族カード・ETCカード
加入できるのは18歳~39歳、年会費は完全無料
「JCB CARD W」に入会ができるのは、18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方、または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方です。
このカードは加入できるのが39歳以下だというだけで、39歳を過ぎてからも持ち続けることができます。他のカードへの切り替えもありません。
年会費は完全に無料です。
29歳以下限定の「JCB CARD EXTAGE」も年会費無料ですが、5年後に「JCB一般カード」に切り替えられてしまうので、このカードであれば年会費無料で長く持ち続けることができます。
家族カードも年会費無料で発行できます。
家族カードを発行できるのは、生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)の方ですが、本会員が学生の場合は申込みができません。
ETCカードの年会費も無料です。JCBではETC専用カードを「ETCスルーカード」という名称で発行しています。
「JCB CARD W」のETCカードは、「ETCスルーカード」だけで、「一体型カード」はありません。
基本スペック
カードの名称 | JCB CARD W | |
国際ブランド | JCB | |
入会資格 | 18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。 | |
年会費 | 初年度 | 年会費無料 |
翌年度以降 | 年会費無料 | |
家族カード | 初年度 | 年会費無料 |
翌年度以降 | 年会費無料 | |
ETCカード | 初年度 | 年会費無料 |
翌年度以降 | 年会費無料 | |
電子マネー | QUICPay、Apple Pay |
利用枠等
総利用枠 | カード送付時に案内 |
カードショッピング利用枠 | カード送付時に案内 |
リボ払い・分割払い利用枠 | カード送付時に案内 |
お支払い方法 | 公式サイト参照 |
お支払い日 | 公式サイト参照 |
入会と同時に「MyJチェック」に自動登録されます
「JCB CARD W」は、入会と同時に「MyJチェック」(カードご利用代金明細書の送付を停止)に自動登録されます。
原則として郵送の「カードご利用代金明細書」は発行されません。
「JCB CARD W」の特徴
JCB待望の若者向け年会費無料高還元率カードです
「JCB オリジナルシリーズ」には「JCB一般カード」「JCB CARD EXTAGE」という非ゴールドカードがあるのですが、私的にはどうも魅力を感じませんでした。
しかし、2017年10月に新発行されたこの「JCB CARD W」はかなり良いカードです。JCBが本気で若者向け年会費無料の高還元率カードに取り組んだことが伝わってきます。
39歳までしか加入できないのですが、40歳以上でも加入したい人がいるのではないでしょうか。私は欲しいです。
社会人になってもそのまま使えます
学生時代に加入した「JCB CARD W」は、もちろん社会人になってからもそのまま使えます。
この「JCB CARD W」は、デザインがとてもシンプルですが、実は社会人になるとそんなシンプルなカードが必要になる機会が意外と多いのです。
できるビジネスマンは複数のクレジットカードを持っていて、シーンによって使い分けをしています。
その1枚の中にこの「JCB CARD W」を加えておくと、必ずあなたを助けてくれる場面がやってくるはずです。
「JCB CARD W」はJCBカードのプロパーカード
クレジットカードには「プロパーカード」と「提携カード」の2種類があります。
「プロパーカード」とは、クレジットカード発行会社が独自に発行しているクレジットカードのことです。
「提携カード」とは、他の企業と提携して発行するカードのことで、JCBカードでも「ANAカード」など多数の提携カードを発行しています。
このうちの「プロパーカード」には、ゴールドカードやプラチナカードといったランクの高いステータスカードもあり、プロパーカードを持つことの最大のメリットはこれらのステータスカードを手に入れやすいことがあげられます。
カードの利用状況が良い顧客に対しては上級カードへのインビテーション(招待)が送られてくるので、将来的にJCBカードのゴールドカードやプラチナカードを手に入れたい人は、まず最初にJCBのプロパーカード持つことをおすすめします。
JCBゴールドカードの利用者には「JCBゴールド・ザ・プレミア」、さらにはJCB最高峰の「JCBザ・クラス」のインビテーションが届くかもしれません。
Apple Payでポストペイ型の電子マネー「QUICPay」が使えます
「JCB CARD W」は、後払い式の電子マネー「QUICPay」を使うことができます。
