関空・ホノルル線「エアアジアX(Air Asia X)」の機材とシート・サービスをチェック!

前回の記事で、関空・ホノルル線に新規就航する「エアアジアX」の運賃とフルサービスキャリア3社の運賃の比較をしてみました。

(エアアジアのフェイスブックより) マレーシアのLCC(格安航空会社)エアアジアXが、2017年6月28日から週4往復のスケジ...

その結果エアアジアXのハワイ行き料金はどても安いことがわかったので、今回は機材・シートやサービスはどうなのか調べてみました。

今回の記事では、2017年6月28日から関空・ホノルル線に就航するエアアジアXの機材・シート・サービスについてご紹介したいと思います。

Air Asia Xハワイ路線就航のプレスリリース

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「エアアジアX」について

(エアアジアのフェイスブックより)

機材・シート・サービスのチェックをする前に、エアアジアXの概要をご紹介します。

エアアジアXは、マレーシアのLCC(格安航空会社)である「エアアジア」(Air Asia)傘下の航空会社で、2006年に設立されました。

エアアジアXは、エアジアグループの中で中・長距離の国際線路線を専門に運航している会社です。

現在マレーシアのクアラルンプール国際空港を拠点に、国外の23都市に乗り入れています。

日本路線に関しては、2010年12月から羽田、2011年11月から関空、2015年10月から新千歳に乗り入れています。

エアアジアXのホノルル線時刻表

エアアジアXの関空・ホノルル線は、月・水・金・土の週4往復で運航されます。

関空発は23時40分でホノルル到着は12時05分、ホノルル発は15時で関空着は20時45分になります。

なお関空・ホノルル線には、現在フルサービスキャリアのJAL・デルタ航空・ハワイアン航空が毎日1往復ずつ運航してる他、LCCのスクートも週4往復運航しています。

関空⇒ホノルル

TR700便 18:50発⇒07:00着(B787-8:月・火・金・土)
DL278便 21:00発⇒09:19着(B767-300ER:毎日)
HA450便 21:15発⇒09:20着(A330-200:毎日)
JL792便 22:20発⇒10:25着(B777-200ER:毎日)
D7001便 23:40発⇒12:05着(A330-300:月・水・金・土)

ホノルル⇒関空

TR701便 09:35発⇒14:00着(B787-8:月・火・金・土)
DL277便 12:08発⇒18:00着(B767-300ER:毎日)
HA449便 13:15発⇒19:00着(A330-200:毎日)
JL791便 13:20発⇒18:25着(B777-200ER:毎日)
D7002便 15:00発⇒20:45着(A330-300:月・水・金・土)

※便名の頭の記号
JL-日本航空
DL-デルタ航空
HA-ハワイアン航空
D7-エアアジアX
TR-スクート
※時刻表は2018年1月分です。
※発着時刻・機材・運航の有無は頻繁に変更になります。
 ご旅行の計画を立てる際には必ず各航空会社のWEBサイトでご確認下さい。
※( )内は運航機材

エアアジアX 関空・ホノルル線の機材・シート

(エアアジアのホームページより)

エアアジアXの関空・ホノルル線の機材はエアバス社製のワイドボディ機A330-300型機です。

現在エアアジアXでは23機のA330-300型機を保有しており、ほとんどの路線でこのA330-300型機を使用しています。

エアアジアXのA330-300型機は、一般的なエアラインのビジネスクラスに相当する座席が12席と、一般的なエアラインのエコノミークラスに該当する座席が365席の2クラスで運航されていて、座席の合計数は377席です。

エコノミークラスの前方部分には「クワイエットゾーン」というエリアが設定されています。

この「クワイエットゾーン」はノイズ(騒音)を最小限に抑えた静かなエリアで、10歳以上で乳児を帯同していない乗客だけが座席を指定できます。

また、エコノミークラスの各セクションの最前列には足元が広いシートがあり、このシートは「ホットシート」と呼ばれています。

  • プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス):12席(2-2-2)
  • スタンダードシート・ホットシート(エコノミークラス):365席(3-3-3)

【 エアアジアXA330-300型機のシートマップ】


エアアジアX関空・ホノルル線 A330-300型機のシート

プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)

(エアアジアのホームページより)

エアアジアX A330-300型機のプレミアムフラットベッドは、機体最前方に「2-2-2」の配列で12席が装着されています。

エアアジアXのwebサイトによると、シートピッチは59インチ(約150cm)と広く、シート幅も19インチ(約48cm)あります。

このシートはリクライニングさせるとフラットにはなるのですが、リクライニングの角度はやや斜めで180度にはならない「ライフラットシート」です。

エアアジアXでは、機内のエンターテインメントは「Xcite Tab」というタブレット端末を有償でレンタルして視聴するので、座席には個人用モニターは付いていません

なお、プレミアムフラットベッドを利用する乗客には機内食が無料で提供され、枕やブランケットも無料で利用できます。

レギュラーシート(エコノミークラス)

(エアアジアのホームページより)

エアアジアXA330-300型機のエコノミークラスには「3-3-3」の配列で365席のシートが装着されています。

エアアジアXのエコノミークラスシートで注意しなければならないのは、A330-300型機なのに「3-3-3」の配列で横に9席も配置されていることです。

どういうことかと言うと、フルサービスキャリアが国際線で使用するA330-300型機のエコノミークラスの場合には、通常「2-4-2」の配列で横に8席しか配置されていないのです。

例えば、関空・ホノルル線のフルサービスキャリアの機材では、胴体幅がエアアジアXのA330-300型機と同じハワイアン航空のA330-200型機のエコノミークラスにも、「2-4-2」の配列で横に8席しか配置されていません。

※ご参考

【ハワイアン航空A330-200型機シートマップ】

東京・ホノルル線を運航しているフルサービスキャリアの機材では、チャイナエアラインのA330-300型機も大韓航空のA330-300型機も、エコノミークラスは「2-4-2」の配列で横に8席しか配置されていません。

つまりエアアジアXのA330-300型機のエコノミークラスは「3-3-3」の配列で横に9席も配置されているので、シートの横幅は他のフルサービスキャリアのエコノミークラスよりも狭いということです。

エアアジアXのwebサイトによると、エアアジアXのエコノミークラスのシートピッチは31インチ(約78cm)と国際線エコノミークラスの標準的な広さですが、シート幅は16インチ(約40cm)と一般的な国際線エコノミークラスよりも3~4cm狭いようです。

料金が安いLCCは一度に多くの乗客を運ばなければならないので、シートの快適性を犠牲にしているのですね。

なお、足元が広い「ホットシート」と周りが静かな「クワイエットゾーン」のシートは、航空券購入時に「プレミアムフレックス」という運賃を選ぶと座席の指定ができます。

なお、エコノミークラスの座席にも個人用モニターは付いていません。

エアアジアX関空・ホノルル線 A330-300型機のサービス

エアアジアXの運賃タイプとサービス一覧


機内食のサービス

LCCでは基本的に機内食やドリンクは全て有料になります。

しかしエアアジアXでは、プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)の乗客には機内食が1食無料で提供されます。

またエコノミークラスでも「プレミアムフレックス」料金の場合には、機内食が1食無料で提供されます。

機内食はエアアジアのホームページで事前に予約をすることもできます。

エアアジアホームページ「エアアジアX機内食」はこちら

機内でのエンターテインメント

エアアジアXでは、機内のエンターテインメントは「Xcite Tab」というタブレット端末を有償でレンタルして視聴することになります。

【「Xcite Tab」の料金】

  • 機上でレンタルする場合には60マレーシアリンギット(約1,550円)
  • 事前予約の場合には49マレーシアリンギット(約1,260円)

そのため、座席には個人用モニターは付いていません。

エアアジアホームページ「機内エンターテインメント」はこちら

※注意!大きな音が出ます!

枕・毛布などのサービス

プレミアムフラットベッド(ビジネスクラス)の乗客は枕や毛布を無償で利用できますが、エコノミークラスの乗客は有償となります。

  • 毛布レンタル:10マレーシアリンギット(約250円)
  • コンフォートキット購入(枕・アイマスク・毛布):49マレーシアリンギット(約1,260円)

エアアジアXの機内販売商品はこちら

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

エアアジアXの料金は安いのですが、LCCなので当然のことながら機材やシート・サービス内容はフルサービスキャリアとは異なっています。

搭乗時間が短いアジア路線では気にならなかったシートの狭さや機内エンターテインメントに関しても、ホノルルまでの飛行時間を考えると不満に感じる人が多いと思います。

私個人としては、この歳になって狭いLCCでハワイまで行くのはかなりつらいので、LCCを利用することはないと思います。

ただ、LCCは若い人を中心に料金の安さを追求する層にはかなり受け入れられているので、今後LCCやフルサービスキャリア各社がどのようなサービス展開を行っていくのかを楽しみに待ちたいと思います。

この記事がみなさんのお役に立てばうれしいです。

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