「JCB CARD W」では、次の4つの方法で「QUICPay」の利用ができます。
- 「QUICPay」専用カードを発行する
- 「おサイフケータイ」を利用する
- 「Apple Pay」を利用する
- 「nanacoカード」を利用する
- 「スピードパスプラス」(キーホルダータイプ)を利用する
- 「QUICPayコイン」(コイン型)を利用する
※JCB CARD wにはクレジットカード一体型の「QUICPay」はありません。
「QUICPay」であれば他の電子マネーのように事前のチャージが不要で、クレジットカードのようにサインをする手間もありません。
利用できる金額は2万円までで、「QUICPayで支払います」と言って端末に「ピッ」とかざすだけです。
時間を有効に利用したい人にとってはとても頼もしい機能です。
JCB CARD Wの「QUICPay」の利用方法は種類が豊富です。
「Apple Pay」の他に、全国のエッソ・モービル・ゼネラルのセルフサービスステーションでも使える「スピードパスプラス」、コンパクトな「コインタイプ」など、使うのが楽しくなるような「QUICPay」が用意されています。
ポイントプログラム
ポイントプログラムはOki Dokiポイント
ポイントプログラム名 | Oki Dokiポイント |
付与率 | 1,000円=2ポイント (JCB CARD Wのボーナスポイント1,000円=1ポイントを含みます) |
有効期限 | 2年間 |
還元率 | 0.6%~1.0% (JCB CARD Wのボーナスポイント1,000円=1ポイントを含む還元率です) |
最低交換ポイント | 200ポイント |
交換・還元方法 | キャッシュバック、他社ポイント・マイルへの移行、カタログギフトなど |
キャッシュバック | 1ポイント=3円、1ポイント以上1ポイント単位 |
ポイントモール名 | OkiDokiランド |
提携ネットショップ | 楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなど |
通常のJCBカードの2倍のポイントが貯まります
JCBカードのポイントサービスは「Oki Dokiポイント」という名称です。
「Oki Dokiポイント」は、ゴールドカードでもプラチナカードでも通常はクレジットカードの利用額1,000円(税込)ごとに1ポイントが付与されます。
そして、海外でカードを利用した時だけは、1,000円(税込)ごとに1ポイントが追加されて「Oki Dokiポイント」が合計2ポイントが付与されることになっています。
ところが、「JCB CARD W」では、国内でもJCB CARD Wのボーナスポイントが1,000円(税込)ごとに1ポイント追加されるので、国内外で利用額1,000円(税込)ごとに2ポイントが付与されます。
つまり、他のJCBカードの2倍のポイントが貯まるのです。
1ポイントは3円~5円相当の価値があるので、ボーナスポイントを含むポイント還元率は0.6%~1.0%になります。
「JCB CARD W」は「OkiDokiポイント」のボーナスポイントが付与される「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)」制度の対象になっていないのですが、それがなくてもJCBのプロパーカードの中では、とびきりの高還元率カードなのです。
「JCB CARD EXTAGE」カードのように高還元率期間が限られていないので、すっと高還元率を享受できます。
OkiDokiランドの利用で2倍~20倍に
OkiDokiランドは、OkiDokiポイントがたくさん貯まるポイント優待サイトです。
OkiDokiランドには、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどバリエーション豊かなショップが約400店出店しています。
これらのネットショップをOkiDokiランド経由で利用すると、OkiDokiポイントが2倍~20倍貯まります。
JCB ORIGINAL SERIESパートナー(優待店)の利用でポイントが最大20倍
JCB ORIGINAL SERIESパートナーとは、「JCB CARD W」を含むORIGINALシリーズのJCBカードを利用するとOki Dokiポイントが通常より貯まる優待店のことです。
例えば、スターバックスカードへのオンライン入金・オートチャージでOki Dokiポイントが10倍貯まります。
※事前にJCB ORIGINAL SERIESサイトでキャンペーン参加登録が必要になります。
※スターバックスでは店舗でのご利用分はポイント倍付けの対象となりません。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーの代表的な店舗をご紹介します。
パートナー(特約店)名 | 特典内容 |
スターバックス | スターバックス カードへのオンライン入金・オートチャージでポイント10倍 |
昭和シェル石油 | 登録・利用でポイント2倍 |
エッソ・モービル・ゼネラル | 登録・利用でポイント2倍 |
セブンイレブン | カード利用でポイント3倍 |
ビックカメラ | 登録・利用でポイント2倍 |
小田急百貨店 | 登録・利用でポイント3倍 |
ルートインホテルズ | 登録・利用でポイント7倍 |
木曽路グループ | カード利用でポイント2倍 |
福田屋百貨店 | 登録・利用でポイント3倍 |
Mammy’s | 登録・利用でポイント3倍 |
オリックスレンタカー | カード利用でポイント6倍 |
キッザニア東京・キッザニア甲子園 | 登録・利用でポイント5倍 |
Right-on | 登録・利用でポイント3倍 |
Francfrancオンラインショップ | カード利用でポイント3倍 |
THE BODY SHOP | カード利用でポイント6倍 |
アレックス | 利用でポイント5倍 |
ヌマヤ | 利用でポイント2倍 |
HMV&BOOKS online | 利用でポイント7倍 |
一休.comレストラン | 利用でポイント3倍 |
ポイントの交換先と還元率
貯まったOkidkiポイントは、最低200ポイントから交換できます。
ポイントは、ギフト券・電子マネー・各種ポイント・ポイント移行サービス・など、幅広く使うことができます。
なお、1ポイントからカードの請求金額に充当(キャッシュバック)することもできます。
主な交換先のポイント・ギフトカードと還元率
交換先・ギフト券・ポイント | 交換レート | 還元率 |
カードの請求金額に充当 | 1ポイント⇒3円 | 0.30% |
JCBギフトカード | 1,050ポイント⇒5,000円分 | 0.48% |
nanacoポイント | 200ポイント⇒1,000円 | 0.50% |
dポイント | 200ポイント⇒800ポイント | 0.40% |
au WALLETポイント | 200ポイント⇒800ポイント | 0.40% |
ビックポイント | 200ポイント⇒1,000ポイント | 0.50% |
ベルメゾンポイント | 200ポイント⇒1,000ポイント | 0.50% |
ジョーシンポイント | 200ポイント⇒1,000ポイント | 0.50% |
楽天スーパーポイント | 200ポイント⇒800ポイント | 0.40% |
セシールスマイルポイント | 200ポイント⇒1,000ポイント | 0.50% |
楽天Edy | 200ポイント⇒600円分 | 0.30% |
カエトクカード | 200ポイント⇒800円分 | 0.40% |
スターバックスカードチャージ | 200ポイント⇒800円分 | 0.40% |
Tポイント | 500ポイント⇒2,000ポイント | 0.40% |
WAONポイント | 200ポイント⇒800ポイント | 0.40% |
スターバックスカード | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
ユニクロギフトカード | 950ポイント⇒3,000円分 | 0.31% |
マックカード | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
MOS CARD | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
KFC CARD | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
コメダ珈琲店コメカ | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
ジェフグルメカード | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
すかいらーくご優待券 | 650ポイント⇒2,000円分 | 0.31% |
iTunes Card | 500ポイント⇒1,500円分 | 0.31% |
※還元率は1,000円=1ポイントで付与された場合の還元率です。ボーナスポイントは考慮していません。
東京ディズニーリゾートのパークチケットとも交換可能
JCBカードと言えば、東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーです。
貯まったOkidkiポイントは、東京ディズニーリゾートのパークチケットとも交換できます。
交換先・ギフト券・ポイント | 交換レート | 還元率 |
東京ディズニーリゾートパークチケット1枚 | 1,500ポイント⇒パークチケット1枚(7,400円) | 0.49% |
東京ディズニーリゾートパークチケット2枚 | 3,000ポイント⇒パークチケット2枚(14,800円) | 0.49% |
東京ディズニーリゾートパークチケット3枚 | 4,500ポイント⇒パークチケット3枚(22,200円) | 0.49% |
※還元率は1,000円=1ポイントで付与された場合の還元率です。ボーナスポイントは考慮していません。
※パークチケットの価格は2018年5月時点の価格です。
航空会社のマイルにも交換可能
貯まったOkiDokiポイントは、ANA・JAL・デルタ航空のマイル、ANA SKYコインにも交換できます。
交換手数料などはかかりません。
交換先マイル
マイル | 交換レート | 還元率 |
ANAマイル | 500ポイント⇒1,500マイル | 0.30% |
JALマイル | 500ポイント⇒1,500マイル | 0.30% |
ANA SKYコイン | 500ポイント⇒1,500コイン | 0.30% |
デルタ航空スカイマイル | 500ポイント⇒1,500マイル | 0.30% |
※還元率は1,000円=1ポイントで付与された場合の還元率です。ボーナスポイントは考慮していません。
JCBカードのセキュリティ対策
業界最高水準のセキュリティ対策を実施
不正検知システムを導入
JCBではカード利用に際して不正検知システムを導入し、犯罪防止に努めています。
不審な利用を検知した場合、カードの機能を一時的に停止し、電話やメールで会員に連絡を行っています。
安全性に優れたICカードへの順次切り替え
ICカードとは、IC(Integrated Circuit=集積回路)チップが埋め込まれたカードです。
磁気テープに情報が記憶されていた従来のカードに比べ、高機能のICチップに情報を記憶させたICカードは、変造や解析が難しいので、より安全性に優れています。
本人認証サービス「J/Secure」を導入
「J/Secure(ジェイセキュア)」とは、「J/Secure」加盟店でインターネットショッピングをする際、通常の取引情報に加え、パスワードを入力し、本人認証を行うサービスのことです。
第三者が会員の「MyJCBパスワード」もしくは「J/Secureワンタイムパスワード」を知らない限り、インターネットショッピングでカードが不正使用されることはありません。
「JCBでe安心」制度を導入
「インターネットショッピング」「電話・プロバイダー料金」「電話・FAXによる通信販売」の3業種で、万が一利用した覚えのない請求があった場合、すぐにカード裏面に記載のカード発行会社まで連絡をする必要があります。
カード会員は、「カードご利用代金明細書」の送付、またはインターネット(Eメール含む)にて、通知後60日以内にJCB所定の書類をご提出のうえ、被害状況の調査にご協力を行ってください。
調査の結果、第三者による不正使用と認められた場合は、請求を取り消します。
海外旅行をサポートする「JCBプラザラウンジ」「JCBプラザ」
「JCB CARD W」の会員は、海外旅行中に「JCBプラザラウンジ」「JCBプラザ」のサポートを受けることができます。
共通サービスの内容
- ご案内:JCB加盟店情報、観光情報
- ご予約 :ホテル、レストラン、オプショナルツアー、各種チケット など
- 緊急サービス:JCBカードの紛失・盗難時のサポート
- Wi-Fi 無料サービス
「JCBプラザラウンジ」「JCBプラザ」の詳細はこちら。
JCBプラザラウンジのサービスと開設都市
JCBでは、独自の海外サービス窓口として、海外9都市に「JCBプラザラウンジ」を開設しています。
「JCBプラザ ラウンジ」では、JCBプラザの共通サービスに加え、ドリンクやマッサージ機を用意してラウンジならではのサービスを提供します。また、インターネットや現地情報誌などを自由にご覧になれます。
「JCBプラザ ラウンジ」サービス
- インターネット、プリントアウト無料サービス
- 日本語新聞、雑誌の閲覧
- 現地ガイドブック、情報誌の閲覧
- ドリンクサービス
- マッサージ機
- レンタル傘サービス
- お荷物の当日中一時預かりサービス
「JCBプラザ ラウンジ」設置都市
- アメリカ:ロサンゼルス・ホノルル・グアム
- 韓国:ソウル
- 台湾:台北
- 中国:香港
- シンガポール:シンガポール
- タイ:バンコク
- フランス:パリ
JCBプラザのサービスと開設都市
JCBカードでは、「JTBグローバルアシスタンス」と提携して、海外52都市に日本語で対応可能な「JCBプラザ」を開設しています。
これらの「JCBプラザ」では日本語オペレーターに電話で問い合わせができるだけでなく、一部の都市では気軽に立ち寄ることもできます。
現地の最新情報、空港・出入国の案内、ショッピング・免税店・ホテル・レストランなどの情報を入手できる他、レストラン、観劇、コンサート、スポーツ観戦などの予約・手配を行うこともできます。
「JCBプラザ」の開設都市
ヨーロッパ | アジア | オセアニア | アメリカ・その他 |
・ロンドン ・パリ ・ローマ ・ミラノ ・ジュネーブ ・マドリッド ・バルセロナ ・フランクフルト ・ウィーン ・コペンハーゲン ・アムステルダム ・ブタペスト ・イスタンブール ・アテネ ・カイロ |
・香港 ・北京 ・大連 ・上海 ・ソウル ・釜山 ・台北 ・シンガポール ・バンコク ・ジャカルタ ・バリ ・ホーチミンシティ ・マニラ ・セブ ・クアラルンプール ・シェムリアップ |
・シドニー ・ゴールドコースト ・ケアンズ ・パース ・オークランド ・クイーンズタウン ・フィジー |
・ロサンゼルス ・ホノルル ・グアム ・ラスベガス ・サンフランシスコ ・サイパン ・ニューヨーク ・シカゴ ・オーランド ・バンクーバー ・トロント ・カンクン ・サンパウロ ・リマ |
海外旅行傷害保険
海外旅行傷害保険が利用付帯
「JCB CARD W」には海外旅行傷害保険が付帯しています。
でも、クレジットカードに付帯している「海外旅行保険」は、その付帯する条件や内容・金額によって実際には全く役に立たない場合もあるので注意が必要です。
そこで、クレジットカードに付帯する海外旅行保険を見分ける場合に最低でもチェックしたい5つのポイントをご紹介します。
- 付帯条件は「自動付帯」か「利用付帯」か
- 「傷害治療費用」「疾病治療費用」が補償されるかどうか
- 「傷害治療費用」「疾病治療費用」の補償金額は十分か
- 日本語による24時間救急サポートが受けられるか
- 医療費キャッシュレス診療を受けられるか
この5つのポイントは、そのクレジットカードに付帯している海外旅行保険が実際に役に立つのかどうかを見分けるために重要な項目になります。
「JCB CARD W」に関しても、この5つのポイントを中心に見ていくと、実際に使える保険なのかどうかの判断ができます。
海外旅行傷害保険の内容
本会員・家族会員 | 家族特約 | |
付帯条件 | 利用付帯 | ― |
傷害死亡 | 最高2,000万円 | ― |
傷害後遺障害 | 最高2,000万円 | ― |
傷害治療費用 | 1回の事故につき 100万円限度 |
― |
疾病治療費用 | 1回の病気につき 100万円限度 |
― |
賠償責任 | 1回の事故につき 2,000万円限度 |
― |
携行品損害 | 1旅行中 20万円限度 |
― |
救援者費用 | 100万円限度 | ― |
航空機遅延費用等 | ― | ― |
航空機寄託手荷物遅延等費用 | ― | ― |
日本語による24時間救急サービス | 〇 | ― |
医療費キャッシュレスサービス | 〇 | ― |
補償期間 | 3か月間 | ― |
JCB CARD Wの海外旅行傷害保険は「利用付帯」
クレジットカードに付帯している海外旅行保険には「自動付帯」の保険と「利用付帯」の保険の2種類があります。
「自動付帯」の保険とは、そのクレジットカードを所有しているだけで自動的に適用となる保険のことです。
「利用付帯」の保険とは、その海外旅行のツアー代金や航空機などの運賃を、保険が付帯しているクレジットカードで支払った場合にのみ適用となる保険のことです。
「楽天カード」など人気の手数料無料のクレジットカードの海外旅行傷害保険は「利用付帯」の場合がほとんどです。
「JCB CARD W」の海外旅行傷害保険も「利用付帯」なので、「JCB CARD W」で、事前に「搭乗する公共乗用具」または「参加する募集型企画旅行」(ツアー)の料金を支払った場合に、海外旅行傷害保険が適用されます。
※「公共乗用具」とは、JCBのWEBサイトでは、「航空法・鉄道事業法・海上運送法等に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運行される乗用具をいいます。」と説明されています。
「傷害治療費用」「疾病治療費用」が補償されます
海外旅行傷害保険の支払い事由の50%以上は「傷害治療費用」「疾病治療費用」に関する保険金だというデータがあります。
「JCB CARD W」では、最も大切な「傷害治療費用」「疾病治療費用」が補償されます。
「傷害治療費用」「疾病治療費用」の補償は他のカードでも準備しましょう
「JCB CARD W」では「傷害治療費用」「疾病治療費用」の保険金額は100万円限度です。
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の「傷害治療費用」「疾病治療費用」は100万円~200万円限度がほとんどなので標準的な金額です。
しかし、実は海外の医療費は驚くほど高額になるので、この金額では全く足りないのです。
日本損害保険協会の資料では、盲腸(虫垂炎)の手術をして2日間入院すると、ハワイのホノルルでは約256万円、アメリカのロサンゼルスでは約162万円~217万円かかるそうです。
でも、海外旅行傷害保険の「傷害治療費用」「疾病治療費用」の保険金は、他のクレジットカードの海外旅行傷害保険と合算できることをご存知でしょうか。
このことは、損害保険協会の「損害保険Q&A」にも記載されています。
十分な「傷害治療費用」「疾病治療費用」の保険金額を確保するためには、複数の海外旅行保険付きクレジットカードを準備することや任意加入の海外旅行傷害保険に追加加入することが効果的です。
そうして、「傷害治療費用」「疾病治療費用」の保険金は若い人でも最低で500万円、シニア世代の人は最低でも1,000万円は準備したいところです。
複数のクレジットカードで準備する場合には、年会費が無料で充実した海外旅行保険が自動付帯している、エポスカード、
ジャックス 横浜インビテーションカード、Booking.comカード
がおすすめです。
多くの海外旅行愛好者が、これらの年会費無料クレジットカードで海外旅行保険を準備しています。
年会費が無料で「使える」海外旅行保険が付帯したクレジットカードについては次の記事にまとめています。
日本語による24時間救急サポートが受けられます
海外で急病や怪我をした時に頼りになるのが、緊急アシスタントサービスです。
「JCB CARD W」の海外旅行傷害保険では、損保ジャパン日本興亜の「24時間日本語相談 日本語安心サービス」を利用することができます。
損保ジャパン日本興亜の「24時間日本語相談 日本語安心サービス」に電話をすると、次のようなサービスを受けることができます。
- 保険金請求に関する各種相談
- 最寄りの病院の案内・紹介
- 病院等医療機関への支払い保証
- 病人・ケガ人の移送手配
- 救援者の渡航手続き・ホテルの手配
※「24時間日本語相談 日本語安心サービス」を利用できるのは、本会員・家族会員のみです。
医療費キャッシュレスサービスを利用することができます
海外での医療費は高額になるため、現金の持ち合わせがない場合には診療を受けることができない可能性があります。
また、医療機関でクレジットカードが利用できない場合や、医療費がクレジットカードの支払限度額を超えてしまう場合もあります。
そんなこともあり、クレジットカードに付帯する海外旅行保険で、保険金額を限度として医療費を保険会社から直接医療機関に支払う「医療費キャッシュレス診療」のサービスを提供している場合があります。
損保ジャパン日本興亜の「24時間日本語相談 日本語安心サービス」では、医療費キャッシュレスサービスに対応しているので、「医療費キャッシュレス診療」に対応可能な病院を紹介してもらうことができます。
ただし、「医療費キャッシュレス診療」を利用できる病院は、損害保険会社と提携している医療機関だけになるので、世界中全ての地域で「医療費キャッシュレス診療」が利用できるわけではありません。
また、医療費が保険金額を超える部分に関しては自己負担になります。
その他の保険サービス
ショッピング保険が付きます
「JCB CARD W」には、最高100万円のショッピング保険が付きます。
補償の対象となるのは、海外で「JCB CARD W」でクレジット決済して購入した商品で、購入日(配送等による場合には物品の到着日)から90日以内に偶然な事故によって損害を被った場合に補償されます。
JCB CARD Wのデメリット
「JCB CARD W」のデメリットは、39歳までしか加入できないことです。年会費無料・高還元率のJCBプロパーカードですから、40歳以上でも申し込みたい人がいるように思えます。
一方で、いくら高還元率とは言え、0.6%~1.0%の還元率では不満に思う人もいるかもしれません。
しかし、大手クレジットカード会社の場合、プロパーパーカードのポイント還元率はほぼ0.5%なので、この部分は仕方がないのかなと思います。
また、海外旅行保険が利用付帯であることもデメリットです。「JCB CARD W」で事前に「搭乗する公共乗用具」または「参加する募集型企画旅行」(ツアー)の料金を支払うことを忘れないようにしなければなりません。
JCBカードで自動付帯の海外旅行保険が必要な人は、リボ払い専用カードになりますが、手数料無料の「JCB EIT カード」が候補になるかと思います。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「JCB CARD W」は年会費無料で高還元率のクレジットカードなので、特にはじめてカードを作る学生にはおすすめのカードです。
デザインがシンプルなJCBカードのプロパーカードですから、社会人になってからもお財布の中に入れておきたい1枚です。
将来的にJCBのゴールドカードやプラチナカードを持ちたい人は、このカードからスタートすると良いでしょう。JCBの非ゴールドカードでは「イチ押し」のカードです。
ただし、残念ながら海外旅行傷害保険は利用付帯ですし国内旅行傷害保険も付帯しません。私は海外旅行好きなので、その点だけ少し残念な気もします。
この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。